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読書日記〜水道橋博士「藝人春秋2」

 環境が変わっても持ち歩くのは好きな本なわけです。
なかなか生活の時間帯が変わってしまって配信には参加してませんが、水道橋博士の日記は必ずチェックしていますね。ハイ。
じゃ、行ってみよー。

・水道橋博士「藝人春秋2」(文春文庫)

 水道橋博士の文章を好きなことを自覚したのは「熱烈投稿」の連載でした。
「投稿写真」と「熱烈投稿」ではグラビアページは圧倒的に「投稿写真」派でしたが、「熱烈投稿」も毎月買ってました。
そういえば石丸元章さんの文章も好きでしたねー。
博士と石丸さんのエピソードを配信で聴くことができて嬉しかった私です。旅行先で石丸さんが博士のケアしてくれたという話でした。

 「熱烈投稿」で福生の大瀧詠一さん邸に高田文夫さん、浅草キッドのお二人が伺った話を知ったのな?
その後、大瀧さんがラジオ出演する数少ない番組のひとつに浅草キッドの番組が加わったのでした。
大瀧さんは「君たちはオールナイト(ニッポン)の2部の頃の方が面白かったんじゃないの
?」という発言があったり、「ビートニクラジオ」に出演するようにビートたけしさんに進言したことが印象に残ってます。
後者について博士の見解について聞けた時、(たけしさんの)懐の深さを感じた記憶があります。
見たり聞いたり感じたこと全てを言葉にすることが正しいかについては慎重でありたいと思いました。これ大事。

 浅草キッドの「キッドのもと」、玉袋筋太郎さんの「美しく枯れる」、博士の「藝人春秋2」と短期間で3冊読んで、書かれた時期や環境の違いに正直複雑な気持ちになってしまいました。
それでも何らかの形で名前も活動する機会も必ず残ると信じています。

 この本、あとがきのダースレイダーさんの文章も素晴らしいです。
今週には吉田豪さんの「豪の部屋」に出演されていたのを拝見したこともありましたので、「藝人春秋2」から読み返したわけなんですよ。
少し間を空けて「藝人春秋3」も大事に読み返します。
博士の文章には後から気づかされることが多いのでした。

 博士には大瀧さんとのエピソード以上に大瀧さんについての分析を聞いてみたいですし、博士の音楽史についてのイベントなんてのもいつかやってみたいですね。
これは完全に妄想ですが。

 「藝人春秋2」を読んで思ったのは掲載順の素晴らしさというか、凄みすら感じさせるものです。
紡がれた物語をどう繋げていくかについて、何度読んでもため息が出てしまいます。
音楽のアルバムもですが、最善の並び方について考える重要さ、ですね。

 まー、早く私は体調整えて、高円寺パンディットでのイベントに参加することが最重要課題なわけですが。

 ではまたー。


 

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