38週で突然逆子に!緊急帝王切開になったことで得たエピソードとは
妊娠中のママさん!毎日お疲れさまです。本日は、私の帝王切開エピソードについて書いていきます。
出産を帝王切開ですることになった人のなかには「受け入れられない」と感じて悩む人もいるのではないでしょうか?
このようにいう私も、自然分娩を希望していたため急に帝王切開になったことに抵抗を感じていました。
しかし、実際に帝王切開で産んでみたら「まぁそれはそれでよかったのかな」と思えるようになったんです。なにより、帝王切開でしか味わえない貴重な体験もできました。
今回は、妊娠38週で緊急帝王切開になった私が、実際に体験したエピソードを紹介します。
3年前のあの日、2人目の出産を控えた私は気合が入っていました。
1人目を生みきったときの達成感や喜びが忘れられず、その感情を再び味わえると期待していたのです。
そんな私にとって衝撃的な出来事がおこりました。
「あー逆子になっちゃったね……今産気づいたら困るし、今日すぐに帝王切開の手術になるから!」
それは38週の妊婦健診での産科医師の言葉。
瞬間、私の理想は崩れ去りました。
「1人目のとき、痛みを逃すのが上手だと褒められたのが嬉しかったな」
「少しずつ子宮口が開いていくのが、痛いながらもワクワクしたのに」
「自分の体から子どもの頭が出てきたとき、とても感動したな」
イメージしていた産みの感動をもう感じられないのか……
突然のことに喪失感を覚え、一人うなだれていました。
助産師さんの言葉にハッとした「無事に生まれたらいいじゃないか!」
診察の後、今生まれないようにするため、車いすで助産師さんに病棟に運んでもらうことに。
移動中うつむいて落ち込んでいる私。
「実は私も、去年帝王切開で子どもを産んだんですよ」
落ち込んでいる私に、助産師さんがそっと話しかけてくれました。
28週のときに突然生まれそうになり、もう帝王切開するしかなかったこと。早く産まれたため、しばらくNICUに入っていたけど今では元気に育っていること。突然のことで驚いたけど、生んでしまえば同じだなって思ったこと。
そんな話をして励ましてくれました。
28週で急に帝王切開になり、不安も大きかったはず。そんな助産師さんと比較して、いつまでもウジウジしている自分が急に恥ずかしくなりました。
そして、気持ちを切り替えて、きちんと処置してもらえることに感謝し、無事に生まれることを祈ろうと思ったのです。
手術中まさかのエピソードも
帝王切開になったことで、自然分娩では体験できないこともおこりました。
縦切りと横切りの選択を迫られた
「縦切りと横切りどちらにしますか?」
病室で横になっている私に、突然助産師さんが訪ねてきました。一瞬どういうことか分かりませんでした。
なにやら私がかかっていた病院では、帝王切開をするときに縦と横で切り方を選べるとのこと。なにぶん緊急で手術をすることになったため、縦か横かなんて考えたこともありませんでした。
インターネットで調べると「縦だと手術がしやすくて、横だと下着に隠せる」などと出てきました。
「下着に傷跡を隠せた方がいいけど、手術が難しくて赤ちゃんに影響が出たら困るし……」とギリギリまで悩んだ私は、手術台の上で「先生は縦と横どっちが好きですか!?」と尋ねました。
「え……どっちも好きです!」と笑いながら答える産科医師。
どっちも好きなら、きっとどっちも上手だ!と納得し、下着に隠れるとうわさの横切りにしてもらいました。
こんな悩みをするなんて、前日まで思いもしていませんでしたね。
手術につかう器具を掴んで離さなかった娘
手術中、麻酔はかかって痛みはないものの、意識はバッチリあります。
痛みはないとはいえ、ユサユサゆれたりとなにやら大変なことをしている感覚はありました。
そんななか、手術を執刀していた産科医師2人から笑い声が……なにを笑うことがあるのか…?と思っていると、
「つかんでる……つかんでる…」「離してくれない!笑」
聞くと、赤ちゃんが手術に使う器具をギュッとつかんで離さなかったそうです。その瞬間「この子は一筋縄ではいかない」と悟りました。
術後に歩けるようになったときの感動
1人目を自然分娩で産んだ後、痛みはあったものの移動に困ることはありませんでした。
ところが、2人目を帝王切開で産んだ後すぐは歩けなかったのです。それどころか痛みで起き上がるのも難しく、歩くのなんて先のまた先といった感じでした。
それでも、助産師さんからは当日から起き上がるように言われます。痛いながらも少しずつ動いていくと、日を追うごとに歩けるようになっていきました。
病室から数10m先の談話室まで歩けるようになった感動は忘れられません。記念撮影までしてしまいました。
突然のことで慌てたけど、なにより無事でよかった!
帝王切開を受ける直前まで、あたりまえのように自然分娩で産むものだと思っていました。あまりに突然のことに動揺の連続でしたが、今思うのは無事に生まれてよかったということです。
昔だったら、母子ともに危険な状況になっていたかもしれません。現代の医療や偶然に親子ともども生かされた思っています。
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