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書評を書けなかった本たち⑧

過去記事はこちらのマガジンから。

結果から原因を推理する 「超」入門ベイズ統計

すいません。
この本はベイズ統計を勉強するにはオススメしません。

ミステリー仕立ての愉快なストーリーを読みながら、「ベイズの定理」を中心に学んでいきます。
と書いていながら、ミステリー部分はそんなに面白くないし、統計の解説も早足簡潔過ぎて、「今、何でこれをやってんの?」という繋がりがわかりにくい。

非常に辛口で申し訳ないですが、ベイズ統計を勉強するなら他の本を選ぶのが吉です。


人月の神話

ソフトウェア開発の書籍としては半世紀以上読み継がれている稀有な一冊、という触れ込みで興味を持ち読み始めたが、やっぱりソフトウェア開発の本なので万人に読めるものではなかった、という印象。
僕ももともとはソフトウェア開発出身であったのだが、そこから離れた僕にとってはもう関係のない一冊だと感じた。


考えるヒント

しばらく、小林秀雄さんを読むのを諦めようと思う。
以前、同タイトルの記事第6回で、同氏の「モオツァルト・無常という事」についての書評を書けなかったとして紹介したが、こちらも全く何も書けなかった。
難しかった。小林秀雄さんの文章が僕に合わないのか、僕の知識が足りないからなのかはわからないが、僕は何も読み取れなかった。
「考えるヒント」というタイトルではあるが、別に小林秀雄さんの思考法を紹介するような内容ではなく、単純なエッセイ集であり、そこから読者がヒントを読み取る、という形式となっている(タイトル自体は小林秀雄さん自身ではなく、編集者が付けたものであり、小林秀雄さん自身は「考えるヒント」というタイトルを意識して買いているものではない)。


それでは、また。

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