先生かるた「あ」
①あせらず
②あてにせず
③あきらめず
④あなどらず
①あせらず
教師として子どもに関わるとすぐに子どもたちに変化を期待することがあります。心の中でそう思ってしまうことがあります。
でもそうして焦りすぎると,子どもたちはすごく窮屈に感じてしまうのではとも思います。
子どもは一人一人違うし,成長のペースだって違うはずなのに…。
なので,あせらず,ゆっくりでいいから子どもを見守れる姿勢をもちたいですね。
②あてにせず
期待すればするほど,その変化がない時には子どもたちに対して,こちらがイライラしてしまうこともあります。裏切られた気持ちにもなります。その期待を高めすぎず,彼らもまた一人の存在としてペースがあるのだと,あてにしすぎない姿勢も持ちたいですね。
③あきらめず
かといって,私たち大人,教師がかかわりをやめてしまうのではありません。それでもあきらめず関わり続けることが,肝要だと感じています。
愛情の反対は無関心
子どもたちへの愛情をもって,ゆっくりと,あきらめずにかかわり続ける先に何かがあるはずです。
④あなどらず
しかしながら,子どもたちは一人一人かけがえのない魅力的な存在。そしてその力は時として大人の想定を越えてくることがあります。
彼らの持っている力はこれくらいだろうとあなどらず,彼らがもっている力を信じることも必要です。1年生のこどもたちは「まだ小学生ではない」だけで,幼稚園や保育園では立派なリーダーだったという認識を抜きにして関わると,彼らは一気にお客さんになってしまいます。僕は昨年度1年生を担任していたので,「君たちができることは,知っているよ。君たちのできることを見つけて一緒にやっていこう」と投げかけました。
すると給食も,掃除も6年生の手を借りず,あっという間に自分たちでできるようになりました。
信じて,力をあなどらず任せてみることも必要です。
①~④の4つの「あ」。一見矛盾しているように感じますがそれぞれがつながり,それぞれのウェイトは人それぞれでいいので,少しこの「あ」を意識して子どもたちを見つめ直してはいかがですか?
今回の記事は5分で書きました。本当に投稿への腰が重かったのですが,これをきっかけに,「先生かるた」を短時間でまとめながら自分の考えをアウトプットできたらと思います。
次回は「い」ですね。「いい人ではなく○○のいい人になってほしい」について書こうと思います。
では。
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