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【スタートアップCHRO活動録】創業直後からの1on1のススメ

こんにちは!株式会社令和トラベル執行役員CHROの田村(@tamuchi20)です。
令和トラベルは、海外旅行業界のDXを通して、あたらしい旅行をデザインすることを目指して2021年4月に創業し、海外旅行予約アプリNEWT(ニュート)を運営しています。オトクなツアーをたくさん掲載していますので、海外旅行好きの方、検討していらっしゃる方はぜひご活用ください!そして、オトクなキャンペーンも不定期で行っているので、LINE登録がまだの方は、こちらより、ご登録ください!

創業後、1年半(正確には1年8ヶ月)が経ちましたが、取り組んできてよかったと感じる取り組みの筆頭である、1on1(社内ではHR1on1と呼んでいる)のご紹介をさせていただきます。ベンチャー企業で人事を担当されている方、マネジメントを行われている方などの参考になると幸いです!

具体的にどんなことをしたのか?

創業後2ヶ月が経った6月以降、毎月全フルタイムメンバーとの1on1を実施してきました。当時はメンバーが10名程度でしたが、現状では40名弱にまで拡大してきました。(創業2年目の途中までは代表も毎月1on1を全フルタイムメンバーと行っていました。)

毎月30分、ここまで18ヶ月続けてきています。最初の頃は、月間5時間程度だったものが、現在は20時間程度になってきています。(いつまで毎月続けていくのかは悩みどころではあります。)

1on1をはじめた頃の写真。人数がまだまだ少なかった。

HR1on1を定期的に行ってきて良かったこと

1on1に20時間/月もかけてまでやる必要ある?得られる価値ってどんなことがあるの?もっと事業に直結する時間を使う方がいいのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、本当に価値のある時間になると感じているので、そのポイントをお伝えします。

HR1on1の効用だと考えていること

  • ビジネスやプロダクトなどのポイントを知ることができる

  • 人事施策に対する率直な感想をもらえる

  • メンバーの状態をタイムリーかつ詳細に把握することができる

上記の具体についてここから触れていきたいと思います。

ビジネスやプロダクトなどのポイントを知ることができる

わたしは、もともと旅行業界で働いたこともなかったですし、エンジニアとしての実務経験もありません。そんな中で経営戦略に合わせた人事戦略を設計し、実行するために、できる限り生に近い情報と触れることは大切だと考えています。月に一回さまざまな役割を担っているメンバーたちと会話することで、その役割で職種のポイントや事業上でのトレードオフが起こっている事情などを理解します。職種や事業の特性を知った上で事業への関与や組織戦略の設計などに活かせるので1on1はとても貴重な機会だと感じています。

人事施策に対する率直な感想をもらえる

オンボーディングや人事制度など様々な人事施策が行っていますが、それぞれに対して、実際メンバーのみんながどう感じているのか?という率直な意見や感想をもらうことができます。特にフィードバックがないということもそれ自体がフィードバックになります。いろいろな人事施策を行っていく中で、うまく機能するものもあれば、そうでないものも出てくるものです。フィードバック→検討→変更・廃止などのサイクルを高速に回していくことは非常に重要なので、その機会としてとても重要だと感じています。

※人事制度パッケージにかけた想いは下記noteをご確認ください!

メンバーの状態をタイムリーかつ詳細に把握することができる

1ヶ月でさまざまなことが変化がありますが、その1ヶ月でのメンバーの状態を把握することができることもとても重要なことです。業務面でどんなチャレンジにやりがいを感じているのか?どんなことに困っているのか?、プライベートでどのようなことが起こっているのか?人によって、話したい内容も異なるので、全てを網羅的に確認するというよりは、本人の話したい内容を聞いていくことを通して、状態を把握し、必要な打ち手があればサポートすることもポイントだと考えています。

初開催の全社合宿での一風景

1on1でどんなことを気をつけているか?

1on1のノウハウ本などはたくさん出ているので、それらと重複もあると思いますし、詳細はそちらを確認いただけるといいと思うのですが、わたしが気をつけていたこと、行っていたことを記載したいと思います。

質問の流れや意識していることは以下になります。

1.まずはオープンな質問を行う

ラポールやアイスブレイクのような話を軽くしたあとに、まずはオープンな質問を行うようにしています。

具体的には、「この1ヶ月どうでしたか?」「最近どうですか?」というような質問です。(かなり雑な質問だとも思うので、「雑な質問ですが」とつけてから質問することもあります。)狙いとしては、オープンな質問をすることで、その瞬間にその人が考えていることや感じていることのウェイトの大きなものが返ってくる可能性が高く、そこが最もケアすべきことになる可能性が高いからです。

人によっては、業務の進め方の話が出ることもあれば、プライベートなことが出ることもあります。人によっての関心事が異なるので、まずはオープンに問うことでマインドシェアを確認したいと考えています。

その後は、メンバーが話したいことを確認し、それに関する話をしていく。もしくは、こちらとして確認したいポイント、お伝えしたいことなどを中心に話を広げていくという流れにしています。

2.会話の中で、「引っかかる」ポイントを確認していく

会話の中で、「引っかかる」ポイントがあれば、そこを確認していく。表現を変えて、質問するということもしています。

感情が動いたなと感じることや、質問に対して間のあったことは、その間に思考を巡らせているということなので、ヒントとなることが多いので、思考のポイントを確認するようにしています。

この「引っかかる」ポイントへの感度は、多少の経験なども必要となるかもしれませんが、アンテナを張っておくことが重要だと考えています。

3.1on1の意義・価値を感じてもらえるようにアクションする

また、質問も「こちらが知りたくて聞く質問」と「本人の思考を深める問い」に分かれると考えています。
今後もより率直に話をしてもらうためにも、1on1の時間がその方にとって価値があったと思ってもらうことはとても重要なので、価値と感じてもらえるように意識しています。

価値を感じてもらえるためのポイントとして、「コーチング的なアプローチで本人に自分の思考などについて気づきを得てもらう」、「ティーチング的なアプローチで業務に関する思考や進め方などの気づきを得てもらう」、「フィードバックを行うことで周囲の認知と自己認知のギャップに気づきを得てもらう」「いただいた情報を元にアクションすることで、より良い状態を作るためにアクションする」などを行うことが重要だと考えています。

このようなコミュニケーションを行う土台となるものとして、「信頼」があると考えていますが、信頼に関しては過去にnoteにまとめてみていますので、ご興味ある方はそちらもご確認ください!

最後に

いかがだったでしょうか?少しでも1on1の参考になれば幸いです!

そして、最後は恒例の仲間探しのご案内ですwこのようにコミュニケーションを大切にしている令和トラベルに少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひご応募いただけると嬉しいです!

激しい変化の中で、数多くのチャレンジをしていくためにも、もっと多くの仲間が必要です!フルタイムだけでなく、インターンや業務委託などさまざまな関わり方もございますので、気軽にご応募いただけるとありがたいです!

応募はまだ早いけど、ちょっと質問があるという方は、twitterDMからご連絡ください!

https://twitter.com/tamuchi20



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