求められる記事を書くのか、書きたい記事を書くのか

「マーケットイン」と「プロダクトアウト」。
カタカナ言葉が苦手な私ですが、ECの記事にも関わるため、おぼろげながら覚えています。

要は、市場に求められるものを作るのか(マーケットイン)、作りたいものを作るのか(プロダクトアウト)という違い。(たぶん)

Webメディアの運営や原稿を書く行為も当てはまるのではないでしょうか。

私は、Webメディアの(ほぼ)立ち上げに携わった経験がいくつかあります。SEOを意識した記事を書くのか、そうでない記事を書くのかは、その際たるものな気がしていて。その反面、うまく説明ができなかった気がしてならないので、ここに私なりの考えを残したいと思います。

記事そのものが集客を担い、読んでもらう動線を作るのであれば、マーケットインを意識したSEOの手段が必要です。時にプロダクトアウト寄りな記事も有用ですが、読んでくれる人の数が少ないため、流入経路を作った方がメディアを運営するモチベーションにもなると考えます。ただし、メディアを育てる必要があるため、相当な密度と早さで記事を出していかない限りは、数年かかると見積もった方が間違いないでしょう。(超大手企業は別枠かも)できれば、SNSも積極活用したいし、被リンクも考えなきゃ・・・ゴニョゴニョ。

では、理想的なメディアを作るためにプロダクトアウトの形をとってはいけないのか、といえばもちろんそうではありません。かのiPhoneもプロダクトアウトの考え方から生まれたそうな。(余談)コアなファンを集めるには、うってつけですし、潜在ニーズを引き出せる可能性もあるでしょう。ですが、Webコンテンツの場合、Google検索以外の流入経路が必要と考えます。

例えば、営業資料としての活用です。メルマガや各種SNSによる拡散が方法として挙げられます。事例記事は、公式ホームページのトップページに掲載したり、対面の営業時に活用するのもよいかもしれません。

どんな思いと目的があってメディアを始めるのか。その方向性によって、必要な手段と原稿が変わると思います。

まだまだ経験は浅いものの、目的に沿えるようにクライアントと一緒に伴走していきたいと常日頃考えています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?