見出し画像

2歳半健診ってどんなだった?

先日、たまたま都合がついたので長男を2歳半健診に連れて行きました。いや「連れて行く」なんて恐れ多い、長男は4回目の健診、対して私は初健診だったので、胸を借りるつもりでお連れした、というのが正しいですね。
健診では長男の発達状況を知ることができ、また勉強になることも多々あったので、記録に残そうと思います。

【身体測定】
まず手始めに身長計と体重計ですが、長男はこういった器具を警戒する傾向があり、今回もじっと目を逸らさず微動だにしません。ビビって泣きわめくというわけでもなく、自分からは近づかないスタイルなので、ここは素直に父である私が無理やり乗せます。体の強張りから緊張感がひしひしと伝わってきますが、無事に完了。
続けて頭囲を測りますが、これは器具じゃなくて巻き尺なので大丈夫。ハチマキみたいにしてもらってちょっと嬉しそう。
何となく周りの同じ月齢の子の記録を聞いていましたが、我が長男は頭囲部門1位でした。笑

【発達検査】
検査というほどのものではないですが、指先の器用さや言葉を理解しているか、目で見たものを自分で再現できているかなどを、どの程度のレベルなのか見ているように感じました。

まずは積み木です。保健師さんがまず目の前でお手本を見せます。長男は積み木は好きな方なのでニコニコしながら積極的に積み上げていきます。8個の立方体の積み木を難なく積み上げていました。

次に4つの積み木を使ってトラックを作り、それを走らせます。トラックは積み木を3つ並べて端っこにもう1個乗せて完成です。お手本と自分のを見比べながら上手に再現していました。そしてそれを両側から指で押さえながらクネクネとリズムよく進めていきます。これも見様見真似で器用に走らせていました。非対称な構造の理解と許容、左右の指の力加減のバランスが取れていないとうまくできないとのことです。

お次は積み木を2個、少々隙間を開けて並べその上中央に1個置きます。丁度鉛筆が通れるような「門」です。
ちょっと難しいんじゃないかなと思いましたが、親の想像を裏切るのが子ども。頃合いの隙間を開けてきれいな門を作りました。
これは積み木を並べる間隔もそうですが、積み上げる順序も大事です。最初に8個積み上げたときのように、1個置いた後その上に置こうとすると崩れます。2個並べてから上に置くとうまくいくことに気づくかどうか。普段家で遊ぶおもちゃが、例えば磁石なんかでくっつくようなブロックだったら、門はうまくできないことが多いとのことです。

長男は家ではナチュラルテイストの木の積み木を使い、既に父親を超える創造力でアーティスティックな造形物を作っているので、非対称だとか、きれいに揃っていないだとかそういうことには寛容であるし、重力の厄介さにもうすうす気づいているようです。

長男の作品1
長男の作品2

次はお絵描きです。
と言っても小さい丸と大きい丸を書くだけです。保健師さんが「おおきーいまるー」「ちーさいまるー」と言いながらお手本を見せてくれますが、
「この人何言ってるの?」
と言わんばかりの、それでいて
「真似して書いたら褒めてくれそうだけど、自分の好きなようにも書きたい」
というような、迷いの感じられる奇妙な図形を描いておりました。
普段馴染みのない言葉だからなのか、積み木のときほど自信は無さそうな感じでした。

続いて会話です。
「お母さんどこにいる?」と聞かれましたが息子は肩をすくめながら照れくさそうに笑っています。これも普段しない会話なので何と言えばいいのか分からないのでしょう。模範解答は例えば「おうちー」だそうです。
家ではどんなことを喋りますか?と聞かれたので、
「あおーブー(青い車)」や、「きいろーちょうちょう」、「かっこう(信号機)」ですねと。自分の好きなものの言葉はすぐに覚えて言葉に出すようであればとりあえず心配する必要はないとのことです。
ただし、来年の3歳半健診でもこの調子であれば、専門の先生に見てもらうことになる とのことでした。
言葉が遅いのは本人のおっとりとした性格も要因の1つですが、親が気を利かせて先回りすることもあまりよくないようです。
しっかり本人の主張を待つ、引き出す努力をしていこうと思います。会話のバリエーションを増やしていくことが課題ですね。

お気に入りの「ブー」たちと「かっこう」

ここで少し相談。
1歳の弟に自分のおもちゃを触られると、顔を攻撃したり突き飛ばしたりします。なかなかやめてくれません。
これは、言葉が遅いことも関係しているようで、嫌なことをされたときに何と言えばいいか分からないから手が出てしまう。例えば「やめて」とか「だめよ」と声に出して言うように教えれば、手が出ることも少なくなるんじゃないか ということでした。
これは早速実践してみようと思います。

【歯科検診】
虫歯にならないようにするには、歯磨きをしっかりやる ということよりも食生活を気をつけることが大事。おやつは1日1回3時頃が適切。夜は絶対ダメ。アメやチョコは虫歯になる確率が高いので気をつけるように―
とりあえず虫歯は無かったようです。食生活も少し乱れている感があるので、これを機に夫婦で見直そうと思います。

下顎が出ているのが気になっていたのでみてもらうと、かみ合わせは大丈夫とのことなので受け口ではなさそう。幼児ではよくある「クセ」とみていいようです。
よだれがとにかく多いことも相談してみましたが、多いこと自体はすごくいいことなので問題なし、垂れてくるのは口が開いているからなので、普段から口を閉じる練習をやっていくしかない、と言われました。
私自身も幼い頃母親に「アゴ出てる(怒)」と言われ続けていたことを思い出しました。地道に伝えていくしかないですね。

その流れでフッ素塗布をしてもらいます。長男はマスクに手袋をはめた人を見るとやっぱり警戒するのか、声も出さずに私にしがみつきながら塗布してもらっていました。
次の塗布は1年後ですが、でぎれば半年後に歯医者さんに行って自費になるけど塗布したほうがいいとのことなので、やっておこうと思います。

【食事について】
待ち時間に管理栄養士の方が声をかけてくれて、おやつの話をしました。
おやつの回数は基本的には1日1回。保育園でおやつが出ている場合だと、帰ってきてからはあげないように。親が夕食の準備をしている間かまってあげられなくて、おやつをあげちゃう気持ちはとてもわかるけど、夕食をしっかり食べられなかったり、虫歯になる確率も高くなるので、何とか与えない努力をしてほしい。とのことでした。
なかなかどう努力すればいいのかピンと来ませんが、とりあえず我が家では
・夕食の時間を早める
・豆乳でつなぐ
・都度興味のあるもので気をそらす
などの手法を使い、何とかしのいでみようと思います。

【内科健診】
例によって硬直。聴診器をお腹と背中に当ててもらい、その後不意にちんちんの確認。「むけますね。たまたまも降りてますね」と。そこも確認されるのか。
何とも言われなかったのでとりあえず問題はないようです。


以上で2歳半健診は終わりです。
実は1歳半健診のとき、間接的に発達障害を疑われていたのですが、今回はどうだったのでしょうか‥
親としては、普段の様子を見る限りなんの問題もなくすくすくと育っているようには見えます。
周りからどう思われていても、愛する息子には変わりないので、これからもしっかりと成長を見守っていきたいと思います。

少しでも心に響いたなら嬉しいです。