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「あ〜、最悪だよ」をなくす3つのコツ

本文は最後まで無料です。オマケがあります。

皆さん、お元気ですか。プロの奢られ屋をやっている浮浪者(24)です。あとはゴミを売ったりして生計を立ててます。

皆さん。きょうも使徒襲来、していますか?

人生というのは厄介なもので、ただ生きているだけなのに「あ〜、最悪だよ」「なんで俺ばっか、こんな目に」「運、悪すぎ〜」と思うしかないような「不快なイベント」に常々、襲われてしまうものです。ウンコ踏んだり、ね。

さて、きょうはそんな「不快なイベント」に対して、どう立ち向かっていけばいいのか?なんて話をしていけたらと思います。全文無料で、マガジン購読者には「オマケ」があります。よろしくどうぞ。

この記事の内容まとめ

内容まとめ
・不快な事が起きたら「レンズを変える」!
・外圧の「受け流し方」が大切!
・すべての事象を「内省のツマミ」にしよう!
・【オマケ】レンズ、貸します!

この記事を読むと...

ミスドで子連れに遭遇しただけで6000字書けるようになる!(?)

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まえがき


ここ最近は、あえて「ちょっと騒がしいところ」で本を読むようにしている。本を読むには「静けさ」と「孤独」が必要なのだけど、それをより意識し、より強固なものとするために、あえて試練を与えている。

どれだけ騒がしい場所でも「静けさ」と「孤独」を失わないでいられるほうが、ずっと「安定的」で、好ましい。そのための訓練だ。

こうして修行をしていると、もちろん「ちょっと不快なイベント」も発生してくる。ご存知のとおり、人生は「ちょっと不快なイベント」の連続だ。

というわけで、今回はぼくの身にじっさいに起きた(起きている!)、「ちょっと不快なイベント」の経験をもとに、じょうずな生き方について考えていく。

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「ちょっと不快なイベント」の代名詞。


申し訳ないけれども、できるなら「子連れ」とはエンカウントしたくないものだ。とにかくうるさいし、ドカドカ暴れるし、なにか大変なものがこちらに飛んでくることも多いし、ひとの子はそんなに可愛くない!ひとは猫ではない!(それでもこどもを育てるひとは世界に貢献してえらい)。

だから、ぼくは「ゆっくりしたいとき」は、できるだけ子連れが来ない場所をえらぶ。こうして「エンカウント率」を下げる工夫をしないで、「子連れは最悪だ!」と糾弾するのは違うし、そりゃあマックに行ったら子連れがいるほうが自然だ。ぼくは普段「子連れ」と会わない工夫をしている。

それだからこそ、逆にぼくは最近「ちょっと騒がしいところ」で本を読むようにしている。子連れが来る。心の準備をしながら。そうやって、いつかの「使徒襲来」に備えるのだ。

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使徒「子連れ」襲来

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ミスドのカフェオレでやっと一息ついたとき、それは突然やってきた。

こどもの「机、足でバンバン!」である。カフェというものは、半ば「デスク・レンタルサービス」であるわけだが、そのメイン商品である「安定したデスク」が、がたがたと揺れまくる!

これはツイッターでよくみる「自由なこども」と「放任的な親」の組み合わせだ!よくツイッターの人がキレてるやつ!進研ゼミでやったやつ来た!

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思うに、ひとが「怒り」を表明するときというのは、どこか心の奥底で「これはキレてもいいやつだ」と判定を下したときである。それは「これはよくツイッターのひとがキレてるやつだ」とか、「親はこどもに対して責任を持つべきである」とか、そういった個人的な倫理観の現れだ。

ぼくは、じぶんの中で「ざわっ」とはしたけれど、「いらっ」とはしていないようにかんじた。この「ざわっ」という感覚に、倫理的判断のゴーサインが出ることで、「いらっ」という感覚に昇華され、「怒る」というコマンドが出現するのではないか。

ぼくは「倫理を採用しない」と決めているので、ざわっとして、今そのざわっとした感覚を堪能しながら、まさにこうしてワープロでこの分析を行っている。怒る暇はないし、それを態度で示す暇もない。タイプするのに忙しいからだ。

内省的に生きる、ということ。


ぼくは世界のあらゆる事象が「内省のツマミ」になってくれたらいいな、と思っている。すべてはじぶんの姿を見るための「鏡」になりうるし、それは「子連れ」も例外ではない。

ぼくは「子連れ」にいらついているのではなく、なにかもっと根源的なじぶんのうちにある何かの作用によって、「ざわっ」としているはず。使徒の襲来をヒントにして、そうして自らの根元にメスを入れていくのだ。

しばらく分析をして、この正体は単なる「揺れへの不快」だということがわかった。ぼくは物理的な些細な動きに神経質なところがあり、音やゆれ、視界や空間そのものにこだわりがある。それが「外圧」に揺れ動かされたから「ざわっ」としたにすぎなかった。電気がチカチカしたら疲れる。それと何ら違いはない。

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敵はいないほうがいい。けれども、敵はいつも物陰から突然すがたを現すものだ。だからこそ、ぼくは「ちょっと騒がしいところ」で修行をつまなくてはならない。

敵と遭遇しない工夫を施しながらも、安全圏では「敵と遭遇したとき」を想定しておく。じぶんの「外圧」を受け流す技を磨いておく。その積み重ねが「静けさ」と「孤独」を、じぶんの中に強固なものとして持たせてくれるのだ。

なにか身の回りに「不快なイベント」が起きたら、まずは「じぶんを見るためのレンズ」に付け替えよう。その対象に怒りをぶつけても「そのイベントに怒りを発生させたじぶんの構造」は変わらない。

もっと内省的にレンズを眺めて、「どうしてざわっとかんじたんだろうか」と考えてみる。対象について考えるのではなく、その対象をヒントに自分について考えるのだ。

そうすることで、目の前の「不快なイベント」も、「日本酒の横の塩辛」になってくれる。酒のツマミには塩っぱすぎるものがちょうどいいように、内省には不快なくらいがちょうどいい。いい塩梅、ってものだ。

こうして、「受け流して」「レンズを変えて」「すべてをツマミにして」、そうやってのらりくらり生きていけたらいいな、と思って、僕は今日を生きている。レンズを集めて、使い方をおぼえて、もっともっと面白いものが増えてほしい。いつもそう思っている。

不快なイベントを殺す、3つのコツ
・不快な事が起きたら「レンズを変える」!
・外圧の「受け流し方」が大切!
・すべての事象を「内省のツマミ」にしよう!


「子連れの使徒」との邂逅。今日も出会いをやった。このマガジンでは「出会い」を書いていく。明日は何に出会うのだろう。レンズを磨けば、きっと明日も出会えるだろう。子連れを倒した。いい相手だったぞ。

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【オマケ】 レンズ、貸します!

「レンズを変える」っていう表現をしたけれど、「具体的に、どゆこと?」となっている人も一部にはいると思われる。もう少し「レンズ」についての説明と、もっと具体的な「レンズの変え方」について、スラム民に向けてかいていく。

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(編集協力:加藤宥仁、紫水晶 葵、らる、馬込のはざぶん、カクコデラックス、合気道化師のマツリ、あまフィフ、長田風馬、なかそね、洋書読むマン、他スレを見守ってくれたスラム民一同へ、スペシャルあざっす)

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詳しくは記事の最後で。


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「レンズ」とは何か?

僕は結構「レンズ」という表現を気に入っていて、かなり頻繁に使用している。僕の言う「レンズ」とは、物事を見るときに「どういう前提でそれを見るか」であったり、あるいは「どんな立場であることを仮定して、それを見るか」であったり。とにかく「見方そのものを変える」ということの言い換えだと思ってほしい。

僕は「レンズ収集家」みたいな側面があって、だからこそ、「プロの奢られ屋」という建前で、べつに会わなくても困らないような人たちに沢山あってきた。僕はそこで「レンズ」をパクっている。いろんな人の「モノの見方」を目の前にすると、「なるほど、そうやって見る手があったのか!」と気づきがもらえて、以後何かを見るときに「ひとつの選択肢」として、ポッと浮き上がってくるようになる。

「レンズ」を集めておくと、いざというときの「解釈」に幅が出てくる。これまで楽しめなかった「なにもない暗闇」も、単焦点のレンズがリュックにあるだけで「風情のある白黒」になる。それって、めちゃんこ豊かじゃない......?


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レンズ、貸します!

僕は「レンズを貸す」のが仕事なんじゃないか、と最近わかってきた。僕は色んな人に会ったり、あるいは、色んな人に文章を読まれたりしているわけだけど、べつに「完全オリジナル」なことを言えるほどの天才ではないし、僕の中に存在するあらゆる思想や、知識やその断片、調理法などは、全部「その辺で拾ったゴミ」の組み合わせでしかない。

それでも、決して少なくない人々に「なにか作用している」。

そう考えた時に、「そうか、僕はレンズを貸しているんだな」と思うようになった。僕には、独自のモノの見方がある。それは別に僕だけじゃないのだけれど、僕は「レンズ収集家」だから、絶えずアップデートを繰り返しているし、それを組み合わせて、また新しいモノの見方を見つけたりしているから、「やたらレンズに詳しい浮浪者」でもあるのだ。レンズについて聞けばやたら詳しく答えるし、なんなら手元に「あなたに丁度いいレンズ」を持っていたりする。僕は、それを貸しているのだ。

「ひとの気持ちになって考えなさい」と、世間のお母さんはよく言うらしいけれど、僕は「レンズの気持ちになって考えたいな」と思う。あくまで主体は僕であり、カメラ本体である。その主体と、レンズとの組み合わせ。それが解釈であり、そこには無限の可能性があると思う。だから、僕はレンズが好きだし、これからも、もっと多くの、もっと様々なレンズと出会い、ものにしたいと思っている。


子連れが来たら、まずは僕のように「エヴァの予告BGM」を脳内で再生しよう。

安らかなコーヒータイム。差し迫る子連れ。机を蹴る子供。叱らない母親。裏でカギを握る秘密結社ゼーレ。果たして、シンジは使徒を倒し、日常を取り戻せるのか。

次回、まごころを君に。

さーて、この次も!サービスサービス!

内容まとめ
・不快な事が起きたら「レンズを変える」!
・外圧の「受け流し方」が大切!
・すべての事象を「内省のツマミ」にしよう!

・レンズを集めると「解釈」も増える!
・都合のいい解釈をすればノンストレス!
・僕の「レンズ」を使って全部バカにして生きよう!

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#問いで遊ぶ部屋

さて、最後に。三つ星スラム名物「問いで遊ぶ部屋」。もっとたくさん質のいい問いを見たいので、ぼくが「おっ」と思った問いを毎回3つほど厳選して掲載していくつもりだ。よかったら、ここから参加してね。

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今回の記事に関連する「問い」があった。トラブルを楽しむこと。これは少々の「健康」を消費する行為なので、ゼロコストではないかもしれない。けれどもまあ、生きることは厄介なことなので、こうして「健康をあまらせておく」と、すこし余裕をもってトラブルを「楽しいもの」へと変換できるのも事実だ。

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ふたたび今回の記事に近い「問い」をセレクト。

ぼくは世界をオモチャだと思っており、オモチャは楽しむもので、長く遊べるように「できるだけ大切にするもの」だと捉えている。なので、ぼくにとって世界は「面白がって生きるもの」なのだが、これは単なる宗教である。

「世界は苦痛なもので、できるだけ苦痛を避けることが最も賢明な生き方だ」的なことをショーペンハウアーおじさんとかは言っているけれど、まあ「さすがに生まれた時代、ちがいすぎね?」という感じはある。

ふつうに戦争ドンパチしてるし、意味不明の病気で沢山死ぬし、肺炎も治らんし。ウンコを踏んだり、カフェに子連れがきたり、新幹線でとなりに臭いオジサンが座ったりする「苦痛」とは訳がちがう感。苦痛の世界、って感じだ。なので、時代によって思想の最適解はちがうと思う。宗教も流行りがあるからね。都合のいいやつを信じるのがよい。

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問いを問う。メタ問い。こういうの好きだ。

問いを立てる、とは何か?

そこに適切な順序はあるか?

どうすれば「優れた問い」を立てられるか?

記事リンク付きの感想ツイートは記事に掲載される可能性あり。

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今月の『三ツ星スラムのゴミ捨て場』はこちら

ここでは日夜、スラム民たちの間で知的なやり取りが交わされていたり、スラム民によるラジオを聴きながらみんなでワイワイしたり、月に数回ぼくがライブ配信したりしている。木曜には定例会があり、新規ユーザーをいつでも歓迎している。スラムへ、いらっしゃい。



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過去の研究はこちら。

https://note.com/ogosalon/n/n8f963b761ecf?magazine_key=m171fe652c7ea

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過去マガジンはこちらから

https://note.com/taichinakaji/magazines

▼コミュニティ「三ツ星スラムのゴミ捨て場」に参加できる。

https://note.com/ogosalon/n/ndac792a40c16?magazine_key=m171fe652c7ea

▼ぼくの「独り言」をのぞける
コミュニティ「三ツ星スラムのゴミ捨て場」の中にある #ぷろおごの部屋 にて、不定期で独り言をつぶやきます。そこから記事になるものもあれば、完全にお蔵入りして抹消されることも。見れるのは、投稿から数日間だけ!

▼限定の生配信が見れる。
『三ツ星スラムのゴミ捨て場』にて、「毎週木曜Zoom定例会」をしています。参加は自由です。
過去の録画はこちら。
https://note.com/ogosalon/n/n8f963b761ecf?magazine_key=m171fe652c7ea

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