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2015年11月16日 新宿 ピザにタバスコ

写真のデータを見る限り4年前らしいんだけど、もっと前のような気がしてた。そんなもんだっけか。ほんとか?

ご飯を食べるのは好きだけれど、生来の自信のなさから人にご飯を勧めたり、一緒に食べるお店を選んだりするのが苦手だ。苦手なんだけれど、「苦手でうねうねうじうじいつまでも決めないのはそれはそれで嫌われてしまう気がするから、なんだか決断力があるっぽいムーブをする」というようなことをする。

この時も、当時結婚する前の妻と新宿の南口を出てハンズに行った後だったか、ランチで食べたはずだから行く前だったかもしれないけれど、とにかく店が決められず、上記のような焦りもあって「この店にしようか」と飛び込んだような覚えがある。

いまググってみたところ、たぶんお店は「ビラビアンキ」だと思う。たぶん。

こう、過去の写真をもとに思い返して書いていくってやると、「たぶん」とか「ほんとに?」とかどうしても多くなってしまう。ちょっと恥ずかしい。

周りのテーブルには瓶の炭酸水を飲んでいる落ち着いた夫婦がいたりして、ちょっと緊張した。写真のピザを一枚シェアして、俺は赤ワインのグラスを一杯とピザをメインで食べて、妻が何かもう一品ご飯もの食べていた気がする。

ピザとワインで美味しいなあと思っていたところで、テーブルに置いてあったタバスコが目に入った。「ハバネロ」と書いてある。これは、そりゃあ、辛そうだ。だってハバネロだもの。

それまでピザにタバスコをかけるという習慣がなくて、この時は「ハバネロ」というワードにぐっと目を惹かれたんだと思う。

そもそも、ピザ自体が宅配ピザくらいしか食べたことがなくて、お店で食べるピザ、ものすごく雑な言い方になっちゃうんだけど「薄いピザ」をあんまり食べたことがなかった。

小さいころから実家で取っていた宅配ピザは載っている具もたくさん、ソースの味もこってり、生地もふっくら肉厚(薄焼きも頼んだことはあったけれど、家族の趣向に合わなくて続かなかった)で、もうそれだけで完結していたから何かをかけるって発想がなかった。

そこにきて、それっぽいお店で食べる薄手のピザに、「ハバネロ」と書いたタバスコで、グッとひかれてしまったので、かけた。割とめいっぱいかけた。

これが美味しかったんだよなああああ。チーズの油分にタバスコのスキっとした酸味、そんで後から来る辛さ。やられた。

ピザにタバスコってうめえなあ。うめえわこれ。

別に改めて言うような発見でもなくて、鉄板のトッピングなんだけど、鉄板のトッピングには鉄板のトッピングになる理由があるというか。いや、うまかったなあ。


ピザ食べたくなってきた


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