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【メルカリ体験談】過去をたのしく手放したはなし


実家はアナタの物置きじゃないのよ…ってセリフあるよね。


わたしも日本で一人暮らししていた部屋を引き払った際、私物をそのまま実家にぶち込んでしまいました。
そのまま放置すること10年。
ん?11年?or more?

マンションから荷物を実家に運び、自分はスーツケース1つで逃げる様子のイラスト
犯行の手口。スーツケース1つでワーホリという名の高飛び。


ずっと心に引っかかりつつなんでこんな長いこと整理できなかったのかというとやはりホラ外国に住むことになったから。

2週間やそこらの一時帰国では無理だった。
一時帰国はたたかいなんです。
やりたいことやらなきゃいけないことをやるたたかい。
やるべきことまで手が回らんのです。

そんなわけあって、今回日本にプチ移住が実現して、置いてきた過去のモノとゆっくり向き合う時間が持てたのは人生の宝でした。

しかも、それらのモノを手放す手段としてはじめたメルカリの、出品のプロセスが色んな意味でたのしかった。

今日はそこんとこをくわしく振り返ってみます。

プロセス1:出品したいものを洗う。


メルカリに出したいものを洗ったりクリーニングしてると
「ちゃんとキレイにして別れた」という自負が自己肯定感を高めてくれます。
清々しい気分になります。

ボロ雑巾のように捨てられたとは言わせません。

汚れこんなに落ちるんだ!といううれしい驚きもありました。

「洗える着物」なんて10年前にこぼしたとおぼしきワインか何かのシミがシャワーでサ〜っと落ちて、ビショビショのまま干しておけばシワもピシッと伸びるんですよ。
すごいです。洗える着物ってやつは。

ハンガーに突っ張り棒をつけると着物ハンガーになるという図解
きものハンガー無いときはこう!

プロセス2:写真を撮る。

洗浄と状態確認後はできるだけ鮮明で
見栄えのいい写真を撮ります。
お見合い写真みたい。

このあたりでモノたちからは
「アンタねえ10年以上も放っておいて急にチヤホヤしたっておそいんだからね!洗ったり写真撮ったりどういうつもり!?」と怒りと動揺の声が聞こえてきますが「まあ悪いようにはせんから」と説得して続けます。

この工程のおかげでわたしも、きっともう2度と出会うことのないモノたちのハレ姿を写真に残せてうれしい。
もういらないけどわたしたちズッ友ダヨ!

プロセス3:説明文をつくる

購入した時期や場所、
使用した回数、
お気に入りのポイント、
時にはシミやキズの位置。

説明文つくるためにがんばって思い出そうとしてたら、普段ならなかなか到達できないディープな記憶の世界に行ってきました。

20代のころの写真があんまり残ってないわたし。
ああ、そんなことあったなあ、そんな生活してたなあ〜、あんな部屋に住んでたなあ〜って、最後に記憶の旅に連れて行ってくれて、モノたちどうもありがとう。

プロセス4:値段をきめる

メルカリって、べつに大勢が納得する価格にしなくていい。
日本中でたった1人、買いたいという人がいればいい、というのがなんか面白いですよね。
早く売れるのもうれしいけど、大事にしてくれる人に見つけてほしい。
そのための適正価格ってなんなんだろう?と深く考えさせられました。

プロセス5:発送ラク!

10年はなれて暮らしているあいだに、日本はかくも便利になりにけり!
我たまげたり!

宛名書き不要、送料計算不要。売れたらコンビニもっていくだけ。さいこうです。
一時期行きすぎて地元のコンビニではもう「メルカリの人」って認識されてそうです。

評価でホッコリ

購入された方からの評価で
「とても気に入りました」とか
「状態がいいです」とか
「ずっと探してました」
「今週末つかいます!」とか書かれてると、
うれしいなあ、あのコ(モノ)たちは未来に旅立ったんだなあ、って。
うれしくなりました。

わたしが成人式で首に巻いたフワフワがこんなに時を経て今年知らないだれかの首でフワフワしてるかもしれないなんてすごいです。

このフワフワ。当時はぜったい巻きたかった。自分で買うほどに。

メルペイというへそくり

そんな楽しい取引を続けるうちに溜まっていったメルペイポイント。

はじめは生活費の足しにと思ってたんだけど、いざ額面を見つめてると気が変わった。
「生活費に使うの、もったいなくね?」て。

だって、いらないものを売って、感謝してもらって、手に入れたお金ですよ。
そんなの自分を甘やかすために使っていいに決まってるじゃないですか。

ということでメルペイは、普段なら罪悪感にさいなまれるような使い道専用にしています。

サービスエリアでちょっと高いじゃないの!でも美味しそうじゃないの!っていうスイーツを買うとか。

最近メルペイってコンビニやお土産屋さんとか、だいたい使えますよね。べんり〜。
メルペイが通用するところではわたしはいつもよりちょっと太っ腹になります。

メルペイでソフトクリームを買うわたしのイラスト

まとめ

以上、まとめると、

メルカリでものを売ってみたら
心もお部屋もスッキリして、
思い出も振り返れて、
自分の中の商人精神みたいなんも発見し、
感謝されてうれしくなって、
心置きなく使えるへそくりもできたという
いいはなしでした〜


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