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めぐみ

望まずとも得られる喜び

望まずとも与えられた幸せを「恵み」と呼ぶと聞いたことがあります。
天の恵みや、自然の恵み等、と言う意味合いでしょうか。

今まさに目の前の「シン・金蝶堂」の復活の事業についても、誠、大いなる恵まれ。
振り返れば、恵みの多い人生でした。特に象徴的な出来事を挙げてみたいと思います。

天皇皇后両陛下へ献上の誉れ

平成24年に天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)大垣へ行幸啓の際、お茶菓子として金蝶饅頭を献上させていただく誉れを頂戴しました。
なぜ当家の金蝶饅頭を選んでいただけたのかわかりませんが、厳しい保健所のご指導など経て、無事お納めすることが出来ました。当時の当家の状況でそれはそれはかなり難しいことでしたが、大垣の、地域の、否、日本の、良心と責任のようなものを受け取った出来事でした。

金蝶愛甘露

昔からお店に掲げてあった額縁に書かれた言葉。生前の父からその意味を聞けず、母も知らなかった言葉。言葉を分解して調べれば、
「甘露」とは、中華世界古代の伝承で、天地陰陽の気が調和すると天から降る甘い液体。とのこと。
「金蝶、甘露ヲ愛ス」か。「甘露、金蝶ヲ愛ス」辺りの解釈か。
(どなたかお解りになる方ご教授ください)
いづれにしてもやはり恵まれの事のように感じています。

日本に生まれただけで

世界的にみれば、我が国は平和で、その歴史や国民性も、やはりまだまだ憧れの存在のようです。
バブル崩壊から現在までの失われた30年と言う自虐はあっても、相対的に見る相手を間違わなければ、相当に恵まれていると言えるのではないかと思います。

天皇誕生日と言う尊い一日に、恵まれについて考える、恵みある一日。
いつか甘露の舞降る調和をめざして。おめでとうございます。

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