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彼らは誰?!一体、何が??世界のヒットチャートで異常事態、発生中!!


どうも。

今日は前からしたくてたまらなかった、この話題、やっとできます。いきましょう。

まずは、これから見ていただきましょうか。


はい。これ、何かというと、昨日付けのSpotifyのグローバル・チャートのランキングですが、

ズバリ、これらの曲、知ってます??


これ、ちょっと僕はびっくりしたんですけどね。

だって、このトップ3、洋楽をある程度知ってる人でも「誰?」って感じですよ!

まず、トップ3から順に見ていきましょうか。

これ、チャラいダンスものに聞こえるでしょ?これがですね、イギリスのバンドものなんですよ!

これがアルテマスっていうんですけど、アルテマス・ディアマンテスという人のようです。

彼の別の曲見てみると、

もう少しロックものに見えるでしょ?僕自身、彼のことはロックのプレイリストに入ってたから知ってました。まさかこんな大ヒットになるとは夢にも思わず驚いてます。

続いて2位は

これは今、イギリスでもアメリカでも大ヒット中のベンソン・ブーン。これはサビ部分のシャウトのところがtik tokでバカウケしての大ヒット。200万動画作られてます!

これはグランジ方式というか、サビの動の部分をギターとシャウトで表現してるんですけど、彼自身はもともと

アメリカン・アイドルのオーディションで発掘された人です。もともとはショーン・メンデスとかもっとポップよりの人なんですよね。

次のシングルは上の曲よりはポップなんですが、叫ぶ癖はついてしまったのと(笑)、あと、以前に比べたらだいぶロックっぽいんですよね。

3位の曲行きましょう。DJOという人なんですけど

なんか感じのいいインディ・ロックでしょ?なんでこんな曲が突然と僕も思いましたよ。

で、これ、歌ってる人がさらに驚きで。この人です!

はい。ストレンジャー・シングスのスティーブなんですよ!それがDJOの正体です。

彼、俳優の傍ら、2年前にアルバム・デビューしてまして、Tame Impalaみたいだとそこそこ評判だったんですけど、この曲はそのアルバムに入ってた曲で2年たってtik tokでバズってヒットしたわけです。

Tik tok、今ユニバーサルが引き上げたりしてダメージも受けてますがヒットは減りません。バカですよね。無駄な抵抗だと思います。だって上の三曲みたいのが流行るんだったら全然嫌じゃないんだもん。

ちなみに彼、ジョー・キーリーというのが俳優名なんですけど

NMEのインタビューでかなりの音楽通であることを披露しています。彼、大学がシカゴでその当時のシカゴのインディ・シーンについても熱く語ったりしてますよ。

あと5位の曲も行きたいんですけど、その前にこの話をしておきましょう。

年始に僕はこんな特集を組みました。

はい。このノア・カーンというシンガーソングライターがアメリカとイギリスでバカウケしてフェスでヘッドライナーまでやりはじめてるぞ、という話をしましたね。

それこそ、彼の「Stick Season」って曲も今年のはじめのSpotifyのグローバル・チャートで1位をとったんですけど、その彼は

アイルランドのシンガーソングライター、ホージアとデュエットもしたりしてるんですが

まさにそのホージアが5位なんですよ!

これが最新ヒットの「Too Sweet」。全英、全米で共にトップ10にも初登場。アメリカのSpotifyでは今、1位ですよ!

彼、2014年に「Take Me To Church」って曲が世界ヒットになって以降は「アルバムは売れるけどシングルは」って印象だったんですけど、シングルもこうやっていま、バカ売れ。今、フェスでもヘッドライナーのところ、増えてます!

すごい人気ですよ。彼の去年のアルバムは僕の去年の年間ベストでも15位にするくらい良かったんですけど、これでもう、今後はかなりビッグですね。

もう一曲だけ紹介しておきましょうかね。

これは2月のヒットですね。テディ・スウィムズの「Lose Control」。この人はアメリカの白人のソウルシンガーですけど、イギリスでもアメリカでも大ヒット。ビルボードのシングルでも1位になりましたからね!これも、少し前だったら考えられないヒットですよね。

  いやあ、本当にどうしたんだよ、って感じですよ。

だって今週、ビヨンセのアルバムが出てるのに、ビヨンセがこの辺の曲、抜けてないんですよ!それがまず驚きですよね。あれだけ世界で話題になってるのに。

さらに言えば先週にはFutureとMetro Boomin、さらにその前にはアリアナ・グランデが出てます。少し前だったらトップ10がその三組で独占されておかしくなかったのに、その三組がトップ3にも入れてないんですよ!これは本当に異例中の異例の事態だと思います。

同時に「ヒップホップや女性のセレブが強くて当たり前」という固定観念が、これ、覆されてる瞬間でもあると思います。特にヒップホップには響いてると思います。だって年始から21 Savage、カニエ、Futureとリリース・ラッシュなのに昔みたいに長く上位を独占できてない。それこそ、今日紹介した曲たちに勝ててないんですよ。

そして、これでも示されてると思うんですけど、ジワジワとロックの楽曲がヒットしてきてます。実際の話、ベンソン・ブーンを除いて全部、ビルボードのロックチャートにも入ってるんですよ。しかもベンソンも割りとロックっぽいというね。

これ、本当にさらにちょっと先にどういうことになるか。さらに見ものですよ。

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