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【全編無料】鶏もも唐揚げ時代は終了!? 名古屋めし料理家が25年かけてたどり着いた「おうち唐揚げにベストな鶏肉の部位」はコレ!! 【クリスマスレシピ】

皆さんこんにちは、こんばんは。名古屋めし料理家のSwindです。

まもなくクリスマスですが、クリスマスの定番ごちそうと言えば何でしょうか?

そうですね、「唐揚げ」ですね!

実は私Swindは何を隠そう唐揚げが大好き。名古屋めし料理家として活動を始める前からずーっと唐揚げの研究をしていました。

……そう、気づけば25年間も唐揚げ研究をしていたんです。

そして25年の歳月を経て、ようやく最近「おうち唐揚げ」にベストな鶏肉の部位にたどり着くことができました。

え? 唐揚げと言えば「もも肉」で決まりではないかって?

ええ、私も確かにそう思っていました。実際、これまでの25年間、最も多く作ってきたのは鶏もも肉の唐揚げです。

しかし、出会ってしまったんです。

鶏もも肉よりも安く、手軽に調理ができ、しかも美味しさも鶏もも肉以上という「唐揚げのための最高の鶏肉の部位」と。

私の中では「唐揚げ=鶏モモ肉」の時代は終了しました。

気になりますか?

気になりますよね?

それでは「唐揚げのための最高の鶏肉の部位」、ご紹介しましょう。

それはこちら!

これぞ唐揚げのための鶏肉!

唐揚げに最適の鶏肉の部位、それは「肩肉」です!

もしかすると、あまり聞き慣れない部位かもしれませんね。

肩肉とは鶏の胸と手羽元の間にある部位の肉のこと。

実は「肩肉」という名前は一般的ではなく、いろんな名前で呼ばれている部位だったりします。

例えば小さい肉なので「肩小肉」と呼ばれたり。

部位の位置的なイメージで「ふりそで」と呼ばれたり。

最近では鶏焼肉のお店で「鶏カルビ」なんて呼んでいるところもアルみたいですね。

そしてもう一つ、手羽の付け根にあたることから「手羽トロ」と呼ばれたりもしています。

そしてこの「手羽トロ」こそがおうち唐揚げ用として最強の肉なんです。

せっかくなのでここからは肩肉を手羽トロと呼んでいくことにしましょう。

手羽トロを唐揚げに使うメリットとしてまず上げられるのが、何より「安い」こと。

一般的に手羽トロは鶏モモ肉より安価に販売されているんですよね。

上記でご紹介した手羽トロは100g88円で購入していますが、同じスーパーで売っていた国産鶏モモ肉は100g108円でした。つまり、およそ2割もお得という計算に。

「手羽トロ」そのものは1羽の鶏から2つ、合計50~60gぐらいしかとれない稀少部位なのですが、鶏モモ肉より安く販売されているんです。

それは何故か。

理由は簡単。「手羽トロ」は1つ20~30g程度の小さい肉なので利用用途が限られてしまうんです。売る方としても数がまとまらないと売りづらいということで、いわゆる端肉扱いの安価な肉として販売されていることが多いようです。

しかし、唐揚げにすると考えた時にはこの小ささこそが生きてきます。

そう、手羽トロなら切り分ける手間なくそのまま使うことができるんです。

20~30gといえば大きさ的にもちょうど唐揚げ用にカットされた鶏もも肉程度の大きさ。そのまま味付けして衣をつければ、唐揚げになってしまうんです。この手間の差は非常に大きいですね!

そして最後に気になるのはやはり味。

コレが何と、唐揚げにしたとき、手羽トロは鶏もも肉より美味しいんです。

嘘だー!?と思う方もいるかもしれません。しかし、これは紛れもない事実。

手羽元にも近い部位である手羽トロですので、ジューシーさは手羽ゆずり。「手羽のトロ」とは良く言ったもです。

しかも比較的よく動く部位なので身もぷりっぷり、適度な弾力があります。とはいえ、噛むのがしんどいほど硬いことはなく、むしろちょうど良い噛み応えといった方が正しいでしょう。

そしてもう一つ。

胸に近い部位である手羽トロは、鶏モモ肉と比べると軽やかな味わいであるのが特徴となります。

そのため、炒め物などにする場合は、味わいのしっかりした鶏もも肉の方が一歩上を行くかも知れません。

しかし、こと唐揚げにすることを考えると、手羽トロの「味わいの軽さ」こそがモモ超えの最後のキーポイントとなります。

なぜなら、唐揚げは揚げ物である以上「重たい料理」になるため。

多くの人が胸肉よりもモモ肉の唐揚げを好むのは、鶏モモ肉が持つジューシーさや味の濃さがあるから。淡泊な味わいが持ち味の胸肉はどうしてもパサつきが気になることもありますしね。

しかし、ともすればモモ肉の味の濃さは「しつこさ」にも繋がります。揚げ物のようなしつこさが出やすい料理になればなおさらです。

その店、手羽トロはモモ肉よりも味わいが軽いので、揚げ物特有のしつこさを緩和することができるんですよね。

手羽肉のようにジューシーで、鶏モモ肉より軽やかで、しかもほどよい弾力とプリプリ感がある。もちろん、胸肉のようなパサつきは出ない肉。

まさに手羽トロが味わいの面でも「最強の唐揚げ」にふさわしい肉であることをご理解頂けるかと思います。

軽いからついついいっぱい食べてしまう。やめられない止まらない、それが手羽トロ唐揚げです

いかがでしたでしょうか?

唐揚げに最強の鶏肉の部位は「手羽トロ(=肩肉、肩小肉、ふりそで)」である、これにて証明完了です。

クリスマスはもちろん、日頃の食卓でもぜひ美味しい「手羽トロ唐揚げ」を作って楽しんでもらえれば幸いです。

ちなみにそんな手羽トロ唐揚げをさらに美味しくする「おうち唐揚げの最強方程式」をyoutubeで公開しています。

動画では肉以外の「味付け」や「衣」についても最強の解を導き出しています。ぜひ合わせてご覧下さい。

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それでは今回はこの辺で。

楽しいクリスマス、そして年末年始をお迎え下さい。

さて、今度は何を作ろうかな。


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