【第41話】骨髄検査の結果

12月7日に受けた骨髄検査の結果が出ました。これは、治療ステップ1の寛解導入療法がどれだけうまくいったかを、遺伝子レベルで検査するもの。

【第40話】に書いたとおり、これまでの治療はすべて途中で終えていて、最後までやり切ったことはありません。僕は、少し不安な気持ちで待っていましたが、いつものように回診に来てくれた主治医のA先生は、こう言いました。

「骨髄検査は、白血病細胞が『定量域未満』であると、良い結果が出ました。そのまま、抗がん剤治療を続けましょう」

僕の心配とは裏腹に、良い結果が出てホッとしました。【第21話】で例えた、抗がん剤によるBall拾い。僕の身体の中でも、選手たちがボール集めを頑張ってくれたということでしょうか笑。

今回の結果が良かったことは、一つ、大きな意味を持ちます。それは、今後、抗がん剤治療だけでいけるか、骨髄移植を検討すべきなのか、という判断材料にもなる検査だったからです。

骨髄移植では、他人の骨髄がきちんと自分の身体に適合しなければなりません。どんなに医療が発達しているとは言っても、抗がん剤治療に比べれば、間違いなくリスクは高くなります。

やっぱり、血液の状態を見ながら、日々、治療方法を考えてくれているA先生の判断を信じるしかないんだと、改めて思いました。

今後、変わる可能性もありますが、今のところ、抗がん剤治療でという方向性が決まってひと安心。やることが決まれば、あとは簡単、やるだけです!

2023.12.19

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