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田端信太郎著「これからの会社員の教科書」 発売決定〜「はじめに」〜無料公開

炎上マーケ芸人、Twitter狂犬と言われがちなわたくし、田端信太郎です。

でも、実際に、ぼくと一緒に仕事をしたことある人は、ご存知だと思いますが、Twitterでのイメージよりは、普通に「サラリーマンとしての基本」について、実は、かなり忠実なつもりです。

自分で言うのもアレですが、そのようなしっかりした「会社員」スキルの土台に支えられているから、Twitterでは、安心して炎上できるのです。Twitterだけを見て、「田端ってあのキチガイみたいなバカでしょ?」と思っている人は、私のごく一部のみを見ているわけです。

今回、そこらへんの誤解を解いてみようと、若い会社員に向けて、新入社員に向けて、こんこんと基本を説くようなビジネス書を、照れずに、真面目に、真っ当に書いてみました。

最近は、すぐにパワハラだ!コンプラ違反だ!働き方改革に逆行している!と怒られがちなので、オッサンたちが説教したいけど、あえて飲み込んでいるような、新入社員や若い会社員には、うざいオッサンのお説教を満載したつもりです。

令和の時代を行きていく、若い20代の会社員向けに書きました。そんな読者の皆さんへメッセージがこもった〜はじめに〜をまずは無料公開します。
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〜はじめに〜

これからビジネスの世界に飛び込もうとしているきみに言いたいのは「この世界は広く、自由で、なによりも楽しい」ということです。

ビジネスの世界に飛び込むのは、映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」や漫画の「ワンピース」の世界に飛び込むようなものなのです。この先の大海原には、ものすごくエキサイティングなことがあります。おもしろい人も、わけがわからない人もいる。それこそ孫正義や、前澤友作のような一代で海賊王になったようなレジェンドたちもいるのです。

ビジネスの世界を追求していくと、きっと、めくるめく刺激的な物語がきみを待っています。ただし、そのために必要なことが、たった一つだけあります。

会社に居続けて出世を目指すにせよ、転職をしてキャリアアップを目指すにせよ、 独立・起業をするにせよ、ビジネスマン同士の「ルール」「マナー」「お作法」をおさえておかなければならないということです。それはいわば、パスポートとも言えるかもしれません。それさえ身につけていればビジネスの世界を通じて、いつ、どこで、どんな生き方でも選べます。逆に身につけていなければ、どこにも行けません。

何十年も社会人生活をしてきた人でも、ルールを知らない人はたくさんいます。逆に、新入社員がビジネスの法則やマナーを早く知り、深く理解していれば、ものすごく世界が広がるということを、きみに知っておいてほしいのです。ビジネスのルール・その1は「お金を払うお客さんが偉い」こと。そして、お客さ んを集め、また期待と満足をさせて、「たくさん利益をもたらした人が勝ち」ということです。

そして肝心なポイントは、利益をもたらすための普遍的な「正解」はないということです。ここがビジネスと学校の勉強との大きな違いです。カレーでも辛いのが好きな人もいれば、甘いのが好きな人もいます。ラーメンでも 固い麺が好きな人もいれば、柔らかい麺が好きな人もいる。お客様のニーズに応える うえで、「正解」は自分で探しにいくものなのです。

たとえば、自分自身がどれほどのレベルのビジネスマンを目指すのかによって、「どんな働き方をすればいいのか」という正解は変わるでしょう。あるいはもっとシ ンプルに業種や職種にもよっても変わるはずです。そう考えると、まさにきみが働く同じ環境において、先に実績を残している上司や先輩から仕事の基準を教わるのは、きみ自身の正解をつくりあげる上で、とても有意義だと思います。なによりぼく自身がいま、それを実感しています。というのも、ぼくが本書に書いたことのほとんどが、キャリアのなかで上司や先輩から教えてもらったものだということに、あらためて気づかされているからです。

しかし一方で、そのように会社の上司や先輩に仕事を教わるだけでは、きっと不安も残るという気持ちも出てくるかもしれません。

つまり、「このまま言われたとおりやっていては、この会社だけでしか通用しない 人間になってしまうのではないか?」ということです。

ぼくはNTTデータに新卒で入り、リクルートやライブドア、そしてLINEなどを経て、いまはZOZOという会社で執行役員をやっています。日本的な大企業から外資系、創業オーナーの率いるベンチャー企業に至るまでいろんな環境の会社で働いてきました。その社会人生活 年の中で、サラリーマンとして、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項を見つけてきたつもりです。 それをもとにぼくは、きみの上司や先輩が「立場上言えないこと」「あえて言わないこと」「本当は言いたいこと」を、客観的にきみに伝えられると思っています。 きっと上司や先輩も、きみと一緒に働いていきたいと思っている一方で、きみがど この会社へ行っても通用するプロフェッショナルとしての仕事感覚を身につけてもらいたいとも、本音として望んでいるはずです。 この本は、これからの時代に会社員がどう生きていくべきかをまとめた「教科書」です。

企業の言いなりのまま働くのではなく、主体的にビジネスをつくり出し、楽しみながら働く会社員になるために必要な知恵とスキルを、ぼくの20年間のキャリアで実際に役立ってきた考え方から抽出して、惜しみなくつぎ込みました。

基本的には、入社1年目の人を対象とした本として書きましたが、入社から数年 経って、一人で仕事をこなせる自覚が出てきた人の振り返りに使ってもらったり、あ るいは上司や先輩といった立場の人にとっては部下指導の参考にしてもらったりする ことも想定しながら、内容を考えました。

本書をヒントに、きみらしいやり方で幸福で充実した会社員生活を実現してもらえたら、著者としてとてもうれしく思います。

仕事はツラくてつまらないものだと思いながら消極的に過ごすのか。本書を読んでビジネス世界を満喫しながら生きていくのか。

それは、ぜんぶ、これからのきみにかかっています。

「これからの会社員の教科書」

12/18発売決定


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