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人生のフェーズで失敗も変わる

仕事上で失敗は避けられないですが、いかなる背景で失敗するのか、それがわかると策が打ちやすいと思い、自分なりの探求を続けています。個人のレベルで気を付けいていること、今日はそのあたりについて書いてみました。

人生、失敗はつきもの

サッカーのワールドカップ。PK戦で決まる試合も多く、本当に見ててハラハラします。日本代表の試合も含めて、失敗すると見てる側も「うぉー、まじかー!」「でも、よく頑張った」など思いますが、実際にボールを蹴っている選手からすると、人生の3本指に入る大トラウマになるかもしれないだろう、など思います。

さて、サッカー日本代表ほど大きくも、注目されることも無いですが、普通の人も人生失敗はつきものです。私ももちろん失敗しますし、他人の失敗も見ます。

ただ、想いとしては、失敗するにしても、特に仕事上の失敗はコントロールできる範囲の失敗にしたい。あまりに大きく失敗すると、学ぶことも多いが、トラウマになる場合もある。その場合は「失敗して人は磨かれる」とか言っている場合じゃないこともあります。

失敗はどんなものがあるのか?

失敗はなぜ起こるのか?もちろん運もあるとは思いますが、経験的には、後々考えると何かしらの考慮漏れ、実行漏れがある場合に失敗が発生します

さらに、その考慮漏れ、実行漏れがいかにして発生するのか?その背景について知っておく必要もあります

考慮漏れ、実行漏れはどちらかと言うと起こった現象で、たぶん対策を行うとするとその背景に対して対策をしなくてはいけないと考えています。

この、対策をしなくてはいけない背景、それはいろいろあると思いますが、経験的には年代よって変わっていくと思います。私的に気を付けている点(気を付けているからと言って実行できているわけでもないのですが)について書いてみます。

若いころの失敗

若いころと言うとざっくりですが、20代~30代前半くらいの失敗を振り返ると、まぁ、本当にやるべきタスクができて無くて失敗するケースが多かったのですが、ここにおける考慮漏れ、実行漏れの原因のまず第1は知識不足です

この場合、比較的周りの人、先輩、上司なども少なからず似たような経験をされているので、聞けばわかることも多いし、なんなら、武勇伝的に失敗談を語られることも多いともいます。これは相談すればいい。比較的情報も豊富なので対策は打ちやすいです。

個人の経験としては、ある程度仕事ができるようになって調子に乗ってしまって、「俺、できるし」みたいな感じで、慢心して抜け漏れが発生したことが多かったなと。。さすがに何回か繰り返すと、「やばい、知らないこと、できてないことがまだまだある」と認識してもう少し殊勝に物事に取り組めるようになったと思います。

若いころは、何かしら「やらかしてしまう系」の失敗が多いとは思います。単純に考慮できてなかったケースが多いと思いますが、実は最初の鬼門は「調子に乗ってしまう」かもしれない、と思うことはあります。

ミドル以降

30代半ばくらいから、おおよそ自分なりに仕事の勘所もつかめてきたし、調子にも載らなくなってきた、ということになると、周りからの信頼度もいろいろ上がってくると思います。そうすると、「あの人ならこの仕事できるかもしれない」と新しい種類、世界の業務も任せてもらえることが増えてくると思います

その時には、考慮漏れなどが発生しないよう、いろいろ自分なりに情報収集しつつ仕事を進めることになると思いますが、次は違う種類の背景によって失敗に至ることがあるように思います。

「相反する情報、状況の中での決定」「自分の成功パターンによる思い込み」「そもそも全く新規の話でその分野についての土地勘が無かった」などの状況で失敗するパターンです。

「相反する情報、状況の中での決定」
情報収集の勘所も押さえて収集するものの、情報だったりそれに対する複数の他人の見解が相反していて、どちらを選んでもそれなりに何らかのリアクションを覚悟しなければならない場合。

この場合、タスクをやるかやらないかという話ではなくて、精いっぱい努力しても100%の成功は無いのでともかく迷います。上位の目標だったり、目的に立ち返ってどうすべきなのか、考える必要が出てきます。最終的にはその上位目標に向かってどう判断するか、という話になります。

「自分の成功パターンによる思い込み」
調子に乗って、に違い面も一部ありますが、これまでの経験から控えめに考えても一番成功確率が高そうな手段、パターンを選ぶ、という場合に起こりえます。

自分の成功パターンとはある意味自分がコントロールできる範囲の判断、行動なのですが、実は自分ができる事以外、他人や他のチームができることを考えると、そちらの助力を得て活動したほうがより成果が出る、ということがあります

一旦、自分のできることから離れて、遠くから見た場合にこの方法で間違いないのか?考えてみるのも必要と思います。

「そもそも全く新規の話でその分野についての土地勘が無かった」
実力のある人は、期待されて全くの新規の仕事を行うこともあるでしょう。情報を集めて考え抜いた末になお失敗することも当然あります。後から振り返ってみると、「こうしておけばよかった」「あの情報があれば」と思うことが多々あります。

この場合、情報探索的な意味で小さく何度か実行を行い、できるだけ土地勘を養うことが必要と思います

最後に

ここまで書いてきて何ですが、私が上記の事が出来ていると言いたいわけでもなく、自分や他人の失敗を振り返り、現状、このようなことを心掛けている、という途中経過を書いてみました。この内容が、誰かの、何かに役立てば幸いです。


おわります。

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