なんとなく違うとか違和感はお知らせ


「何か違和感がある」というのは何かが違うことを知らせてくれています。
理由はわからないけどなんとなく嫌だと感じるのも同じですね。
何かをキャッチするのは自分の中のセンサーが作動しているからです。
何が原因か特定できなくても、センサーが反応することによって感じ取っていものがあるのです。
これを見逃さないようにしましょう。

人間にはもともとそういった能力があるのですが、筋肉と一緒で使っていないと退化するんですね。
もしくは自分にはそんな能力はないと決めつける場合も同じで感覚が鈍っていきます。


例えば引越しをする際に不動産の物件を探しますが、なんとなく違うな〜とか気が良くないな〜とか判断しますよね。
これは立派にその機能が作動しているということなんです。
部屋を内見するときに、ドアを開けた瞬間に「ここだ!」みたいなこともよくあります。
で、確認のために部屋の中をあちこち見させてもらうみたいなね。


私の場合はちょっとしたゲーム感覚でよくやるのが、洋服を買うときや飲食店に入ったときに、最初に目にとまったものを選ぶようにしています。
だから買い物に時間がかからないし、メニューを選ぶのも早いです(笑)
まぁショッピングを楽しむということが好きな人には向いてないかもしれませんが。

食事をするお店を決めるときもそうです。
友人を待ち合わせをしたときに、彼は食べログなどである程度お店を下調べしてくれていたのですが、あるビルの看板を見てあの店にしよう!と決めていったら、本当にいいお店でした。
「小山さんの場当たり的な能力はすごいですね〜」と褒められましたが、最初に目にとまったものがいいという自分のセンサーを信じているだけなんですね。
もちろん外れることもありますが、それは事前に調べて行ったお店でも同じだし、外れたときに「やっぱり自分にはそんな能力はない」と否定はしません。
お陰でかなりの高確率でいいお店に出会っていますよ。


だから物や人に対しても、なんとなく嫌だな〜とか何か違うよな〜というのは情報をキャッチしていると思っていいです。
その違和感は自分を守るためのお知らせです。
特に「何か違う」という感覚が繰り返しやって来る場合はやめておきなさいということだと思うので、強引に進めていくのはやめましょう。
それは川の上流に向けてボートを漕いでいくようなものです。
実は目的地は上流ではなくて下流にあって、オールで漕がなくても流れに任せておけば自然についてしまうなんてこともありますからね。

自分の軸を持つことや自分の感覚を信じるためには、他人の意見や常識などに影響を受けないようにしなくてはなりません。
他人の言うことを一切聞かなくていいということではなく、一度は受け入れてみて、やはり何か違うなと思ったら聞く必要はないということです。
常に自分がどう感じているのかということを基準にすることが、最も自分らしくいられるということなのです。






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