2024/5/6週|小さなクリエイティビティとメンタルは密接に繋がっている
あまり考えたことのなかったクリエイティビティとメンタルの関係が気になって購入した『なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?』を読んで、クリエイティビティとメンタルヘルスの関係性について新たな視点を得ることができました。
本書で、特に注目すべきは、「リトルC」という概念です。
誰もが日々発揮できる小さなクリエイティビティこそが、メンタルヘルスの鍵を握っていると著者は説きます。
リトルCを含めた概念の説明部分を一部引用します。
"クリエイティビティ" というと特別な才能を持った一部の人のものと思われがちですが、著者は誰もが発揮できる「リトルC」の重要性を説いています。
例えば、本書であがっている例は下記のようなものです。
・レジ打ち係の人が、買いものかごに商品をいかに無駄なくきれいに入れるかを工夫することでお客さまに喜んでもらう
・バスの運転手が、降りる乗客に対して、「後ろから自転車がきているので、気を付けてください」とマイクでひと言アナウンスをする
・ビルの清掃員の人が、来客したお客さまに、「いらっしゃいませ」とひと言声をかける
リトルCを発揮するためには、ポジティブな感情や活性(エネルギッシュで意欲的な状態)といった「メンタル・リソース」が土台になると著者は指摘します。メンタル・リソースが整うことで、リトルCが発揮しやすくなり、仕事への熱中や没頭につながっていくのです。つまり、メンタルの健康とクリエイティビティは密接に関係しているのです。
多くのビジネスパーソンが仕事にやりがいを感じられずにいるというニュースをたまに見かけます。
その背景には、仕事の性質に中々クリエイティビティを発揮する機会が減ったことがあるのかもしれません。そんな中で、誰もが日々の小さなクリエイティビティを大切にすることが、メンタルの健康を保つことにつながるというのは個人的に示唆を得た点です。
組織としても、生産性を追求するあまりクリエイティビティを阻害しないよう留意が必要そうですね。一定の自由度を認め、リトルCが発揮できる環境を整備することが、社員のウェルビーイング向上につながるのではないでしょうか。
自分としてもリトルCを意識して行動していきたいと思います😎
📓この記事について
株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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