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現場から、 ~TBS NEWS~

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TBSテレビ報道局が運営するnoteです。記者個人noteやNEWS23スタッフnoteなどをまとめています。公式WEBサイトはこちら→http://news.tbs.co.jp
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2019年8月の記事一覧

命を救う“ドローン革命”アフリカ 最先端の取組みを追う

アフリカで、 民間の投資により 多くの命が救われている国があります。 ドローンを使った 最先端の取り組み。 アフリカの“ドローン革命”を取材しました。 東アフリカのルワンダ。 25年前、大虐殺が起きた国の首都は 高層ビルが立ち並ぶ街へと姿を変えていました。 「アフリカの奇跡」と呼ばれる 高い経済成長を続けるこの国で 世界初の取り組みに注目が集まっています。 首都から車で2時間。 山間の村にある病院で、 スタッフが真剣な表情で スマートフォンに メッセージを打ち込んでい

「福祉実験ユニット『ヘラルボニー』の双子の兄弟が挑む新しい福祉と社会のつなぎ方」松田崇弥さん文登さん(前編)

柿次郎: 今回のゲスト、株式会社ヘラルボニーの双子の兄弟、松田崇弥さんと文登さん!宜しくお願いします! 崇弥&文登: 宜しくお願いします! 今日のゲストは双子の兄弟、松田文登(ふみと)さんと崇弥(たかや)さんです。 4歳上の兄が自閉症であることからも幼いころから福祉が身近にあった二人は、2018年、障害のあるアーティストの作品をプロダクトにして世の中に発信する会社「ヘラルボニー」を岩手県で立ち上げました。 そのミッションは「異彩を放て」。 崇弥: 前編では、「ヘラ

「福祉実験ユニット『ヘラルボニー』の双子の兄弟が挑む新しい福祉と社会のつなぎ方」松田崇弥さん文登さん(後編)

柿次郎: Dooo!今回もヘラルボニーの松田双子の兄弟に話を聞くぞ~~~!!! Dooo!!今回も3分違いで生まれた双子の兄弟「ヘラルボニー」の松田崇弥さん、文登さんにお話を聞きます。 知的障害のあるアーティストの作品をプロダクトにして世の中に発信する「ヘラルボニー」。プロダクトの一つでもあるネクタイは、あの、乙武洋匡(おとたけひろただ)さんも、愛用しています。 また、最近ではアートに限らず、手話を使ったラップイベントの企画など 様々な観点から社会と福祉をつないでいます

重病の医療的ケア児「新たな一歩」 ~編集後記~

私が初めて三谷康生くんと会ったのは去年12月のことでした。 「来年春に小学校への入学を控えた医療的ケア児が、地元の教育委員会に学校看護師の配置を要望する」 その知らせを受けて連絡を取り、自宅へ取材に伺ったのが初めての出会いです。初めてのENGカメラに緊張した様子の康生くん。風邪気味だったのも相まって、最初はなかなか目を合わせてくれませんでした。しかし、康生くんと同い年の子がいるカメラマンと好きな戦隊ヒーローの話をしたり、若いカメラアシスタントと遊んだりするうちに、どんどん

2019/08/25 風をよむ「グリーンランド、買えるの?」

アメリカ トランプ大統領(18日)「グリーンランドには戦略的に興味がある。デンマーク側と話してみる。本質的には大きな”不動産取引”だ。」 18日、突然グリーンランドの買収に言及したアメリカのトランプ大統領。グリーンランドの住民は・・・。 グリーンランド 住民「トランプ氏は何でも買えると思ってるんでしょうね。でも残念ながらそうは行かないわ。」 さらにグリーンランドを領有する、デンマークのフレデリクセン首相は、 「ばかげた議論だ」と拒否。 この言葉に憤慨したトランプ大

再生

サンデーモーニング 19年8月25日放送 黒板解説「”カジノ”誘致~観光の在り方~」

・日本では賭博は違法 ・江戸時代は重罪に ・日本のこれからの観光の在り方は

「話題の本、『ブスのマーケティング戦略』から考える、人生マーケティング戦略術」田村麻美さん(後編)

ミイナ: Dooo!!司会の堀口ミイナです。今回も田村麻美さんにお話伺っていきます。田村さんよろしくお願いします。 田村: よろしくお願いします。 Dooo、今回も引き続き「ブスのマーケティング戦略」の著者・田村麻美さんにお話をお聞きします。両親から蝶よ花よで育てられた幼少期、 初めて自分の容姿を意識した小学校時代、 そして田舎の神童だった中学生から一転して 一芸を極めざるを得なかった高校時代と幾多の人生の変遷期を戦略的に乗り越えてきた田村さん。 田村: 失敗を恐

ロンドンが熱狂!ダウン症のパフォーマー その実力とは?

ど派手なメイクとパワフルなダンス。 今、ロンドンでダウン症のパフォーマー集団が 脚光を浴びているんです。 発達が少しゆっくりで 知的障害を伴うこともあるダウン症。 社会の理解は進んできてはいますが 舞台で才能を発揮する彼らの姿は 私たちの想像を超えているかもしれません。 (2019年8月16日放送) ●写真家:ディアナ・ゴメスさん 「そう、ビューティフル  こっち見て、こっち見て、  まっすぐこっち。いいわよ」 「顎ごと顔をあっちに向けて  完璧。いいね」 派手なメイクと

綾瀬はるか 「戦争」を聞く シベリア抑留者たちの記憶

1945年8月15日、戦争は終わりました。 でも、そこから始まった 『地獄』があったのです。 寒さと重労働。そして、飢え。 極限のシベリア。 そこで人は、どう生き延びたのでしょうか。 京都・舞鶴。 この日、大学生たちは、 熱心に耳を傾けていました。 想像を絶する、その話に・・・。 安田重晴さん。98歳。 語ったのは、シベリアでの抑留体験でした。 「やっぱり伐採ですな。ノルマができないものは何時間だってやらせる。それでもできなかったら食料まで減らされる。どんどんどんど

「話題の本、『ブスのマーケティング戦略』から考える、人生マーケティング戦略術」田村麻美さん(前編)

ミイナ: Dooo!!司会の堀口ミイナです。早速本日のゲストをご紹介しましょう。 巷で話題の本「ブスのマーケティング戦略」の著者、田村麻美さんです。 田村: はじめまして~。 Dooo今日のゲストはちまたに衝撃を与えた「ブスのマーケティング戦略」の著者で税理士の田村麻美さんです。幼い頃から自身の容姿にコンプレックスを抱いていたという田村さん。しかし、そこでひるむことなくどうすればブスでも自分に自信を持ち幸せになれるかを追求し続けました。 その中で自分自身を市場の中の商品

「有名にするな」~銃乱射事件の犯人について~

繰り返される銃乱射事件の度に…アメリカで、銃乱射事件が繰り返されている。今月、南部テキサス州と中西部オハイオ州で、銃撃事件が相次いで発生し、あわせて31人が死亡した。無差別殺人である。銃犯罪に関する研究機関によると、今年に入って4人以上が銃撃された事件は、全米で250件を超えているという。1日1件以上の計算になる。被害者3人以下の事件も含めれば、さらに莫大な数になるだろう。全国ニュースでは、犠牲者の数が多い、あるいは特別な背景があるなどといった事件しか報じられられないため、こ

死を覚悟 日本兵の思いとは・・・“最後の手紙”を高校生に

ダイビングの聖地・パラオ・・・残された零戦のナゾ・吉田大祐さんとの出会い 「ヨシダという名前の人が乗っていたことが分かりました」 きっかけは2012年、戦史を研究している方から寄せられた情報でした。パラオの人里離れた丘に、撃墜された日本の戦闘機「零戦」が手つかずのまま今も残されているというのです。さらに、誰が乗っていたのか、何十年も分かっていなかったものの、その手がかりが得られたということでした。 「ヨシダ」という名前を覚えていたのは、零戦が墜落した村の酋長でした。さら

「核の傘」の下で…被爆国ニッポンの実像 被爆を経験したサーロー節子さんにききました

「13,865」 これは世界にある核兵器の数です。 冷戦期に比べれば大幅に減っているとはいえ、 アメリカもロシアも「6,000」以上です。 核廃絶への道は遅々として進んでいません。 日本についてはアメリカに「核の傘」を 差し掛けてもらっているだけ、 そんな風に思っている方も いらっしゃるかもしれません。 でも、この「傘」を日本も一緒に 支えているとしたらどうでしょうか “唯一の被爆国”、その本当の姿に迫ります。 (2019年8月9日 放送) カナダ最大の都市、トロント 今

2019/08/17 風をよむ「戦後74年の終戦の日」

木曜日、令和最初の「終戦の日」を迎えました。 天皇陛下「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省の上に立って再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、全国民とともに、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」 天皇陛下はお言葉で、これまで上皇様が使った「深い反省」との表現を踏襲しました。 そして終戦から74年の夏、折しも一つの映画が公開されています。 『東京裁判』より 東條