Taro Yasuzawa

こいのぼり株式会社/TAICOCLUB Founder 2006年より12年間に渡り…

Taro Yasuzawa

こいのぼり株式会社/TAICOCLUB Founder 2006年より12年間に渡りミュージックフェスティバルTAICOCLUBを主宰。日本有数の音楽フェスティバルへ成長させ、2018年にその幕を降ろした。今後は芸術性︎を社会に浸透させていくための仕組み及び場所を運営していく。

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一般社団法人Cultarsの設立と文化影響評価(仮)を考える。

文化という曖昧な言葉と事象久しぶりに記事を書いている。文章がとても下手なのでなかなか勇気がいる。今回は昨年に友人などと設立した一般社団法人Cultars(カルタス)の活動について紹介します。 設立のきっかけは2016年、6年前に遡る。USのどこかのサイトでB LabのB Corp Certificationの事を知り、立ち上がりの経緯やアセスメントの内容、認証を受けた企業、その意味や効果などを色々と調べていく中で、これはサステナビリティやソーシャルインパクトを含めて数年後に

    • 休業されている経営者の方は雇用調整助成金をすぐに申請しましょう。1人当たり8330円/日を助成してもらえる可能性が高いです。

      まず、大枠では経産省の以下のサイトから貸付や融資を含めて様々な種類の支援策の案内がなされています。複雑過ぎて読む気がしない、即効性が無いよ、貸付じゃないかなど、多くの皆さんが不満を訴えている部分はあるかと思いますが、この支援策を大変な状況の中で必死に進めてくれている方達がいることに感謝しかありません。 終息の時期が見えないこの状況下でどう対応するべきなのか、何を利用して耐えしのぐ必要があるのか。もちろん現金給付や何かしらの補償、各業界内での助け合い、寄付など即時性があり安心

      • 自らの意志を以って物事を終えられる幸せ 〜 12年続けたフェスを終えてみて 〜

        最近では2019年1月27日に”嵐”が2年後の休止を発表し、大きな話題となった。 スポーツ選手でも全盛期に辞めたり、創業社長が早期に退任し、経営をプロに委ねたりするケースもあります。また、寺田倉庫のように事業を売却し、あえて規模を縮小したり、事業をpivotするケースなど”終える”にも様々な形があります。 TAICOCLUBを2016年に『あと2年で終える』と決め、次に目を向けた事で、現在は新たな機会が生まれ少しずつですが前に進んでいます。 様々な憶測や批判等もあったり

        • 「初めての開催、そして2000万円以上の赤字に」 のその後 vol.3

          2010年のTAICOCLUBを様々な視点で振り返っていきたいと思います。この年は外的な要因によってTAICOCLUBが注目される事になるタイミングでもあります。まずは皆さんも少し覚えているかもしれないあのドラマのお話です。 ◆ モテキ 2010年4月26日(月)に制作会社であるオフィスクレッシェンドさんから事務所に連絡が入り、ドラマのフェスティバルのシーンを実際にお客さんがいる中で撮影できないかと。 最初に連絡をいただいた時の感想としては 『 面倒臭そうだな。。。

        一般社団法人Cultarsの設立と文化影響評価(仮)を考える。

        • 休業されている経営者の方は雇用調整助成金をすぐに申請しましょう。1人当たり8330円/日を助成してもらえる可能性が高いです。

        • 自らの意志を以って物事を終えられる幸せ 〜 12年続けたフェスを終えてみて 〜

        • 「初めての開催、そして2000万円以上の赤字に」 のその後 vol.3

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        記事

          「初めての開催、そして2000万円以上の赤字に」 のその後 vol.2

          初開催から3年目の2008年までのお話は以下の前回の記事にまとめてきましたが、その後2009年からの調子乗り期に関して書いていこうと思います。 遂に自分の開催するフェスティバルにSquarepusherが!!とにかく嬉しくって、当日のライブが始まった瞬間には鳥肌が立ったのを今でも覚えています。 では、実際の歩みについて振り返っていきましょう。 新しいメンバーの参加2008年は何とか僕とM氏の2人体制で乗り切りましたが、規模も大きくなり新しいチャレンジをする予定でもあった

          「初めての開催、そして2000万円以上の赤字に」 のその後 vol.2

          2019年とこれから

          明けましておめでとうございます。本年もゆっくりではありますが、色々と綴っていきますので、よろしくお願い致します。 2009年以降の話を書いている間に2019年になってしまいましたので、TAICOCLUBの過去の話は次回以降に引き続き残していきますね。今回は年初の挨拶を兼ねて今後の活動に関して少しだけ。 今までは僕らが主体となりフェスティバルなりイベントなりを開催してきましたが、その部分はもっと若い人達がやった方がいいでしょ。と思っているのでそれが実現できうる環境を作ってい

          2019年とこれから

          「初めての開催、そして2000万円以上の赤字に」 のその後 vol.1

          少し時間があいてしまいましたが、以前に書いた記事 初めての開催、そして2000万円以上の赤字に の後どのようにTAICOCLUBが成長/変化していったのかを追っていきたいと思います。 別れの決断 2006年、2007年とフェスティバルの内容としてはとても素晴らしいものになりましたが、"集客”という一面から考えるとかなり厳しい状況でした。その頃の僕はというと日中はモデル事務所でモデルのマネージメントの業務をしながら夜中や休日を使ってTAICOCLUBの業務をやる、最近のダ

          「初めての開催、そして2000万円以上の赤字に」 のその後 vol.1

          Booking Agency(ブッキングエージェンシー)を詳しく知ろう!

          今回はBooking Agencyをリストにして紹介しますね。アーティストを招聘する仕事をしている方以外はあまり目にする機会が無いと思いますが、世界中にはたくさんのエージェンシーがありますので一部ではありますが後ほど見てみましょう。 この中にはTAICOCLUBがよく交渉をしていたエージェンシーもたくさん含まれています。アーティストの方向性に特徴があるエージェンシーもあれば、とにかく様々なジャンルのアーティストと契約しているエージェンシーもあります。 ではエージェ

          Booking Agency(ブッキングエージェンシー)を詳しく知ろう!

          海外アーティストの出演するフェス少なすぎじゃない?

          今回はアーティストのブッキングについて書いてみます。 フェスティバルに遊びに行き、どのアーティストを楽しむかを想像しているとニヤニヤしてしまいますよね。また、イベントを企画して出演アーティストのブッキングを考えている時は、お客さんと同じようにこちらもワクワクしている瞬間だったりします🤗 でも僕が常々思っていること、、、、『日本のフェスティバルって、海外のアーティスト出演が少なすぎ!』です。日本国内でもフェスティバルは年々増え続けているのですが、これは肌感としても実際の数値

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          海外アーティストの出演するフェス少なすぎじゃない?

          【海外アーティストって高いよね】の仕組み教えちゃいます。vol.2

          前回のノートではギャラに関してお伝えしましたが、本ノートではそれ以外の経費をご紹介します。 海外からアーティストを招聘すると、皆さんもすぐに思いつくと思いますが、以下の経費がプラスで必要になってきます。 ・渡航費 ・ホテル代 ・ビザ取得費(※自社で取得もできます) ・アテンダー費・国外事業者が行う芸能 ・スポーツ等に係る消費税の課税方式 上記の中身を確認していきましょう。場合によっては必要以上に経費が掛かってしまいますので、注意してくださいね。 ・渡航費海

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          【海外アーティストって高いよね】の仕組み教えちゃいます…

          【海外アーティストって高いよね】の仕組み教えちゃいます。vol.1

          このノートを見ている方の中にも、海外からアーティストをイベントに招聘する企画を考えている方もいるかと思います。そんな人のために、そして国内のアーティストと海外のアーティストが交流する機会が増えることも願って、解説していきます。 前提条件 ・出演者のギャラ:¥1,000,000 ・支払先は国内、海外共に法人 ジャン!なんと支払総額では365,087円(36.5%)も多く支払う事になります。

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          【海外アーティストって高いよね】の仕組み教えちゃいます…

          ライブもDJも全く見れなかった2006😭

          前回は開催に至るまでの簡単な概要をお伝えしましたが、今回のノートではフェスティバルの実施前後のお話。開催当初と現在(2018年)とでは変化してきている部分も多いのですが、当初を振り返りつつ特にTAICOCLUBの特徴となった思われる3点について書いてみます。 1. プロモーション 2. チケット販売 3. 開催 1. プロモーション 初開催の前はもちろんTAICOCLUBの事を認識している人なんていうのはほとんどいません。まずはとにかく”TAICOCLUB”の文字を目にし

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          ライブもDJも全く見れなかった2006😭

          初めての開催、そして2000万円以上の赤字に

          僕らが主催していた野外フェスティバル、”TAICOCLUB(タイコクラブ)”を知らない方も多いかと思いますし、知っている方や遊びに来ていただいた事がある方も立ち上げ当初の詳細はあまり知らないと思いますので、まずは開催に至るまでの概要を簡単にお話していきますね。より詳しい話は次回以降に。 きっかけ 2005年8月末。当時29歳だった僕は伊豆にある”自転車の国 サイクルスポーツセンター”で開催されていたMETAMORPHOSEに、TAICOCLUBを一緒に立上げる事となる友人A

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          初めての開催、そして2000万円以上の赤字に

          12年間人気の野外フェスをやってきた僕が今だから話せる事

          初note。 TAICOCLUB(タイコクラブ)という名前からは想像もつかない音楽フェスティバルを2006年から12年間(計16回)もやってきたので、その中で得てきたノウハウや話せなかった事などをせっかくなのでオープンにして、これからフェスティバルをやりたい人や裏話聞きたい人などが楽しんでもらえると嬉しいです。 ゆっくりの更新になるかと思いますが、気長に待っててください。聞きたい事などありましたらコメントしてください。 2014年のLightning Bolt。TAICO

          12年間人気の野外フェスをやってきた僕が今だから話せる事