今日はマイバースデー! 33歳になりました！

今年の自分への誕生日プレゼントは（懐かしの）ステルスレイダー！🙌🙌🙌

知ってますか？ハイパーヨーヨー

見た目はただのヨーヨーなんですが、駄菓子屋さんにあるようなヨーヨーと全然違うんです。とにかくかっこいい。

いやかっこいいだけじゃなくて、出来る技の種類とかめちゃくちゃすごいんです（語彙力）

小学生のとき、このステルスレイダーが欲しくて欲しくって。
ちょうどそのころコロコロコミックの中にも出てきたりで、とにかくその「ステルスレイダー」を使ってすごい技ができるようになりたい。

そんな僕はお母さんに必死に伝えました。
・ヨーヨーの種類ごとに特性があること
・その特性による技の出しやすさの違い
・自分のやりたい技
そして、この流れを踏まえてのステルスレイダーの重要さについて。

もちろん買って欲しいという気持ちがあったから話したのですが、同時にステルスレイダーの魅力を知って欲しいとも思っていました。
お母さんにもステルスレイダーを使って欲しいと思っていたかもしれません。

何日にもおよぶ熱弁（？）のおかげで、しばらくして僕はステルスレイダーを手にすることができました（お母さんがお母さん用を買うまでには至りませんでしたが笑）。
そのヨーヨーが、最終的に一番使ったヨーヨーになったんじゃないかと思います。

それから数年経ち高3になった僕の興味は数学に移りました。
ネットで仕入れた情報を元に、高木貞治の解析概論という本を手にした僕は「これが...!数学...!」と驚愕し、この魅力をみんなにも知って欲しいと思いました。ヨーヨーと同じノリですね。

そしてまた周りに話し始める。ヨーヨーのときと違ったのは、親も含め友達もあまり興味を示してくれなかったこと。
こんなに面白いのに...! 俺の伝え方がつたないばかりに...!と、手を変え品を変え繰り返していました。
その興奮が冷めやらぬまま、僕は数学科へ進みました。

さらに年月が経ち、映像授業、プログラミング、写真、講談、呪術廻戦と、ヨーヨーのときと同じノリが続いています。

こんな感じで僕にとって、ハイパーヨーヨーと数学と呪術廻戦は同列の存在。
学びとは、面白いと興奮し、身近な人に共有したいというループそれ自体でした。

そんな原体験から、「学ぶ」ってもっと無目的でいいんじゃないか、遊びと垣根がなくて、興奮をまとっていて、誰かに話したくて居ても立っても居られなくなるような、そういうものであっていいんじゃないかと思っています。
そうであるべきとかではなく、そういう世界も追加したいなと。
そして同じようにもっと他の人の好きなものや魅力に感じたものにも、触れていきたいなと。
（このイメージは創業当時からずっとあって、会社の理念「好きに好きを重ねていく」も、これがベースになっています。いろんな好きをみんなで重ねていきたいなと。）

で、ここからが本題なんですが、

そんな自分の原体験をサービス化できないかなーとずっと考えてたんですよね。
YouTubeとかTwitterとかでもそういうことやってる人たくさんいるし、それでいいのかもと思ったりもしていましたが、もっといい形があるはずだと。

それがついに、去年の初冬くらいにこれだという形に行きつきました。降ってきたというより、やってきたことが収斂していく感じで。

具体的にどんなサービスかはまた別の機会に書きたいと思いますが、言うなれば

「しゃべってみた」で学ぶ世界。

歌を聴いて衝撃を受けたり感動したりして歌ってみるのと感じ感覚で、衝撃を受けたり感動した話をしゃべりたい、という人の背中をそっと推せるようなサービス。（自分が子どもの頃にこのサービスがあったら、ヨーヨーの話も数学の話もここでしてただろうなと思えるような）

他の人のしゃべってみたを聞く
→自分でもしゃべってみた
→それを他の人がまた聞く

が連鎖していくことで、学び方も学びに対するイメージも全く新しいものになるのではないかと。

そんな妄想を日々膨らませながら、開発を進めています。

サービス名は「音色: ねいろ」
（ドメインも半年くらい前に取得しました🙌）

激アツなサービスに仕上げますので、先行登録して頂いたり、お友達等に紹介して頂けるとうれしいです。

「音色」先行登録はこちらから

33歳。
「ついに三十路！」とかじゃないので数字的にはあまり感情が動かない年齢ですが、この1年もまた大事な年にしたいなと思います。
この1年もどうぞよろしくお願い致します。

## 余談1
昔テレビ番組で、ある動物園のチンパンジーが野菜が嫌いなのを飼育員はどうやって食べさせたでしょう？みたいなクイズをやってたんですが、記憶にある人いますか？
その番組の中で回答者が、おいしい味付けをしたとか、焼いたとか色々答えを出してたんですが、答えは....
「飼育員さんがおいしそうにその野菜を食べる」
でした。
これが事実かどうかは知りませんが、僕にとってつくりたい体験はこれに似ているなと思っています。（なので、資格とか役に立つとかになかなか興味が持てません。持とうとは思ってるんですが）

## 余談2
僕の映像授業は、まさに自分の好きなことを話したいというモチベーションで作り始めたものでした。だもんで、当初から教科も分野も特に設ける感覚がありませんでした。
集団授業もちゃんとやったことがない、予備校にも通ったことがない中で、映像授業DVD作り始めた19歳の僕にとって映像授業を作ることは、「教育」という壮大なものにつながるようなものでは全くなくて、ハイパーヨーヨーだったわけです。（今思い返してみれば）