3/11 「好きなことを『あきらめる』ということの、その途方もない美しさについて。」

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「すきなことで生きていく」というのが流行っている。けれど、わたしはそんな流行りに逆行して、「すきなことを諦めて生きている」ひとのほうにつよく魅力をかんじてしまう。そこには、諦めたものにしか馴染まない、途方もない美しさの色味がふくまれている。

すきなことを諦めるということ。その美しさについて。また、すきなことを密かに隠し持つ喜びについて。

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