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猫の恩返し②

私が15歳の時の話。①の時に少し触れましたが、順調に猫は増えていって、この時10数匹。

この近所を縄張りにしている雄猫(ゴン)は、なぜか私に懐いていました。

ケンカで喉をやられてるんでしょう。
鳴こうにも声が出ない。でも、ゴロゴロと喉は鳴らす。
時々空気が漏れてるようなピューという音がして、ゴロゴロピューゴロゴロピューとかなりチャーミング。

完全な野良猫で、顔もパンパンに腫らしたボス猫。
ご飯あげちゃうと弱くなってケンカに負けちゃうとヤダなと思って(そんな事があるのかはわかりませんが)、撫でたり遊んだりするだけで、ご飯はあげてませんでした。

ある日、①に書いたノラの子孫の子猫が1匹いなくなりました。
茶色の縞々模様の子猫だったのですが、数日見つかりません。

私はゴンを撫でてる時に「縞々の子猫知らんか?いなくなっちゃったんよ。見つけたら連れて帰ってきてな」と話しました。

動物を飼った事がない方もいらっしゃるかもしれませんので一応書きますが、もちろん本気では頼んでません(笑)
動物飼ってたら、喋りながら撫でたり遊んだりするんです。

ゴンは毎日来てた訳では無いので気にしなかったのですが、それから数日姿を見せませんでした。

話をしてから1週間くらい経った頃でしょうか。外から、どう聞いても子猫の鳴き声が聞こえます。

ひょっとしていなくなった茶色い縞々の子が帰ってきたのかな?と思い外に出てみると、ゴンと一緒に、黒い縞々の子猫が座っていました。


連れて来たで!この子か?

そんなことで言ってそうな顔で、ゴロゴロピューと喉を鳴らしながらこちらを見てます。

一体何処から連れて来たのか。
そもそも完全野良の雄猫が子猫連れ歩く事なんてあるのか。

私は、ありがとうなぁと言いながら撫で回しました。
そして、その子猫も逃げない。
トトと名付け、飼い猫になりました(笑)


それから程なくして、ゴンは全く姿を見せなくなりました。
縄張り争いに負けたのか、それとも事故か何かか…。

私は、猫の喉を鳴らすゴロゴロが大好きです。

特に、ピューという笛のような音色とセットだと最高なのですが…もう聴くことは無いんだろうなぁ。


二人の障害児の父
すけじろう

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