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軍国主義者にご用心

※お知らせ※
減税新聞では有料記事設定をさせて頂いていますが、筆者のやる気の源であるプリン代になる投げ銭的な意味合いですので、記事は全文最後まで無料でお読みいただけます。

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

国家の安全保障が一番大事。
日本は次の戦争で戦勝国になるしかない。
国家は安全保障では国債を刷り、重税を押し付けてくるが、国民はそれに耐え、勝手に自分の人生で経済的繁栄と幸福を追求するしかない。

絵に描いたような「軍国主義者」で笑っちゃいますが、こうしたタイプは本当にネトウヨ言論人に多いですよね。

自由を愛する減税新聞読者ならこんな乱暴な話には嫌悪感しか感じないと思いますが、しかしこうした軍国主義者に

「じゃあ侵略されてもいいのか!」

と言われると皆さん答えに困るのではないでしょうか。

ということでその辺も踏まえて、今日は

軍国主義について

を書いてましょう。

その前にまずは「軍国主義とはなんぞや?」という点を確認していきましょう。

軍国主義とは

外交の手段として戦争を重視し、政治、経済、教育、文化などのあらゆる活動は、軍事力強化のために行わなければならないとする国家体制や思想

Wikipediaより

のことを言います。

この定義を見れば冒頭のポストがいかに軍国主義かがわかることでしょう。

戦争によって、または利用して他国や自国民から略奪を行うことで国家権力を増大させようとする思想

これが軍国主義です。

彼らは個人は国家のためにあるという価値観を持ち、一部の人間が持つ権力によって社会を統制することを良しとし、多くの人の命や人生や財産を奪うことを「正義」と名付けます。

一方、資本主義社会では「生産と自由な取引」によって繁栄を求めるので、逆に戦争は破壊の象徴となります。

もし資本主義や自由主義を支持するなら、「自由と平和の危機」を意味する軍国主義の拡大を絶対に拒否すべきでしょう。

こういうことを言うと決まって「じゃあ侵略されてもいいのか!」という声が返ってくるわけですが、その答えは簡単です。

「いいわけがないだろ」

これしかありあせん。

そもそも私は「侵略なんかされるわけない」なんて一言も言っておらず、また「安全保障政策は必要ない」とも「防衛力も防衛費はいらない」とも言っていません。

こちらの主張は

政府の役割は国民の生命と財産、自由や権利を守ること

なのですから、当然のことながら他国からの侵略は「日本国民の自由への迫害」であり、絶対に許されることではありません。

だからこそリスクが増えているなら軍事力の強化は必要でしょう。

しかしこの「軍事力の強化」については、軍国主義者と同じ考えなのではありません。

「軍事力の強化」という同じ言葉を使っていても、私と軍国主義者とでは全く意味が違うのです

何が違うのかを端的に結論だけ言いましょう。

安全保障で大切なのは軍事費の額の多さでも、充実した装備でもどんな訓練が行われているかでもありません。

大事なのは

それら軍事組織がどのような政府の指揮下にあるか

です。

自衛隊がどれほど素晴らしく統制の取れた組織であったとしても、その上に立つのが立憲主義すら理解しない人達であったり

コロナ禍のドサクサで平気で営業の自由や移動の自由を踏みにじった人達であるなら

そんな政府に軍事力といった「強大な権力」を持たせることは非常に危険であることは説明するまでもないでしょう。

違うというなら課税根拠の喪失した自動車諸税を知らん顔して課税し続ける現政権が、安全保障においては清く正しく美しく機能する根拠を答えるべきです。

煽り運転をするのは運転手であり車ではありません。

同じように他国からの暴力から国民の生命と財産、自由や権利が守れるかどうかは、それを運用する「政府」にかかっているです。

だからこそ権力は常に監視をし続ける必要がある。

それが「軍事力の強化」であり、国民の安全を担保することになるのです。

これは政権に自民党が就こうが立憲民主党が就こうが同じです。

人というものは神様ではありません。

国会議員も有権者も「欲を持つ不完全な人」です。

不完全だからこそ人は権力を握ると必ず堕落し、欲に溺れ、肥大化を目指し特権を乱用し始めるのです。

このことは憲法や三権分立がある理由がそれを証明しています。

ですのでどんな安全保障政策を作ろうが、どんな軍組織を持とうが、

それを運用する政府は必ず堕落する組織であること

を忘れてはいけません。

〇〇党しか国家運営は出来ないとか、政権交代したら侵略されるとかそんな幼稚な話はどうでもいいです。

誰がやっても権力は腐敗する。

これが人間の本質であり、歴史上繰り返されてきたことです。

事実として民主党政権の時代から税と社会保障の国民負担率は10%以上増加し、一般会計予算も24兆円も増えました。

それだけ政府権力は肥大化し、その分国民の自由は減ったことから目を背けるべきではありません。

自由を求める人に「平和ボケ」と指さす暇があったら、政府の「権力ボケ」に目を向けましょう。

もう一度言いますが

安全保障の問題はどんな政府が運用するのか

が一番重要な事です。

だからこそ

堕落したら権力の座から引きずり降ろす

という有権者の意思が必要なのです。

国を強くするということは間違っても裏金問題を見て見ぬふりしたり、手放しで盲目的に政府を信仰することではありません。

「国民の自由と財産を守るために、国民の自由と財産を政府に献上しよう」という矛盾した言葉を囁く軍国主義者に皆さんどうか気を付けてください。

政府を信頼することは、どんな大惨事に対しても良い面を見るようなものだ。
そうしたところで良い面を見るのをやめれば、大惨事は依然としてそこに存在する。

PJ・オルーク

ということで、今日はここまで。

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