インフルエンサーのNEXT
column vol.1165
今週は20日(日本時間21日)に、FOMC(米連邦公開市場委員会)で主要政策金利を据え置くことを発表。
マーケットに安心感が生まれ、アメリカでは株価の上昇が見られています。
日本でも、日経平均も最高値を2日連続で更新しましたね。
…一方で、アメリカのインフレの力も十二分に感じられたパウエル議長の会見でした…(汗)
…とまぁ、金利の話は置いておいて…、「インフレ」といえば、アメリカで気になる言葉が広がっています。
それが、「学歴インフレ」です。
〈Tokyofm+ / 2024年3月13日〉
一体、学歴インフレとは何なのか?
そしてそれが、「インフルエンサーのNEXT」にどのようにつながっているのか?
今日は、そんな話をさせていただきます😊
米国で危機感生まれる「学歴インフレ」
インフレ対策で世界中が頭を抱える昨今。
アメリカでは急激な値上がりこそは収束したものの、全ての商品・サービスの値段が高止まりしている状況です。
中間層以下の方々の賃金はそれほど上がっておらず、インフレに追いついていないため生活が苦しくなっています。
そんな中、Z世代中心に口にされているのが学歴インフレです。
つまり、金銭的に豊かに生活するためには、その分、学歴が高くないと難しい状態になっているということ…
そして、その分、時間とお金がかかるわけです…
Tokyofm+の記事に登場するミクアさんは、そのように仰っていますが、年収1,500万円稼ぐためには、4年生の大学だけでなく、今は大学院の修士号も必要になってくるというわけです。
…そうした状況が普通になってしまいますと、それだけ時間とお金もかかりますし、何より学歴を築けなかった場合は、厳しい状況に直面するというわけです…
他にもTokyofm+の記事を読んでいると、このような悩みが溢れています。
「インフルエンサー」が普通の選択肢に
こうした学歴インフレが高まる中、若者たちは新しい希望を見出すべく、インフルエンサーへの挑戦する人が増えているのです。
インフルエンサーとしてブレイクできれば、望む人生が得られるかもしれない。
実際、TikTokインフルエンサーの収入トップの年収は26億円なのですが、そのフォロワー1億5千万人を持つインフルエンサーの年齢は、何と19歳なのです。
他にも、フォーブスのインフルエンサー富裕層リストの中には、TikTokを始めて2年にも満たないのに年収6億円を稼いでいる女性もいる。
成功するインフルエンサーの存在は、若者にとっての希望であり、カタルシスになっているのです。
その影響力は凄まじく、ある調査によるとアメリカZ世代の約6割が「できればインフルエンサーになりたい」と望む結果に。
その背景には、どれだけ頑張って職を得ても、将来が不安定という現状があるのです…
日本に目を向けても、当然、先行きについての不安があるわけで、2019年の副業解禁をきっかけに、インフルエンサーを副業に選ぶ人は増えています。
私の知り合いの20代の男性も、副業YouTuberとして活躍しており、月2〜3万円の収益を得ているとのこと。
副業の収入としては悪くないですし、何より「ヒットするかもしれない」という夢があります。
noterさんの中にもすでに収益化されている方もいらっしゃいますし、そうでない方も、もしかしたら、大ヒットすればインフルエンサーメインの仕事をしていけるかもしれないという希望があるでしょう。
〜ということを踏まえると、ますます「インフルエンサー」という選択が当たり前の世の中になっていくことが予想されます。
発信者のための学びの場が誕生
そうしたインフルエンサー標準時代において、発信をする人が知識をアップデートできる学びの場をつくろうという動きも見られています。
それが、ハースト婦人画報社が立ち上げたのが、インフルエンサーとエディターがともに学び、価値観をアップデートするプロジェクト「Social Echo Club」です。
〈COSMOPOLITAN / 2024年3月8日〉
第1回目は、3月8日の国際女性デーを見据えて、コスモポリタン日本版とウィメンズヘルス日本版が媒体の垣根を超えてコラボレーションを実施。
オフラインのイベントでは、プロジェクトに賛同したモデルや俳優、フィットネストレーナー、アクティビストなど約20人が文喫・六本木店に集まりました。
事前に実施したアンケートによると、「メディアとインフルエンサーの発信に期待することは?」という質問に対して
という声が多かったように、多くの読者、ファンたちが、「誠実さ」や「公平さ」、「正確さ」を求めていることが分かりました。
また、みたらし加奈さん、和田彩花さん、大野真友さん、3名のインフルエンサーによるパネルディスカッションでは
といったことに対して、御三方のお考えを教えてくださったそうです。
他にもプログラムを通して、気を付けたい言い回しや自分を守るための言葉の “護身術” などが学べたとのこと。
確かに、誰でもインフルエンサーになり得る世の中になってきているので、発信者同士の学びの場(意見交換の場)が、今後はますます求められていくでしょうね。
私もインフルエンサーではないですが、発信者ではありますので、常にリテラシー向上を意識して、今後の投稿につなげていきたいと思います🫡
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?