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日本eスポーツアワードはコナミに忖度しているのか?

10月1日より投票が開始している『日本eスポーツアワード』
11月6日から行われている中間発表で主にbeatmaniaIIDX(以下IIDX)関連のノミネートが多く見られ、アワードを主催しているJeSUの会長がコナミデジタルエンタテインメントの代表取締役社長であることも重なってコナミに忖度している!無価値だ!といった方面で噴き上がっている人が散見された。
IIDXプレイヤーでBEMANI PRO LEAGUE(以下BPL)を追いかけている側からすると、そりゃIIDXの割合が増えるわな……という流れがあったのだが、その辺を知らない他ゲー界隈からするとApexやLoLよりIIDXのほうが人気な訳ねえだろ!!明らかにおかしい!!と言いたくなる気持ちもまあわからなくもないので簡単に整理。

そもそも一般的な知名度が低い

今年が初年度のアワード

今年から立ち上がったアワードで公式Xアカウントも9月に作成されたばかり。中間発表後の現在(11/8 14時時点)のフォロワー数も1.5万弱と決して多いとは言えない。
ぶっちゃけこの中間発表が拡散されるまでアワードの存在を知らなかった人の方が多いのでは。

【追記アンド訂正】投票数については初稿では中間発表時点で1175票×部門数が最大か?というようなことを書いていたがこれは筆者の解釈が間違っており、投票された対象が1175あったという事のようだ。
ちなみに11/8 17:50時点での公式アカウントLINE登録数が21150だった


投票するためには公式LINEアカウントを登録する必要があるが、中間発表である程度拡散された後でこれなので何にせよ投票総数は少なそうではある。

一方でBPL視聴者からは多少認知されていた

中間発表より前の時点でノンセクションプレイヤー賞とeスポーツゲーム賞の投票数が多い旨がポストされていた。
ノンセクションにあたる(MOBA/FPS/TPS/格ゲー/マインドゲーム(パズルゲーム類)/スポーツ/モータースポーツ以外の)ゲームでeスポーツとして動きのあるゲームが音ゲー以外に無さそうだし、実際に同部門の中間発表ではBPL Season3 IIDX部門の選手が4名ノミネートされている。
単純にIIDX絡みの投票数が多く、それがeスポーツゲーム賞やストリーマー賞等の部門にも波及していると思った方がよい。

BPLの配信中に投票案内があった

では何故そうなったのかというと単純で、配信で投票の案内があったからである。

BPL Season3 IIDXは7/12にスタートしてから3ヶ月間、毎週水曜日夜に配信が行われており、ファイナル以外は無料配信。
10/11に行われたセミファイナルの配信で、試合終了後の告知タイムにて投票の案内があった。
なお、この配信の同接は1万弱程度。総再生数が6.2万だった。

まとめと今後の予想

そんなこんなで知名度が低く総投票数が少ない上、投票者の大部分をIIDXのBPLを見ていた人が占めた状態で中間発表まで行き着いてしまいましたとさ、というのが現状だと思います。

今回の中間発表が拡散されたことでアワードの一般的な知名度が多少上がっていると思うので他ゲー界隈からの投票数が伸びていくのではないか?と思います。
(ぷよテトあたりのプロ選手が話題にしているのもちらほら見え始めましたし。)
大会などでBPL同様の投票案内を出すゲームがあればそのゲームに偏っていくことも考えられますね。
投票期間は12/31までとのことなので気になったら投票してみるのもいいのではないでしょうか。減るもんじゃないしね。

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