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【田端大学に学ぶ】自己紹介のしくじりかた

どうもこんにちは、「勝手に経営者づら労働者」の清原です。これが私の初めてのnoteだという人はぜひ以前のnoteをご覧ください。

さて、11月になり田端大学に入学してから1ヶ月がたちました。空いた枠で新たに入学してこられた方もいらっしゃるみたいなので、ここで田端大学で学んだ自己紹介のしくじり方を整理しておこうと思います笑

前説
田端大学に入学したら、Facebookグループに招待され、そこで最初に自己紹介スレッドに自己紹介を投稿します。
その自己紹介のテンプレは以下のようなものです。
1. 名前
2. 職業
3. 趣味
4. 希望学科(マーケティング学科など)

ここだけ見たら普通ですが、塾長から「ブランド人学部」ならではのお題が出されています。
それは、自分に一言のキャッチフレーズをつけながら自己紹介しろというものです。
田端さんであれば、”たるんだ社畜の勇気に火を灯す「最強炎上サラリーマン」田端信太郎です"のようなものです。


本題

いろんな人の自己紹介を見ていくうちに、あることに気がつきました。

それは、田端さんのいいねやコメントがついてる自己紹介とついてない自己紹介があるということです。

そこで、そのは何なんだろうかと思い、パターン化してみることにしました。

すると大きく3つのパターンに分けることができました。

①「自己完結紹介」型自己紹介
②「価値未定義」型自己紹介
③「他己紹介」型自己紹介

3つです。
①は無反応、②はコメントあり、③はいいねとコメントありです。
また、①と②は受動的で、③は能動的です。
そして、あえて言うと、①はしくじっている自己紹介、③は成功している自己紹介です。

では詳しく見ていきます。

①「自己完結紹介」型自己紹介

自己紹介とは、相手に自分のことを知ってもらうためにするものです。従って、他人からどう思われたいかを想定する必要があるのですが、このパターンは、何も考えずに自分のステータスだけを並べたような独り善がりな自己紹介です。

私は、東大経済学部4年の清原です。音楽サークルに入っていて、趣味は音楽を聴くことです。マーケティング学科希望です。最近インプットし始めたばかりで、まだ何をしたいのかも決まってないので、田端大学に入学して探していきたいです。

のような自己紹介です。
この自己紹介が他人の目に触れることを意識せずに、機械的に投稿された自己紹介です。さらに言うと、自分をよく見せる方にも、悪くさらけ出す方にもどっちにもポジションをとっていないつまらない自己紹介です。
自己紹介が、自己完結してる紹介になってるということで、「自己完結紹介」と名付けました。
そして、このタイプの自己紹介には無反応でした。

②「価値未定義」型自己紹介
これは以下のような自己紹介です。


私は、東大経済学部4年の清原です。音楽サークルに入っていて、広報の責任者をしています。マーケティング学科希望です。自分のサークルの演奏会の集客方法を田端大学に入って新たに考えられればなと思っています。


①よりははるかにいいです。いくつかつっこみやすいポイントがあるので。しかし、この自己紹介の問題点は、「価値が定義されていない」ということです。
その音楽サークルの強みは何か、自分が広報の責任者をすることで何を生み出し得るのか、なぜ多くのお客さんを集客したいのか、誰を意識して広報しているのかなどなどです。

冒頭で触れた田端さんの、自分にキャッチフレーズをつけろというお題は、自分の価値を定義しろと言う意味だったのです。

音楽サークルに入っている広報責任者はごまんといます。その中で、自分は他の人とどう違くて、どの部分をここで伸ばしたくて、どうなりたい、どうしたい、なぜしたいのかが具体的に定義されていないのです。

しかし、このタイプの自己紹介は少なくともポジションはとっておりツッコミどころもあるので、田端さんの鋭いコメントが返されていました。

③「他己紹介」型自己紹介
最後に「他己紹介」型自己紹介です。
もうお分かりかもしれませんが、他人の視点から自分をPRしている自己紹介です。すなわち、客観的に見て、この場では何を言って、自分のどの面をどう見せるのが一番いいのだろうか?としっかり考えている自己紹介です。やっている内容自体の良し悪しは全く関係ありません。

10月の田端大学の定例で言及されていた通り、嘘はついてはいけない、しかし嘘なんかつかなくとも、印象操作はできるんです。なら、自分を最大限よく見せられる(最大限この場所を活用できる)ように自分の印象操作をしようという発想で作られたのがこのタイプの自己紹介であり、受動的でもないし、レディーメイドではありません。その場その場で誂えたものです。

そして、以下が僕の書いた自己紹介です。


初めまして。アルバイトをするときに、自分がこの会社の社長だったらを意識しながら働いてる、「勝手に経営者面労働者」清原です!
大学入学後、あえて教育関係のアルバイトをせず、大企業の店舗でアルバイトをしてきました。マクドナルド渋谷新南口店で1年、GU銀座店で1年、そして現在クロネコヤマトでアルバイトをしています。
就職を控える学生にとっては、本当の「生データ」に触れられる店舗での勤務体験は、お宝そのものです。こういう場所で大企業のオペレーションを盗み、新卒入社後その経験を活かそうと思っています。
①Takashi Kiyohara
②東大経済学部4年
③音楽を聴くこと(椎名林檎とチャイコフスキー)、演奏すること(主に打楽器)
④ビジネスプランニング学科
皆さまどうぞよろしくお願いします!
(原文ママ)

この自己紹介には、嘘はついていませんが、印象操作しているところはいくつかあります。さらに、このワードを入れればコメントで突っ込まれるだろうなあというワードも想定して多数準備してます。

この自己紹介が完璧かと言われればそうではないでしょうが、最初の印象付けには成功したことは間違いないでしょう。

まとめ
以上から分かるように、自己紹介というのは、いかに自分で自分をPRするかの戦いなのです。自分を相手の眼にどう映したいのかを考えてする自己紹介と考えないでする自己紹介とでは雲泥の差があります。

しかし、誰もが最初からこのことをできるとは思いません。私も最初は少しもできませんでした。
なら、できるように鍛えましょう。
自分で自分をPRするというのは、自己紹介の一つ上の概念です。一般的に、「賢い」と言われる人は、豊富な知識を持っている人ではなく、一段階上、ないしはそれより上の思考ができる人のことです。そしてこれはすなわち、客観化、相対化、パターン化、普遍化できる人ということです。これは自己紹介に限ったことではなく、仕事における課題解決では必須な能力なのではないでしょか。
そして、大学というのは、その能力を鍛えるための場所だったのです。
田端大学の学生の皆さんは、田端大学で出される課題はこれらの能力を鍛えるための訓練になっていることにお気づきでしょうか?


最後に、田端さん一押しの"SUIT"からの名言を紹介して終わります。


"入社当時、仕事熱心だと印象づけた。今じゃ何時に来ようが誰も俺の能力を疑わない。よく覚えておけ。第一印象が命だ。しくじったら終わりだぞ"


自分も怠けず頑張っていきます。
清原 (@Takashi0Zo)

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PS初めて有料のnoteを書いたので、ぜひご覧ください。無料のままでも十分楽しめる内容にしてあります!!


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