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がんばれる遺伝子

最近岡田斗司夫さんのYouTubeにどハマりしている。

知らない人には「誰このオッサン」となるかもしれないが
エヴァつくった会社を作ったおじさまで
芸大とかでアニメ系の講義をもたれていたり
本をいっぱい書いたりされている方です。

チャンネル見てもらうと、主にジブリ作品の
深くて面白い話が無限に聞けるので
ぜひ見て欲しいんですが
今日麻雀ポコ負けに負けて帰りに聞きながら帰ってきた下記の動画がとても興味深かったんですよ。

曰く、最近の科学的研究によると、
「何かを努力し続ける」能力というのは
環境や教育によるものではなく
遺伝的なものであるとのこと。
ゆえに、その人が人生で成功するかどうかは
その人自身が努力をすることはするんだけど
ほとんど運みたいなものであり、
ヨーロッパではそれを大体の人が前提としているため、富の再分配に抵抗がなく
アメリカではほとんどの人が「努力をすれば成功できる」と思っているため、福利厚生が進まないとのこと。

また、この「努力さえすれば能力はあがる」という幻想は
時に社会の中の差別を固定化すると。
たとえば、女性「なのに」男勝りの活躍をして成功した人の話を美談とすると
根本的な差別である「女性が活躍する時の壁」は話の中央から外れてステルス化するとのこと。
たしかにそうだよね。

この動画も面白かった。

めちゃくちゃアヤシゲですけど全然普遍的なお話なのですが
特にTwitterなどで顕在化している
「過剰なまでのリベラル化、潔癖化」は
今後ますます加速するそう。
昔のドラマの主人公は少し不潔な冴えない若者だったのが
今はキラキラ努力したイケメンか美女しかいないと。
また、昔は「汚いことこそ真実」とする風潮があり、
たとえば少し汚いくらいの中華屋がうまいなんて聞いたことあるセリフだけど最近誰も言わないと。
なぜならみんな手元にスマホがあり、食べ物を「被写体」として「自分の人生を自慢するツール」と見なしているので
見切れるお店も綺麗な方がよくなっているとのこと。

インターネットで荒らし行為をするオタクは
若者ではなく40代以上のオジサンが多いとは知られた話ですが
それも、彼らの世代では「汚い言葉こそ真実である」という価値観が無意識下で根強く、
だから割とかっこいいと思ってやってる節があると。
興味深いですよね。

こういう文化論とか芸術論とかって
全ての人が興味あるわけではないのだろうけど
これも遺伝子的に好き嫌いがあるのかも。

何が言いたいかというと、
私は割と努力し続けたりやり続けたり
考え続けることが苦じゃない遺伝子を持ってて
ヨカッタナー
と思ったってだけです。
それは本当にただ、「ラッキー」なことであるということを知れてヨカッタナ、と思ったので共有です。

たぶん、麻雀強いのも遺伝子だよなー。
遺伝子組み換えしてもらいたい🐷

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