「ふたり矢部太郎展」を観てきました
GWに突入する前に、立川PLAY! MUSEUMとPARKへ「ふたり 矢部太郎展」をさらりと観に行ってきた。矢部太郎さんといえば「大家さんと僕」、もしくは伝説のテレビ番組「電波少年」のイメージが強い。「大家さんと僕」以外にも多数の作品を描かれていることは今回初めて知った。
平日の昼下がり。いつもの展示よりご年配の方が多いのが印象的だった。矢部さんのファン層は広いのね。
ほっこり度MAXだろうなと思ってはいたけれど、想像を超えるほっこりさ。
足を踏み入れると、最初のブースは矢部太郎さんの生い立ちや経歴など。また、子供の頃に描いた新聞などの作品も展示されていた。
気象予報士の資格を持っていることや、多言語の習得にも積極的に学んだことなど、努力家で多才な方ということを初めて知った。
「電波少年」のエピソードも紹介されていて「懐かしい!!」と釘付けに。
あの番組、時代ですね。猿岩石やなすびと並び、矢部さんもかなり記憶に残っている。
矢部さんのお父さん、やべみつのりさんが描いた家族絵日記「たろうノート」も展示されている。これが、とってもあたたかみのあるタッチの絵と文章!子供の日々の成長と、家族の日常をお父さん目線で切り取り、愛らしく記録している。
意外とふんだんに展示されていて、ご年配の方々も屈んで下の方までじっくりご覧になっていた。私も読み始めたら面白くて止まらず、結局全て読んでしまった。熟読。
中央にどどーんとカラフルでキラキラしたオブジェが展示されていた。
矢部親子の展示なのでは?というくらい、お父さん・みつのりさんの作品も多く展示されていた。
そして奥へ進むと「大家さんと僕」の展示が!
優しい桜色の世界。
物販で気になったのが「おはぎポーチ」!茶色いモコモコのポーチ。思わず手に取って笑ってしまった。おはぎ食べたいなあ。
矢部さんが漫画を描き出したのは40歳をすぎてからだそう。才能って、動かないと何にもならないんだなあと思った。
大家さんが旅立つ描写や、入院先でのエピソードがとっても切なくて、改めて良い作品だなあと思った。
矢部太郎さんといえば、女優江口のりこさんとのやりとりをちょいちょいテレビで見かけると嬉しくなる。もっと見たいと思う。
いつか矢部さんのお友達とのエピソードを漫画にしてくれないかなあ。
作品の展示数も多く、見やすい配置となっていて、見応えは十分にあった。
矢部さんとお父さんの人柄が色濃く反映されている展示だと思う。
そしてそれは、大抵の人が矢部さんをイメージした時頭に浮かぶ「それ」で、
期待を裏切らない。統一された優しい世界観。どっぷり浸かった。
美術館の記録もたんまり溜まっている。ぼちぼちまとめて行きたい。
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