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「喜び」と「熱中」を仕事にする

column vol.1200

以前、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』と観ていたら、起業家目指す小学生が急増している様子が放送されていました。

起業部、起業サークル活動が活発になっており、2023年には、5年前の3倍以上に拡大

未来の起業家を育てる教育プログラム 子ども向けビジネススクール「CEOキッズアカデミー」恵比寿校では7割が小学生なのですが、3年生から6年生の生徒1年間になったそうです。

ちなみに、起業を志す年齢が年々若くなっており、高校生のうちに起業したいと考えている人14%を占めるという調査結果もあるそうですよ…(驚)

〜ということで、今日はますます身近になりつつある「子ども起業」についてお話ししたいと思います。

本日もぜひ最後までお付き合いくださいませ😊


「好き」に打ち込む心を育む


「子ども起業」と聞いて、非常に興味深い存在となっている企業が「バリューズフュージョン」でしょう。

同社では、小中学生を対象にして行われる、社会課題解決のアイデアを競うプレゼン大会「スタートアップ Jr.アワード」を開催しております。

〈東洋経済オンライン / 2024年3月24日〉

他にも、登録企業へ職業体験の申し込みができるプラットフォーム「職業体験ドットコム」や、実際に働く人に出会えるイベント「職業体験EXPO」など、子どもと企業をつなぐ体験型キャリア教育のサービスを展開。

ただ、同社の取り組みを通して感じられるのは、根っこの部分では

仕事の楽しさに触れて欲しい」
好きなことに熱中する楽しさを知って欲しい」

と、起業ということの前に、仕事を通した「楽しさ」を早くから感じてもらいたいという想いが窺えます。

もちろん、「それは “仕事” ではなくても良いのでは?」という意見もあるでしょうが、同社代表取締役社長を務める竹内慶太さんの次のお話にピンと来るものがあります。

「当社の発想のスタートは、アメリカの習慣をもとにした『いいね!レモネード』の取り組みにあります。これは夏休みに子どもがレモネードを販売することで、自立心や経済観念、起業家精神などを育むもの。こうしたリアルな経験を通じて、楽しみながら仕事についての意識を高めていって欲しいのです」

自分で考え、お客さんに寄り添い、そして「喜び」の対価としてお金をいただく。

お客さんを感動させ、感動している様子を見て、自分も感動する

つまり、起業体験というよりも「感動の循環」体験です。

単に生活手段として仕事を捉えるのか?
はたまた、感動の循環と捉えるのか?

よく成功者「熱中」や「喜び」が先で、「お金は後から付いてくる」と言いますが、遊びと同じぐらい仕事が好きという心を育めたら、確かに幸せです。

子どもたちの間でも、将来、大谷翔平選手藤井聡太さんのようにキラキラしながら仕事をしたいと思う子は多いでしょう😊

起業は「自由になる」こと

…でも、それが就社というカタチだと、なかなか得られないこともある…

そこで、より理想的なキャリアを築くための手段として「起業」に子どもの頃から触れておく。

実際、親が子どもに

「好きなことを見つけ」
「イキイキ」
「楽しく」

仕事ができる状況を身につけて欲しい、という想いからアワードへのエントリーを勧めてみるというパターンは多いみたいです。

実際アワードでは、個人エントリーと、学校の授業の一環として行う学校エントリーの2種類があるのですが、やはり、前者の場合の方が、パッションの強い子が多いとのこと。

このことについて、竹内さんは

アワードで受賞するところまで進むのは、やはり自発的に取り組んでいる個人エントリーの子どもが多いですね。自らの好きなことをプレゼンしているので、最後の最後に勝ち切る執念が違う。日本の子どもたちは、『自分もやれるんだ』という意識がどうしても低い傾向にあり、起業家マインドが育ちにくい。そこを改善したくて、私たちはアントレプレナーシップ教育に注力しているのです」

とコメント。

起業目的ではなく自分の理想に向かえる手段である。

人生において多くの時間を費やす仕事に対して、アンハッピーな人生か、ハッピーな人生か。

後者の人生を手にするための体験学習と捉えると、非常に分かりやすいかもしれませんね😊

同社では、オンラインでのサービスにも力を入れているのですが、それは地域格差をなくしたいからだそうです。

こうした熱中の輪が、日本全國に広がっていくと良いですね。

10代の熱き想いが爆発寸前!

ちなみに、子どもたちの「熱き想い」をぶつける祭典がまもなくやって参ります。

今月25日に、10代の女子およびジェンダーマイノリティを対象とした世界最大級の社会課題解決型アプリ開発コンテスト「Technovation Girls 2024 日本公式ピッチイベント」が開催。

午後2時よりYouTube Liveにて生配信されます。

〈ReseMom / 2024年4月9日〉

主催は、2019年IT分野のジェンダーギャップを解消するために一般社団法人Waffle

そして、後援文部科学省というタッグで行われます。

 「Technovation Girls」は、アメリカのSTEM教育NPO「Technovation」が主催する、次世代の女性IT起業家の育成を目的としたアイディア・ピッチ(プレゼン)・技術力・起業家精神の4つを競い合う10代のためのテクノロジー教育プログラム。

最大5名のチームで、約3ヵ月間にわたり、自らが設定した社会課題をテクノロジーで解決する方法を議論し、その成果物としてアプリ事業計画をつくり上げます。

ちなみに、同プログラムには、2010年の開始から現在までに世界100ヵ国以上、34,000名以上が参加しているとのこと。

今大会は、本部であるアメリカで開催される世界大会とは別の独自プログラムとして、Waffleが中心となり毎年開催しているイベントになります。

事前審査によって85チーム・409名の中から選抜された10チームが、スポンサー企業の審査員に対してアプリと事業計画をプレゼンし、評価を受けるというカタチ。

優秀なチームに対しては、スポンサー企業から賞品やプロモーションの協力が得られます。

参加費は無料。

Peatixで申し込むと視聴できます。

〜ということで、「子ども起業」について、最近のトピックスについてお話しさせていただきました。

「起業」を手段とした「働く楽しさ」の獲得。

確かに、仕事には学びがあり、貢献による喜びもある。

そうした部分に目を向けながら、私も仕事に取り組んでいきたいと思います🫡

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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