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歴史あふれる街並み、心揺さぶられる増毛町(ましけちょう)2

みなさんこんにちは。
紅里です。

昨日の続きです。

今日は旧商家丸一本間家と増毛小学校旧校舎を巡ります。

旧商家丸一本間家とは

約120年前の明治時代の姿をそのまま現代に伝えている旧商家丸一本間家(きゅうしょうかまるいちほんまけ)。
屋根瓦の一枚一枚には家紋が彫り込まれ、壁面や門柱には洋風の装飾が施されるなど 当時の建築職人の心意気が感じられます。
本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。
現在は建物の大部分が修繕・復原され、店鋪や居宅部を含む、 広大な建物の内部を見学できるようになっています。

増毛町HP

立派な外観。
絵になる~。
入館料400円を支払い早速中へ。
まずは呉服店舗に案内される。

呉服店舗

こういう建物が増毛にあることも知らなかった。
昔、増毛はニシン漁で景気が良かったとはいえそもそもは小さな港町。
それでこの規模の家を建てたのだから本当に豪商だったのだと思う。

奥の間 
廊下
奥帳場 すごく天井が高い。電灯がなかった時代に少しでも明るい環境で効率的に仕事ができるよう明かり取りの窓
茶の間 写真じゃわかりづらいがこの神棚はすごく大きい
通り庭 魔除けがある
上勝手 家人が食事をする場所
客間
開かずの金庫だったのかな
呉服蔵
2階に上がる途中にあったステンドガラス
醸造蔵
屋号入りの瓦

20年以上の歳月をかけ明治35年に完成したとのこと。
重要文化財に指定されるだけあるね。
戦中戦後の激動の中で事業を少しづつ縮小し今は國稀酒造の営業を続けています。
時代だね。

さて、旧商家丸一本間家を見学中、増毛小学校旧校舎が5/3から5/5まで特別に建物内を開放すると聞きました。
特別というワードに弱い私。
早速見に行きます。

増毛小学校旧校舎は小高い丘の上にありました。
これは景色が良さそうだ。
丘を上がると・・
え!エモい!!

増毛小学校旧校舎
この引き戸は中々渋くて閉まらない

まるで映画に出てくるような小学校だ~。
旧増毛小学校は1936年に建築された戦前の木造校舎で2012年3月まで使用されていたそう。
現存する道内最古にして最大の木造校舎だ。

中に入り、案内の方が色々説明してくれた。

長い廊下
教室 歴史的な展示物もある
大正などの貴重な集合写真
すごい数の古い写真
木の机と椅子
授業開始を知らせるベル
オルガン

当時の写真が残っているのがすごい。
画像にないが卒業アルバムなどもあった。
これらの物を一体どこにしまっていたの?

廊下に時計、あったかも〜

運動場、いまでいう体育館なんだけど。
運動場の下に横の木の看板で微かにアルファベットが見えるの、わかる?
これ、昭和20年にGHQがニシン漁の視察に来た時にここを運動場兼休憩所として使用したんだって。
それで「Indoor Gymnasium」の看板がついているんだとか。

体育館
椅子がパイプなのも趣き深い

ここの体育館はすごく音の反響が良くて札幌交響楽団のコンサートが開かれたこともあるんだって。

そしてこのグランドピアノは北海道で2番目に入ったピアノだそう。
調律はしていないそうなんだけど、なんと弾いていいよと許可が!
もう何十年もまともに弾いていないことを後悔。
猫ふんじゃったすらつまずく。
でもすごく良い音!
体育館に優しく響きわたる。
貴重な体験をさせてもらいました。

昔は剥製が必ずあったよね
説教部屋なんだそう。このストーブも懐かしい。
私が小学生の時はこんな感じの机と椅子だった
中庭
コの字型の学校は珍しいらしい
ジャンプして降りたよね〜
石炭ストーブ 学校には炭部屋があり、そこから各教室に石炭を配っていたそうだ

ぐるっと一周して見学終了。
いやー。
いい見学させていただきました。

全国にも廃校っていっぱいあると思うけどそのままにしないで活用しているのがいいよね。
宿泊施設や給食を出してレストランみたいにしているところもあるみたいだしね。

大人なら懐かしい気持ちになるし、昔の雰囲気を知らない子供なら今の学校との違いを感じてもらうのも楽しいよね。

もちろん維持するのは容易なことではないけど、増毛町ではふるさと納税で修繕したりしているそうだ。

私も今年は増毛のふるさと納税を利用しよう。


いかがでしたか?
北海道は観光地がいっぱいあって増毛は順位的に低くなってしまうかもしれないけど、それでも一見の価値ありです。

北海道にくる機会があれば是非!

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