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オーガニックの勘違いその②

大規模化以外に生き残れない?

令和5年。農家の平均年齢は68歳?を越えているかも知れません。
帰郷七年目。周囲を見回すと確かに若手と呼ばれる農家さんもチラホラ見かけるが、集落に一人程度でないかしら?
代わりに年金受給世代が鉄人となって農業を営んでおられる。
規模拡大に邁進しているいわゆる事業法人化の皆さん。
傍らで、適正規模(単独で可能な範囲のこと)で経営しているみなさん。
見回すと、同世代か若干若い世代ばかり。
50年前の農協職員時代。
振り返ると、専業農家と呼ばれる皆さんは、旧村全体で、300~400人は居られた。
それが現在は、60歳以下で10名居るかどうか?
全国的にも同様の傾向であろう。

農家数の減少は、死亡に伴ってますね!

知りうる範囲で稲作は、最低でも20ha規模でないと生き残れない。
売り上げで、最大に見積もって2,000万円程度だろうか?
勤め人と同様、これは可処分所得ではない!
最大の相違は、投資額。
仔細は知らないが、農機具だけでも、
①田植え機
②トラクター
③コンバイン
④乾燥機&もみすり機
⑤軽トラ
これは必須。このほかに、小物の消耗品が多数必要になる。
合計で5千万円ほどになろうか?
10年で償却すれば、年間500万円の経費。
以外に、燃料費、肥料、農薬、防除費、用水費etc。
どうだろう? 申告所得で五百万円くらいはあるんだろうか?

村は畑が多い地域。
隣村は、元来が畑作地帯。
青やと呼ばれる野菜生産地帯になる。
稲作と同様に野菜農家も大規模化が進み、50ha~60haも経営している皆さんも居られる様子。
多くの海外労働者を雇ったり、作業委託したりしている。
事業であれば、当然だが、経費の削減、経営の効率化を目指すことになる。
肥料、農薬は経費。経費を如何に削減するか?に重点が置かれる。
畑で収穫し、箱詰めし、大型トラックで運び出す光景も日常になっている。

現在は過半の野菜大規模農家はフォークリフトを持ち込みしている。

堆肥を使うこととOrganicの相違

堆肥を散布している大規模農家さんも稀に見かける!
極々、まれな光景だが、大型の散布機を使い堆肥を投入している。
中身まではわからないが、需要ものサイドの要請がある!とも聞こえる。
が、白菜にしろ、キャベツにしろ、人手をかけて栽培する以上は敵が大別すると二つある。
その1,秋野菜までは雑草が敵
その2,病害虫
過半の大規模農家は、除草剤を受付時に散布する。
そうしないと草に養分をとられることになる。
むろん、病氣はもっと怖い!
全滅の憂き目をみることになる。

而して、大規模農家の過半はOrganic<経営が優先する。
現実に目を向ければ、野菜農家も稲作農家もOrganicはあり得ない。
皆さんがそちらに目を転じれば、とりわけ、野菜は価格の乱高下を繰り返すことになる。
まじめにOrganicを貫いてる皆さんも存じ上げてるが、普及はすまいね!
一方で今年から農業参入の障壁が小さくなった!と云うか無くなった。
なにを意味しているのか?
考えられるOrganic農場は、
1)個人経営
2)リスク共有の参加型農場
の二つかしらね?
もうひとつの方策があるね!
自給自足!
あるいは、我が家のごとく、農産物をいただくことで食卓を潤す方式かな?

障壁が無くなったことでこんな事業者も現れている。
先に政府は銀行法を改悪し、銀行が中小企業を傘下に置けるようにした。
農業も、同様に売買の対象になるんだろうな~
だって、後継者なんぞ居ないもの!!

SNSに時折流れている!





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