見出し画像

シネマンガブラザーズ

『おざき!おれとYouTubeやろうぜ!』
始まりは至ってシンプルだった。
漫画が、映画が、ぼくの人生を
色鮮やかなものにしてくれたから。
その恩返しといえばかなり大袈裟だが
単純に好きという気持ちと
たくさんのリスペクトを込めて。
そうしてこのチャンネルを立ち上げた。

かのゴール・D・ロジャーはその右腕レイリーに
『おれと一緒に世界をひっくり返さねぇか!?』
と運命的な出逢いとともにそう述べた。
2人はきっと出逢うべくして出逢った。

こちらの小舟はと言うと
ただ〝いつも映画を一緒に見に行くお友達〟と
〝趣味の延長線上〟にある動力源を携えて
ゆっくりと帆を張り進み始めた。

それが全ての始まり。
シネマ好き×マンガ好きで
シネマンガブラザーズ。

新宿歌舞伎町のDOUTOR。
カウンターの横並び。
いつも通りのたわいない会話の中に端を発した。

〝世界をひっくり返そう〟なんて
大それた設計図はなく
純粋に楽しいからやろうぜ!という感覚だった。
ただ気持ちだけは海賊王にでも火影にでも
宇宙一の戦闘民族にでもなれるような気がした。
あの日からどこか日常がワクワクし始めた。

メンバーは7人で活動している。
これが最初から7人だったわけではない。
何もない状態の2人からスタートし、
『映画あるある』撮ろうよ!
頼む!『漫画あるある』撮らしてくれん!?と
手当たり次第声をかけて集めた。
快く来てくれて楽しんでくれる人もいれば、
馬鹿にしてくる奴もいた。
でもそんなの眼中になかった。
その先にある〝楽しさ〟に
気づいてしまっているから。
楽しいことに一生懸命だった。

やがて毎回バラバラだった参加者が
段々と固定されてきて
レギュラーのようになったところで
現在の7人体制になった。

おれのこういうのやりたい!
おざきのこういうの撮りたい!を
叶えてくれる他の5人がいたおかげで
ここまでたくさんの撮影ができたのです。

いわゆる投稿された動画、
(ネタとでも脚本とでも言うべきか)
『漫画あるある』はたろちゃん組、
『映画あるある』はおざき(最近ではマルさんも)
が考えそれを全員に共有する。

たろちゃん組・おざき・マルさん
この3人は映画好きでよく一緒に
映画を観に行く仲であったが、
実は他のメンバーはあまり
詳しくなかったりする。
純粋に優しさと熱量だけでここまで
僕らの要望に応えてくれてきたわけだ。

なので撮影時、君にはこれこれこうで
こういう役をやってもらう、
といったそのキャラクター性を
身振り手振り教える。
最初のうちは苦戦しつつも
その役どころを段々と
物にしていく仲間を見るのも
楽しかったりするんです。

このいわゆるネタ(脚本)を考えるのが
また楽しくて醍醐味であったりする。
小・中・高と、ろくに先生の話も聞かず
窓の外をボーっと見ながら
繰り広げてきた妄想の世界。
時にはヒロインを助け出すヒーローに、
時には魔物を倒す勇者に。
無機質だった授業中の教室からは
到底辿り着けないほど壮大な世界が
頭の中の宇宙に拡がっていく。
そんな痛くも青い妄想の
ありったけをYouTubeにぶつけられる。
こんな表現の自由があるなんてな。

いまや、このキャラはこんなこと言わないだの
こいつだったらこういう行動を起こすだろう!
といった目線で自分の脚本を考えたり
映画やドラマを観るとうわ〜この撮り方
めちゃくちゃ良いな!なんて症状に
悩まされることも笑
とにかくそれほど真剣に、かつ
夢中で楽しみながら作ってるんですよ。

そして何が一番嬉しいって
ぼくが作った話を登録者のみんなが
共感してくれるところ。
これに尽きます。
物を作る上でこれ以上に嬉しいことはない。

楽しい、面白いという思いを込めて
作ったものが喜びをもって
受け入れられる。
こんなに幸せなサイクルは他にありません。

この間、ある方から入院中に元気がなかった頃
たまたま僕らの動画を見つけてくださり
たくさんの元気をもらえたと
直接連絡をいただきました。

とんでもないです。
みなさんが観てくれるから
ぼくらも元気をいただけているんです。
素直に嬉しく思いました。

〝趣味の延長線上〟にあるもので
作り上げたものが
誰かの日課になれているのならば
こんなにやりがいのあることはないんです。
本当にやってきてよかったなと思いました。
〝待ってくれる人がいる〟そのことが
どれだけの活力を僕らにくれていることか。

昨今は生きづらい世の中です。
目も瞑りたくなることばかりかもしれません。
でもねこんな大の大人がね
昼間から傘でチャンバラしてるんですよ。
こんな奴らアホでしょ。
仕事失敗したからって殺されるわけじゃない。
(暗殺者は別だが)
嫌いな奴がいたっていい。
それが人間だし。
誰かに嫌われたってそれも別にいいんです。
全員から好かれることの方が難しいんだし。
人生苦しくなったらこのチャンネルの
アホな大人を見て馬鹿だなぁwなんて
見てくれればきっと一瞬だけでも
嫌なこと忘れられるんじゃないかなって
思ってます。
そのためなら魔王だって倒すし
伝説のお宝だって見つけられます。
そのくらいラフに楽に
人生生きていきましょう。
とくにこんな時代はね。

まだしばらくはぼくの妄想に
そしてぼくらの妄想にお付き合いください。

あ、言い忘れてました
チャンネル登録お願いします。

たろちゃん組

頂きましたサポートは、YouTube上の制作活動費用に還元させていただきます。よろしければサポートいただけると嬉しいです!☺️