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私が急に旅好きになった理由

一人で出かけるのを「旅」、友達と出かけるのを「旅行」と勝手に呼び分けている。
出かけるのが昔から好きだったわけではないのに、なぜ急に旅好きになったのか・・考えてみた。


人生なんてわからんもんだ・・・

息子の一人が大学2年の終わりの春休みに帰省した。
その時コロナが突然世の中にやってきた。

彼は、都内の大学に通っていたのだが、なんと、息子の大学の教授がその春コロナで亡くなってしまった。

そのため、おそらくどこの大学よりも早く、キャンパス内立ち入り禁止、全オンライン授業に突入したと思う。

結局、息子は残りの大学生活2年を帰省したまま過ごした。
補足しておくと、上の息子と都内のアパートで一緒に暮らしていたため、そちらへ戻らなくてもよかったという理由もある。

大学生活4年のうち2年しか大学生活をしていない。
大きな機会損失だなあ・・・
とも思ったものだった。
もちろん、多くの人がそうなったわけです。

当然、就活もほぼオンライン。
せっかく、帰省しているのだから、こっちの合説も行ってみたら?と言ったら、そうだね〜なんて軽く言った息子だった。

結果として、たまたま地元で行った合説の中で出会った企業に就職することになったのだった。
それこそ、コロナがなかったら就職しなかっただろうなという企業だけれど、良い企業に就職できて本人も納得できていた。
人生なんて何が起こるかわからないものだ。

あれは1年半前・・・

息子の配属先は、なんと、地元だった。
良いのか悪いのか、実家暮らし継続だ(笑)
そして、入社から半年ほど経ったところで本社異動が決まった。

その時のことだ。
異動が決まって、アパートは何箇所かの候補から選ぶ感じだったが、とにかく日がない。
我が家も転勤族だったから、その辺りはよくわかる。

日がないのに、本人の休みもない。
転勤族にとって、物件を見ずに決めることはよくあることだが、できれば見た方がいい。
これは引越しを繰り返してきた私だからこそ思う。

で、本社は県外ではあるけれど、実家から新幹線で1時間ほどのエリア。
ということで、代わりに私が見に行ってあげようか?
ってことになったのだった。

見に行って大正解。
知らない土地だから、地図だけではわからないものがある。
物件も、写真だけではわからないことがたくさんある。
私のおかげでかなり良いところに決まった(笑)私のおかけだ(笑)


それなのだ!!!


何がって?
これがきっかけで旅に目覚めたのです。

は?息子の物件見に行っただけやん???
って話なんだけど・・・

物件はそもそも絞り込んでいったので、見て回るのは1時間程度で終わった。
その後、せっかくだからと一人観光した。

これが思いの外、楽しかった。
知らない街を歩くのがめちゃ楽しかった。

どちらかというと、インドアな自分が、一人で新幹線に乗り、観光してくる。
(本当の目的は息子の物件探しだけどw)

"一人で行動して好きなところに行って、好きなもの食べて、好きな時間に帰ってくる。"

なんて、やったことがなかったのだから、新鮮だった。
それが今から1年半ほど前のこと。
ここから人生が変わった。

おひとりさまの始まり

入社して半年ほどで、異動となった息子は引っ越して行った。
ちなみに・・・
上の息子は都内在住の会社員。
夫は、単身赴任で都内在住。

つまり・・・
この歳になって、私も一人暮らしになったのだ。

夫が戻ってくるまでの期間限定ではあるけれど、一人暮らしが始まって・・
正直・・・

"なんて、楽なの!?"
と思った(笑)

いや、そう書くと家族が嫌みたいだけど、そうじゃない。

これまで、家族のために自分の時間を費やしてきたことも多かった。
それがあったからこそ感じるのだと思う。

夫が戻ってくるまでの期間限定だから楽しめる・・というのもある。

そんなわけで一人で出かける機会が増えた。
というか、毎日一人なので、何時に帰ろうと、ご飯を作らずとも何の問題もない。

"マジか"

と思うくらい楽しい(笑)

いや、家族との時間もたのしいからね。
これはちゃんと書いておかないと誤解を招く。

全国旅行支援が後押ししたのは間違いない

一人暮らしになってから、たまたま仕事で遠方へ行く機会があった。
全国旅行支援がかなり活発だった時期で、リーズナブルに宿泊できて、お土産や食事に使えるクーポンも付いていてお得だった。

そんな全国旅行支援を利用して一人宿泊。

楽しい・・・

楽しい・・・

楽しすぎる・・・

普通、主婦が出かけるとなれば、家族のご飯を作ってから出かけるとか、帰りも夕飯までに帰るといった必要があることがほとんどだと思う。
(そうじゃないご家庭もあるだろうけど)

でも、今の私は一人だ。
家族のご飯を心配する必要もなければ、帰りだって何なら駅前で一杯飲んで帰れば、あとはお風呂に入って寝るだけだ。

なんてこった。
こんな世界が私を待っていたのか(笑)

そのあとも、仕事のついでにちょいと足を伸ばして県外へ行って泊まる。
なんてことをしていたら、すっかり一人旅にハマってしまったのだ。

こうなると、普段PCを使っていても流れてくる広告が変わる。
さすがAI。

ひとりお家ご飯タイムに見るyoutubeでも旅や電車のものを見るようになる。
またAIがそのジャンルをどんどん推してくる。

楽しい沼だ


移動が好き

こうして、ちょこちょこ一人で出かけるのが楽しくなった。
今の時代はスマホで何でも検索できるから、電車に乗るのも怖くない(笑)
これも一人旅ができる大きい理由の一つ。

昨年は、ほぼ毎月、どこかへ出かけていたな。

そんな私の一人旅は、結構移動が多い。
観光は少しで良くて、美味しいものを食べたいのと、乗り物に乗っているのが楽しいのだ。

昔は、乗り物酔いがひどくて大変だったのになー。
不思議なものだ・・・。
年齢を重ねて、三半規管が退化したのかもしれない(苦笑)

人生初の「青春18きっぷ」の旅もやってみた。
この歳で、各停旅はしんどいか・・と思ったけど案外そうでもなかった。

それに、大人だから、あまりにしんどかったら途中ワープ(別料金になるけど、特急や新幹線も使えばいいやってね)

そう考えると、ひとりは自由だ。
気分で進められる。

とは言っても、かなり綿密な行程表を事前に作っているwww
でも、行程を作るのがまた楽しい。
旅の当日だけでなく、どこへ行こうか考えるところから行程を作るところも含めて全てが楽しい。

そして、どうしてもあれこれ電車に乗りたくて、移動が多くなる傾向にある。
乗っている時間が楽しいんだよね。私には。

行程表はしっかり作るが、その時、その場で変えちゃうこともある。
それが気楽にできるのも、ひとりの良いところだし、ベースの行程を作る段階で、全体を把握しているから、一人旅初心者でも気楽でいられるのが行程表を作る意味でもある。


今年は・・・

ひょんなことから急に旅好きになったわけですが
旅をし始めて、まだ1年ちょっとなのか・・と自分でも驚いてしまう。

そんな1年ちょっとの旅の記録はマガジンにまとめているのでよかったらお暇な時にでも見てやってください。


「旅」マガジンにも何度か記録していますが、昨年は、友達も巻き込んで女子旅もかなり楽しんだ。
私の「観光列車に乗りたい」という妄想を一緒に楽しんでくれる友達はありがたい存在。

今年も、友達との女子旅を3回予定している。
私は、この春、飲食店とTVを卒業して、半端なく自由になりましたが、二人はお勤めしているので、どうしてもカレンダーの赤い日を使うことになるため、早め早めの行動が必要。

先日、その旅行の行程も完成し、宿泊先も予約完了。
楽しみでしかない!

その合間に、また一人でも出かけたいなと思っています。

今年は、あちこち移動する以外に、滞在型の旅もしてみたい。
1週間とか2週間とか、同じ場所でその土地を知る旅みたいなのやってみたいな。
今だけだから、そんなことできるのは。

年齢的にも、子どもたちが大きくなり、母としての役割もなくなり、自分のために時間を使える今だからこそできることだなあと思う。

これを、もう少しお金が貯まってからとか言っていたら、体も付いていかなくなると思う。

だから・・・
よく働き、よく遊び、よく笑う
今年もそんな1年にしたいと思う。


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