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引っ越したら夫に優しくできるようになった海外生活

ガマルジョバ!(こんにちは!)
ジョージアの黒海から、surf anneです🥰

ジョージアに来て2ヶ月間住んでいたコテージでの郊外生活を離れ、
市街地のエリアへ引っ越しました。

元々日本で住んでいた環境は、最寄りの地下鉄駅まで徒歩5分、スーパーもコンビニも迷うくらい沢山ある便利エリアでマンション暮らしをしていたため、自然に囲まれた環境もたまにはいいかも、と安いこともあって借りることにしたコテージでのやや田舎生活。

朝はニワトリや野鳥さんの声で目覚め、穏やかなな環境に囲まれながら心豊かに過ごしていました。

しかし、過ごしていくうちに気づきました。

ここでは、ジョージアの人たちの生活の様子が分からない!
暮らしの音が一切聞こえてこない!

やっぱり私は、ジョージア人の暮らしの中で一緒に生きたい。

朝目覚め、人々が学校へ行く姿や声、
商店や飲食店で開店準備をしている音、匂い、
働きに行く人たちの光景、
ベランダで洗濯物を干す近所の主婦、
団地の中にあるベンチに集いコーヒーやビールを飲むお爺さんたち

そういった光景をを目にしたり耳にしたりしながら、ジョージア人の生活を肌で感じて暮らしたいのです。

それが、この国を知ることに繋がることでもあるからです。

それがコテージでは、防犯上中庭ごと塀で囲まれているため、他の入居者の生活しか見えてこない…
スーパーまでは徒歩15分くらいかかり、始めはそれくらい余裕、って思っていたけど、飲用水の10リットルペットボトルを買ったり、キロ単位の野菜を買った帰りなどはその道のりが苦痛でした。

しかも、晴れて乾燥した日は車の排気ガスや砂埃が舞う道のりで、気づいたら日々ストレスが生まれていました。

雨の一日には、買い物へ行くにも外食に行くにも億劫になり、冷蔵庫に眠っている野菜やお魚の缶詰、インスタントラーメンで済ませたり…

それはそれでいいかもしれないけど、
できれば可能な範囲で材料を揃えて料理を作りたい。

海外生活ではただでさえ栄養が偏ることで体調を崩さないか心配だし、
料理を作ることがストレス発散になっていたりする。

そしてこれは海外移住するうえで当たり前の覚悟でしたが、
夫と一日中ずっと一緒に過ごさなければいけないということ。
夫婦仲が悪いわけでなくても、やっぱり一人の時間が欲しい…

近所に何もないから、お互いに一人でぷら~と出掛けることもない。


そうなってくるといつの間にかストレスが溜まり、時には夫にあたってしまうこともありました。

そんなある日、ついに夫に言われてしまいました。

「そんなに不満ばっかりだったら別にいいよ、料理作らなくて」

「これくらいでストレスなら、海外生活に向いてないんじゃない!?」

グサッときました。

普段怒ったり声を荒げることが一切ない夫に言われたのですから。

自分でも無意識に、ブツブツ小言を言っていたのでしょう。
気づいたら、私がストレスでぶつけていた不満が、夫のストレスを生んでいたことに気づきました。


そして先週、ついに理想通りの立地へ引っ越しました。

(コテージ生活でのストレスが原因で引っ越しを決めたのではありません。
 元々、2ヶ月契約だったためです。)

賑やかすぎず、海にも以前より近い市街地にあるアパートホテル。

部屋はコテージより狭くなりますが、
一番の決め手は立地✨✨

もちろんこれを優先して決定しました。

部屋からは通りを歩く人たちの様子が見えて、
向かいには公園もあって、賑やかな子供たちの声も聞こえるし、
旧ソ連住宅の集合団地で暮らす人々の様子を目にすることができる。
マーケットも飲食店も迷うくらいある便利な環境。

暖かい日は公園のベンチに座ってインスタ投稿したり、
Duolingoで勉強したり、
ベランダで、行き交う人たちの様子を眺めながらビールを飲んだり

それだけで生活はとっても充実していて、
朝起きてカーテンを開けた瞬間から、気持ちが全然違います。

住む環境、空気感て本当に大事だなと実感✨

そして一番大きい変化は、自分の機嫌を毎日保てていること。

機嫌がいいということ、それはつまり夫にも優しくできるということ。

そのせいか、引っ越してからは夫の笑顔を見ることも増えたような気がします。

夫が私に求めていたのは、栄養を考えた手料理などではなく、
機嫌よくいてくれることだったんだ、と
改めて感じています。

これから先、また他の国でアパートやホテルを探す際にも、
私にはやや狭い部屋でもいいから、郊外ではなく市街地が合っているということが分かったのも大きな収穫でした。


アパート前の通り
緑もあって気持ちいい
すぐ隣のマーケット
旧ソ連住宅から聞こえてくる暮らしの音


こんなに気に入った場所での暮らしですが、
トルコに賃貸契約しているアパートを放置して来ているため、
今月末にはトルコへ帰らなければなりません。

残り少ないジョージア生活、自分の機嫌は自分でとりながら、
そして夫にも優しく、
笑顔で過ごしていこうと思っています😊

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