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観てきたぞ、MY SHINee WORLD。

最近になってメイクの楽しさに目覚めたわたし。
おでかけをするときはバッチバチにスタメン顔にしていく。

そんなバッチバチのスタメンメイクが涙で崩れた。
「意外と泣かなかったよ」なんて周りの友達はSNSで書いていたのだが、わたしには無理だった。
事前にムビチケを1枚買ってそれで観に行ったけど、もうこの1回でわたしには十分すぎるほどの濃密な時間だった。

ということで。
観てきたぞ、MY SHINee WORLD。

SHINeeは2008年にデビュー。
そのデビュー曲누난 너무 예뻐 (Replay) からはじまって、2023年にリリースしたHARDまでコンサート映像でSHINeeの歴史を追っていく内容だ。

3人で話しているシーン以外のコンサート映像に関しては、衣装や顔と髪を見れば「これは〇〇年のSHINee WORLD 〇」と即答できる。
わたしが5人のSHINee WORLDで現地参戦していないのは1st コンだけど、それでも2010年にソウルコンより先に日本の代々木第一体育館で観ているので内容はわかる。
わたしが追いかけてきた5人の歴史や彼らと共有してきた想い出が、わたしの脳裏に鮮やかに蘇った。

わたしが2009年に5人と出会ったとき、彼らはまだ10代だった。
そんな彼らも今や30代。
アイドルとして確固たるキャリアを築いてきた彼らと、ファンであるわたしも年齢とキャリアを重ねた。
映画を観ながら彼らとともに過ごしてきた時間を思った。

「あ、この頃のわたしは〇〇で悩んでたな」とか、
「金曜夜に羽田から金浦に飛んで、土日はコンサートを観て。そして月曜朝には金浦から羽田に飛び、そのままオフィスに出社とかよくしたけど、今はもう無理だな」などなど。
彼らとともにする時間が、彼らがくれる喜びが、わたしを熱心に追いかけさせたけど、彼らも若かったがわたしも若かった。
追いかけるだけのエネルギーを持っていた。
それでも、いろいろなことに悩むわたしを支えたのは彼らだった。
どんな瞬間も、わたしの心には5人がいた。

さて、3人が話すシーンで語られてたことの補足を1つ書き残しておきたいと思う。

「何年に戻りたいか」という話になったとき、Viewは時代を先取りしすぎたと話したりする中で、「Sherlockでもっと活動していたらどうなっていたか」と話していたと思う。
あれは、2011年は日本デビューをして日本活動が中心で本国では活動がなかった年で、翌年に本国で待ち望まれていたカムバックをSherlockで果たした。
Sherlockは非常に高評価で人気もあり、本来であれば活動を延長するところだったが、すぐあとに日本のアリーナツアー (The First) が控えていたため、不本意ながらも1週間だけ延長して切り上げざるを得ない状況だった。
それを指しているのだと思う。
当時の日本のファンとしては申し訳なさでいっぱいだったことを思い出した。
映画の中にもあったコンサート中に本国のファンに感謝を伝える言葉も(2012年)、そういう経緯があったりして出たものという理解だ。

また、3人で話しているシーンの中にSHINee WORLD 1期(本国ファンクラブ1期)のメッセージカードの話があったが、わたしはそのSHINee WORLD 1期だったため、件のメッセージカードを持っている。
一生懸命書いたと話していたけど、こんな感じだ。

2009, Year Of Usのカードは1期の会員証

懐かしい。
そして、わたしは久しぶりにジョンヒョンが書いたこのメッセージを読んで声が出た。

ジョンヒョンは「2010年 新しい福をたくさん受けてください(新年あけましておめでとうございますという新年の挨拶)。健康でいてください」と書いてある。
この「健康でいてください」というメッセージは、ジョンヒョンがサイン会でよく書いてくれるメッセージと同じである。
わたしも書いてもらったことがある。

「ああ、あのコは新人の頃からずっとファンのコたちの健康を願っていたのだな」と思い、なんだか胸がいっぱいになってしまった。
まさか2024年の今になって気づくとは。

そう、映画のジョンヒョンについてだが、久しぶりにバチクソイケ散らかしてるジョンヒョンを映画館の大きなスクリーンで観てときめいた。
プルンバムのDJをやってからというもの、特にいなくなったあとが顕著なのだが、なんだか彼が話してくれた感動できる言葉やあたたかい言葉に関するエピソードが好まれている。
だが、わたしに言わせれば、彼は照れ屋さんなのにステージの上では誰よりも見せ方をわかっていて輝いている歌手なのだ。
特に日本デビュー前のわたしが出会った頃のジョンヒョンは、ちょっとやんちゃでぶっちぎりで歌がうまく、でもステージの上で見せる表情とか仕草に誰よりも華があったのだ。
あのときのジョンヒョンを思い出して映画館で本当に心からときめいた。

「ジョンヒョナ、やっぱり今でもキミが世界一かっこいいよ」

まあ、今思うとそう見せるためにすごく努力していたんだなと思うが(といいつつ、日本デビュー前はファン同士で会ったときは「ジョンヒョンのファンに初めて会いました」とよく言われたものだ)、懐かしいという以前に2024年の今になって改めて惚れ直してしまった。
ああ、かっこいい。すてき。だいすきですよ。今でも。

そして、リリースした楽曲を振り返る形だったもので、いろいろなSHINeeのコンサート映像を映画館のスクリーンで観れたのは嬉しかった。
わたしをゆるく今でもSHINeeにつなぎとめている理由のうちの一つにSHINeeの楽曲がいいというのがある。
ジョンヒョンがいなくなり4人になっても、彼らが歌うどの曲にもSHINeeらしさがあると感じるし、音楽としても素晴らしい。
「本当にいい曲多いよなあ」と、しみじみ思う時間だった。

そんなこんなで胸がいっぱい涙もいっぱいでスタメンメイクも崩れて My SHINee WORLD を見終えた。
わたしはこの1回の素晴らしい映画体験を胸に、彼らとの大切な想い出をまた1つ増やしたと思ってこれからも過ごしていこうと思う。
わたしの人生を彩ってくれてありがとう。

それではまたお目にかかります。
サッカーでつながっている方がこれを読んでもドン引きしないことを願ってます!