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サービスリリース前日の今日。三つ子の魂と向き合う

去年の年末、病院に行って検査をしてもらってきた。
「想像力が弱い」のが原因と言われて、そんな馬鹿なと思った。



僕は電車の乗り換えが苦手で、直近の電車移動では1回の往復で4回電車の乗り過ごしている。乗り換えを間違えることはほとんどなく、シンプルに乗り過ごす。入り口の近くに立って外を眺めていても乗り過ごすときには乗り過ごす。
1つの駅にたどりつくのに2~3往復は珍しくなく、4往復目であきらめて歩いて帰ることもよくある。

もうちょっと日々気をつけないと...と思っていた。


似たような話で、
小さい頃から時間を守ることがとても苦手ある。
ちょっとずつうまくなってきている気はするが、超大事なミーティングとかで気合いを入れて30分前に着いても、本読んでたりすると予定より30分時間が過ぎてしまっていたりする。



こういうことに改めて向き合ったり書いたりするのはすごく難しい。

そもそも誰しもそういうものはあって、それなりに工夫をして生きているはずである。
それに自分が苦手だからその失敗を受け入れてくれとか、許してくれとか開き直っているわけでもないく、うまくやっていけるようにがんばるべきだとしか思っていなかった。



そんな中、去年あることがきっかけで、いよいよちゃんと調べてもらおうということになった。数時間の検査とカウンセリングを3回受けて、いろいろ教えてもらった。


目からうろことはこのことかと、さすがプロはすごいなと思った。
(しかし、それでもやっぱり、多くの人がそれぞれ生きていく上で「普通」に対して悩みはあるよなぁと思っているし、自分の弱さを主張するのはそれによって許しを求めているようで抵抗を感じる.....が今回は教えてもらったことの備忘録を言い訳に少しだけ書いてみることにする。)


結局のところ色んな問題の根元は、冒頭で書いた想像力の弱さなようである。より具体的には、「目の前のことが全て」という状態になりやすいということのようだ。
で、それによって、多くの人が苦手とすることが、とても苦手という状態になっているようである。(上の時間とかの問題以外にも、揉めたときに全力で揉めるなどがある)


この「多くの人が苦手とすることが、とても苦手」というのはやっかいなようで、というのも苦手な人が多い分、それみんな苦手じゃんとなるのである。
乗り過ごしあるよねというのと、よく何往復もしているというのは、同じことに見えるし、正直僕から見ても大差ないように思えなくもない。


だから、というわけでもないが、やはり工夫してうまくやっていくのが現実的なんだろうと思う。
実際、小さい頃から仕組み作りをして回避しているということもカウンセリングを通して分かったことであった。(外に出るときこの線を越えたら、鍵閉めたかの確認に家に帰らないとか、そういうものがたくさんある)


だいぶグダグダと書いてしまったがとにかく、やはり程度の差でしかないという意識で生きていくことにしたのが現時点での結論である。


ただ、その中でも悩んでいる大きい問題がある。それは信頼の問題だ。
時間に遅れるのもそうだが、やると言ったことで予定の期日を大幅に超えてしまうことを繰り返している。
どれも忘れているわけではなく、消極的になっているわけでもなく、遅れた分を取り戻せるくらいのものをやるぞーーーーと思っているが、大幅な時間のずれが不信感につながるのは当然のことである。

本当にたくさんの(ここにこの流れで具体的に書くのはイクスキューズになるので書かないが)諦められたものがあり、どうしたものか悩みつつも、それでもやはり挽回を狙い続けているというのは自分でも滑稽に思えるときがある。


そんな中、3月1日に新しいサービス出す。
また信頼を失うかもしれない。
怖いというよりむしろ、自分でもうんざりしている。

起業して14年たつので、14年ずっと自分にうんざりしているのかもしれない。でも、うんざりの響きとは裏腹に14年ずっと前向きに作り続けている。


いつも今度こそと思っていて、そこには今度こそ最高のサービスにするという気持ちと一緒に、今度こそは三つ子の魂を越えて行きたいという超個人的な気持ちがある。


今度こそ


余談

前半の話に関連して、先日読んでいた漫画に出てきた話で興味深いものがあった。
僕と似た特性の人についての記述で、かばんの中はいつもお菓子のくずとかでざらざらしているという記述があって、うへぇそれもか、と思った。
僕は高校生の時に何度もエナメルバッグの中でバナナの皮を腐らせてしまってすごいことになっていたのだが、まさかつながっているとは思わなかった。
もうバッグの中でバナナを腐らせることは今はない。成長してるんだなと思った

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