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旅の醍醐味。JR高徳線引田駅→讃岐牟礼駅/香川県

遅めの夏休みを利用して、香川県へ。
いつも旅をするときはなんとなくだが、行きたい場所のものづくりの場、興味をそそられる街並みがあるか、などを中心にふんわりとプランを立てている気がする。

そして、ものづくりの街を訪れる時は、地元の人にどのように地場産業が溶けこんでいるかを知したい。なので何日か滞在をしたい。

高松市庵治町/牟礼町での滞在は、源平合戦や世界の中心で愛を叫ぶ、近くの屋島などいろいろあれど、やっぱり庵治石に興味が。

島本石材工業さんを訪れた。

大理石のテーブルや床がアパートにも普通に使われているイタリアとは違い、石というと墓石のイメージが強く、日本の家庭には馴染みが薄い素材。庵治石や石業界の話を聞く。

課題と宿命と、そして可能性の間にいろんなヒントが詰まっている気がした。

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歴史を遡ると埋め立ててできた土地には我が子も大興奮の重機に大小の石の山。重機好きの子持ちの家族向け&石に触れるツアーとかやったらウチは確実に参加する。

夜にことでん八栗駅から石あかりロードを歩いてみる。
ことでん八栗駅から源平史跡「駒立て岩」までの旧庵治街道(約1km)の街道沿いに、地元石材店が製作した200点以上もの「石あかり」を夏の期間中、毎晩灯すイベント。

始めてから15年もつづき、夜の少し涼しさを感じる気配の元、街灯の少ない地域に溢れる灯りは、地元に定着している空気を感じる。

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牟礼町はイサム・ノグチが拠点とした場所。学生の時に彼を知り、自分の生まれた土地にゆかりがあることが誇らしかった覚えがある。
往復葉書で予約を取った庭園美術館。石を叩く音と風の音、魂の宿る作品が絶妙なバランスで暑さにバテそうな体を癒す。

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そしてもうひとつ、今回の旅の目標だった美術館としてオープンしたばかりの流スタジオへ。
恥ずかしながら日本を代表するこの彫刻家をあまり知らず、ゆくゆくこの土地に、香川県に、大きな影響と動きをもたらした人物だということを知り、俄然興味が湧いてくる。海風と自由に作品と触れ合える時間が心地よい。

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イサム・ノグチと流正之。正反対に近いものづくりの向き合い方をしている二人の建築家は、香川県という土地に引き寄せられた。と、じっくり自然に囲まれ、意思を継ぐ人たちが語るお話に納得する。

点と点が線になっていく感覚は、自分なりの旅の醍醐味。
線から入らず、面から入らず、気になった点を数年かけて繋げていきたい。

そんなことを考えながら、僕の生まれた観音寺市へ向かう。

、、、と、

旅の最中に記事を書くと決めて、タイトルの移動中に投稿するつもりが、家族旅行中にはハードルが高くて今になる。

すっ飛ばして、友人からリクエストのあった訪れた場所をハイライトで忘備録がてら。ちなみにインスタグラム(tagutagujp)には日記がてら投稿しているのでぜひに。

●高松_こどもの国/高松港サンポート
●仏生山_仏生山温泉/ヘチマ書房/TOYTOYTOY
●牟礼町&庵治町_ゲストハウス瀬戸音十庵/イサム・ノグチ庭園美術館/流正之美術館/海のやどり/江の浜海岸/あじ竜王山公園/庵治港/島本石材工業/ジョージナカシマ記念館
●屋島_四国村/わら家/屋島寺/レグザムフィールド(イサム・ノグチの遊具)
●引田_江本手袋/マーレリッコ(ハマチ養殖発祥地)/まるちゃん/かめびし屋/讃州井筒屋敷/東かがわ手袋ギャラリー/にゃーごや/三谷製糖 羽根さぬき本舗
●鳴門方面_びんび家/千鳥が浜海岸
●坂出_瀬戸大橋記念公園
●観音寺_高屋神社/文ちゃん/ぷりうまうどんふる里/かなくま餅ふく田うどん店/豊浜ちょうさ会館/有明町/琴引廻廊

わ、イサムノグチ、流正之、引田の街並。しか決めてなかったのに結構巡ったな。

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母が青春時代を過ごした海にて今回の香川の旅を締め括る。

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