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メタバースって何なんだろう会議

THE TECHNOLOGY NOTE更新3回目、今回のテーマは「メタバース」でした。仕事でも関わることが少なくない領域にも関わらず、いざ「メタバース」について議論しようとすると、ふわふわとしてしまうのは何故なのか?その理由について様々な議論が交わされ、以下の6つの記事が執筆されました。

「メタバース」という概念自体が様々な可能性を内包していることから、様々な定義がパラレルに存在してしまう「マルチバース」的な状況を招いているという状況を、同様に多様な可能性を抱え、やがて動詞的に使われなくなった「インターネット」という言葉を例にあげながら解説しています。

メタバースという言葉が、今日のような(ジャンル的な)使われ方に至るまでの歴史を振り返りながら、昨今のメタバースブームに対する懸念と期待について書かれています。

メタバースのコンセプトを実現するためには「恒常的に賑わっている」状態を生み出す必要があるという指摘がなされています。その上で、長時間の滞在・滞留を促すような賑わいをモデレートしていく「運営」の重要性について、クラブを例にあげながら解説しています。

とあるコミュニティが文化を生み出すにあたっては、それぞれのコミュニティの日常的な営みの部分こそ重要という指摘がなされています。メタバースにおいては、バーチャルライブのような非日常な「ハレ」の部分だけではなく、どのような日常生活、つまり「ケ」の部分がつくりだせるのか、そこで培われる「地元感覚」の重要性が語られています。

「メタバース」的な仮想空間への期待が定期的に盛り上がるのは、ここではないどこか/新世界を希求する人間の普遍的な欲望によるものであると捉え、メタバースに現実のソーシャルグラフを持ち込むことの残酷さを指摘しています。

定義がハッキリしない「メタバース」の本質的な価値を、現実空間において「メタバースっぽい」と感じる複数の空間のスナップから帰納的に分析することを試みられています。


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