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演技レッスン【『身体開発』を俳優訓練のスタンダードに】

こんにちは。
演技講師、アクティングコーチのスギウチです。
この記事では演技力アップに役立つような内容を不定期に書いています。

今回のテーマは【『身体開発』を俳優訓練のスタンダードに】です。

まず、簡単なぼくの自己紹介ですが
ボクは元々20代前半から俳優として活動していて、今から約7年前に俳優から演技講師、アクティングコーチに転向しました。現在も講師として活動中です。今までたくさんのプロの俳優、女優さんのコーチングやオーディション、撮影本番の準備のお手伝いをしてきました。

俳優時代は全く演技のセンスがなく、事務所の先輩から満面の笑顔で「タカシは本当に芝居が下手だなぁー」と爽やかに言われるほどでした。その為、たくさんの演技レッスンやワークショップに通って色々なメソッドを学んできて今に至ります。

では本題に入っていきましょう。

『身体開発』を俳優訓練のスタンダードに

去年末から、『日本立腰協会』というところで毎月『身体開発』についてのセミナーを受けています。

前にも何度か記事にしたのですが、そこで驚愕の事実を知りました。

「ストレッチ、筋トレは左右均等にやってはいけない」
「筋肉は伸ばして良い箇所と、縮めてあげなければいけない箇所がある」そして「人によって必要なストレッチや筋トレは違う」
などなど。

詳しくはこちらをどうぞ↓

ビックリしました😅

今まで正しいと思ってやっていたことが、実は身体を壊すことをやっていたとは…。

今までの常識がぶっ壊されて頭が混乱するのとは裏腹に、身体は正直です。姿勢は勝手に改善される、身体の痛みは無くなる(昔ギックリ腰をやってから腰に爆弾を抱えていました)、そして何よりST Acting Studioメンバーの演技の『質』が変わっていったのです。

『日本立腰協会』代表の河上雄太氏は
「大切なのは、身体の使い方ではなく在り方」と仰っています。まさにスタジオメンバーは演技するときのカメラ前の「居方」が変わっていきました。

このメソッド『身体開発』(身体を構造通りに扱える能力を身につけること)を俳優訓練のスタンダードにしたいと思っています。

俳優の演技訓練、演技メソッドには様々なものがあります。発声の仕方から、スタニスラフスキーシステム、マイズナーメソッド、マイケル・チェーホフテクニック、イヴァナ・チャバックメソッド、ベラレーヌシステム、インプロなどなど、ボクが学んだことのない、まだ知らない素晴らしいメソッドもたくさんあると思います。

どのメソッドやテクニックを否定するつもりも全くありません。人によって向き不向きがあると思いますし、自分に合ったやり方を見つけられると良いと思います。

ただ、そのメソッドやテクニックを習得する上で根底となる身体が『身体開発』によって構造通りに扱える状態であれば、よりそのメソッドやテクニックが習得しやすくなると思っています。

逆を言えば、身体が歪んだ状態、構造通りに扱えない状態のままテクニックを習得しようとしても、思うような成果が出にくくなってしまいます。

一生懸命努力してるのに、成果が出ないのはやり方ではなく、身体の『在り方』に問題があるということです。

ここに焦点を当てて、俳優訓練の中に『身体開発』という項目がスタンダードになっていければと考えました。そうなれば日本の俳優のレベルの底上げにつながると信じています。

今後は『身体開発』を広めていく活動をより積極的にやっていこうと思います!!

俳優同士の会話の中で

「オマエ『身体開発』やってる?」
「えっ!?もう肋骨まで行ってるの?スゲェなぁ〜」

となるように!!

では
スギウチ タカシ

6/26(日)〈13:00〜16:00〉にまさに『身体開発』の基本中の基本『身体の現在地』がわかるワンデイWSを開催しま〜す↓↓

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