詩:読んでもらわなければ意味がない
どんなにすばらしいことを書いても
どんなに美しいことを書いても
どんなに人をメロメロにすることを書いても
どんなにあの人を愛することを書いても
読んでもらわなければ意味がない
そんなことはわかっているけれど
だからこそ書かないといけないのだけれど
〈そりゃ書かなきゃ読めないよ〉
書いている自分は虚しくなっていって
煙草がまた増えていく
ああもう嫌だ
勘弁してくれ
どうか読んでくれ
〈そうは言っても書かなきゃ読めないよ〉
どんなに綺麗なことを書いても
どんなに含蓄のあることを書いても
どんなに人をヒイヒイさせることを書いても
どんなにあの人を愛することを書いても
読んでもらわなければ意味がない
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