缶詰の中にも愛は宿る

顔の見える生産者による産物を、心をこめて作られたものを、

とは、昨今、よく聞く言葉ですね。

でも私は思うのです。

もしかしたら、ライン生産の品物を作るときだって、

愛を送っている人もいるんじゃないかなって。

私も、かつてライン生産の中にいました。

そのとき、私はいつも祈っていました。

「この機械に関わる全ての人に祝福がありますように」と。。

だから、私は思うのです。

この缶詰を作っている人の中には、そんな祈りをこめている人がいるかもしれない。

生産者の顔は見えないけれど、量産品かもしれないけれど、

そのラインでの働きで生活しながら、せめてもの、祈りを乗せて送り出している人が、

いるかもしれない。

ね、そう思ったら、消費者として自分が受けとるすべてのものに、

祈りと祝福を感じないではいられないのです。

この社会が、スピリチュアルな意識世界へとシフトしていく中、

そこからとりこぼされていく生産者や職業がどれほどあるでしょうか。

でも、そこから放たれている祈りは必ずあるはずです。

スピリチュアルな生き方をしていくなら、そんな祈りを聞きとっていたい。

エコもロハスもオーガニックにもまだ変わっていない環境の中で、

せめて今できることを、と、祈りを乗せて働いてくださる人たちの声、

かすかな声、その場所に。

ここから、感謝を送りたい。

その人たちの環境に癒しの光が差しますように、と。

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