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海外のポーカーと日本のポーカー

海外キャッシュゲームから日本のアミューズメントポーカーを見てみた。


海外キャッシュゲームと日本のアミューズメントポーカーの相違点

※相当なバンクロールがある方以外は低レートからミドルレートをプレイすると思いますのでここでは低レート〜ミドルレートでの話を進めます。

①オープン額

私が日本のアミューズメントポーカーでリングゲームをしていてキャッシュゲームとの大きな違いを感じるポイントとしてオープン額の違いです。
日本のアミューズメントでは2BBや3BBでオープンされる方が多いですが海外キャッシュゲームではほとんどありません。
恐らく2BBや3BBでオープンすればテーブル全員がコールする状態になります。
キャッシュゲームでのオープンは大体4BB〜5BB以上でのオープンになります。
これはレーキの関係もあります。
$2/$5ならば$20から$25
6BBオープンや7BBオープンも全然珍しくなく普通です。

②レイズ額

3ベット時のレイズ額に関してですが、これまたアミューズメントでよく見かけるシーン。
2.5BBのオープンに対して3倍程の6BBとか7BBのレイズ。
キャッシュゲームでこれをやるとオリジナルレイザーはまず降りません。
そもそも降ろすつもりが無いならそれで良いのですが、相手を降ろしたいもしくはマルチウェイを避けたいアイソレートしたい場合はそんなレイズには意味がありません。
後者の場合は6倍くらいのレイズが普通です。

③リンプイン

オープン額の大きさが違うと言ったそばから今度はリンプインについて。
実はキャッシュゲームではリンプで入ってくるリンパーも驚くほど沢山います。
UTGからリンプイン。続けざまにBTNまで全員リンプ。こうなるとSBから3、4倍程度の中途半端なレイズをしてもまぁ降りないプレイヤーが多いです。降ろしにかかるならそれなりの巨大なレイズが必要になります。

④ストラドルポット

アミューズメントでもたまに見かけるストラドル。
アミューズメントでよく見るストラドルゲームにリンプやミニマムレイズで参加してくるパターン。
キャッシュゲームでこれをやるとほぼ間違いなく後ろから巨大なレイズが飛んでくるか、もしくはストラドラーから更に巨大なレイズやオールインが飛んできます。
ストラドルポットに迂闊に参加するのはお勧めしません。

⑤GTOなど通用しない

海外キャッシュゲームで苦戦している日本人プレイヤーをよく見かけます。
話をしてみると「GTO的にはコール」などGTO的にはと言う方がいますが、そもそもそのテーブルにGTOに沿ってプレイしている奴はいないと思った方が良いです。
賛否両論あると思いますがGTOなど忘れてください。
想像を超えたハンドが出てきて驚く事が日常茶飯事です。そのうちどんなハンドが出てきても驚かなくなります。
重要なのはGTOではありません。
テーブルにいるプレイヤーにアジャストする事です。

⑥シングルポットと3ベットポット

アミューズメントでプレイしているとよく見かけるシーンで、3ベットポットでも無いシングルポットで「何で?」というくらい異常にポットが大きくなっているパターン。
相手を降ろしたいが為に無駄に大きなサイズのベットをしたがためにこうなる。
これはキャッシュゲームではあまり見かけなく、しっかりポットコントロールしています。
Axのワンペアの状態で小さなシングルポットに対して無理する必要は全く無いからです。
逆にポットの大きな3ベットポットは強引にでも奪いに来ますのでそこには多くのブラフも存在します。
参加したゲーム全てのポットを獲る事が重要なのでは無くリスクとリターンのバランスの方が重要です。
あくまでも損失は小さく、利益は大きくと言う事です。

⑦ドンクベット

ドンクベット、日本ではあまり良くないとされるベットですが実はキャッシュゲームではよく見かけるベットです。
ドンクベットするプレイヤーは様々で単にフロップでトップヒットしたからベットするプレイヤーや、相手のハンドを把握した上でドンクベットを有効に使ってくるプレイヤーもいます。
これにはかなり惑わされると思いますが初めは無理せずチャンスがあればどんな理由でドンクベットしてきたのかを把握する事でアジャストできます。

まだまだ沢山ありますが今日はこのくらいに。

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