いとしさは雪
あたたかい雪をあなたにあげたくて あたためようと掴む、つめたい
明後日に貸す約束をした本を今日も明日も携帯してる
大衆に身内の紹介済ませてる 私と君は今日も他人だ
親しげに笑い私を呼ぶ声は君の声より少し低いね
現状に満足しながら生きていくことができない いい子ではない
背中からかけられた声 不意打ちに「うわあ!?」と可愛くない悲鳴出た
敵わない敵わないなとくちびるを噛んで出た血を愛と呼んでた
笑えない 君の前では平静を保つことしか出来ないままだ
頑張ってみても挫折だ いつだってうまくいくのは仕事の会話
君が前恋した人の話して 今好きな人の話でもあり
追う恋は幸せになんてなれないよ 誰かが言った 仕方ないのに
嫌われてないし意識はされてるし。比較法など役に立たない
聞きたいと思うことなど何もない 要らぬ答えを予測している
「欲しいものなんかあげるよ」言えなくて君の代わりに貰うハンカチ
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