tarotjournal2 「太陽」の人格化 ニコちゃんマーク
ユング心理学における「個性化」は、単に意識を拡大する、霊的に成長することを目指すのではなく、「人格の成熟」が含まれていることがポイントだとおもう。
タロットの「太陽」のカードは、ニコちゃんマークと同じ原型を持っている。太陽が人格されて描かれているのだ。この意味において、個性化とタロットの魂の旅の目指すところは同じなんだなと感じてる。
霊性と人格は両の翼で、片翼では飛べないのだ。
精神を解放して霊性を高めても、人格が未熟だと支配構造みたいなものから抜けられない。どこかで人を下に見たり、逆に崇めたりする。
「他者のためになることでなければそれは自分のためにはならない」と私の敬愛するホドロフスキーは何度も言う。
それはもちろん、自分の気持ちを置き去りにして他人を優先しろということではなくて。
自分自身が生きる原動力、つまり命につながることを選択し続けるなら、結果的にその生命の力が周りにも波及して他者のためになる、そんな風にわたしは捉えています。
タロットの目的は、生きる原動力につながる無意識のメッセージを掬い上げること。
個性化には「個」と言葉が入っているように、魂に組み込まれたアイデンティティを手放すことは意味しないのだろうと思ってます。
逆にそれを明確にする。どんな考えを好ましくおもい、ポリシーを持ち、何を感じたくて、どんなことをしているときに幸福を感じるのか。
それは一人一人違うものなので、誰かと比べる必要は本当にない。けれど、自分自身は知っておく必要がある。
わたしは人間には高度な倫理観のようなものが生まれながらに備わっているんじゃないかという仮説を立てています。
道徳観はまあ人それぞれ。個人的な道徳で人をジャッジすることは無意味だけれど、そして無意味だとわかっていてもついしてしまうことだけど、自分の中の真正さには意識的であるべきだと考えます。
その真性さは、個性化が進むにつれて、高度な倫理を覆っているベールを剥いでいく剣となる。そのとき、人間は人間として集団で進化していくのかなって感じています。
それをアセンションと言ってもいいのかもしれない。人格と無関係じゃない。他者のためにならないことは、自分のためにもならない。
これはとても誤解されやすい言葉だけれど、本質が含まれているとおもう。罪と罰を他人に投影しながら、これ以上地球は持ち堪えられない。
\マルセイユタロット初級講座/
お申込は10月いっぱい!
選べる3つのコース!オンラインクラス
【資料請求】動画でのご案内や価格はこちらから
\登録プレゼント/
『タロットリーディング上達のコツ 8つの鍵』
(PDF 全11P)
新規でLINEもしくはメルマガをご登録いただくと、PDFをプレゼントしています。タロットリーディング上達のコツを知りたい!マルセイユタロットが気になっている方は、ご登録の上ぜひ受け取ってくださいませ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?