Jリーグスローガン紹介2024【J1編】
さあ、2024年もスローガンの季節となってきました!!すさまじいスピードで花開いてはあっという間に散っていくスローガンの様を見て、井伏鱒二は「さよならだけが人生だ」とつぶやいたそうです。それでは、さっそくいってみましょう!
去年のJ1スローガンはこちら!
北海道
おそらくいずれ発表されるのですが、今年は非常に遅い!もう我慢できない、さっさと俺は射スロしたいんだ!!ということで、今年はスルーしたいと思います!時間が!時間がないんですよ!とりあえず今年は引き抜かれまくっているので「選手急募!未経験可!勤務時間応相談!アットホームな札幌ドームです!」でどうでしょうか。それでは、さっそく近くの野球チームのスローガンを見てみましょう!
ファンから公募という暴挙を行いましたが、「大航海」という無難なスローガンに収まりました。数多くの「歯が白すぎる」「バックネットが規定の距離じゃない」というスローガンが寄せられたことかと思いますが、なんとか跳ね除けましたね。新庄船長の船に乗った大航海に呼ばれたら、そこはかとない不安感がありますが大丈夫でしょうか。3日分の食料で太平洋横断しそうな予感がビンビンです。日ハムファンにおかれましては、難破しない、ビタミン不足で脚気にならない、インドとアメリカ大陸を間違えない、セイレーンの歌声に惹かれてちいかわ地獄編を作成しない、など諸々気をつけてください。それでは最後に、ずっと新庄監督が去年の言い訳してるスローガン紹介動画を見て楽しんでください。
鹿島
「ともに」「つなぐ」「こえる」「かわる」「みせる」「しんか」「いどむ」と7年連続でひらがな3文字のあと、昨年は「ひとつに」と4文字に増やしてきて我々スローガン鑑定士協会を震撼させた鹿島。今年は4文字をキープするか、それとも5文字にさらに増やしていくかと思われましたが、なんと3文字に戻してきました!私の去年の予想は「ゆずこしょう」だったので、惜しくも外れてしまいました。「わんつー」も可能性高いと思いましたが、それも違いました。さて、今年のひらがなは「かける」ということですが、これはだいぶ踏み込んできましたね。説明を読むと「ピッチを駆ける」「すべての力をかける」などを意図しているそうですが、我々としてはどうしてもそこに裏の意味を読み取ってしまいます。そう、「賭ける」ですよね。今年はポポヴィッチ監督という傍目にはギャンブル性の高い物件を選んでしまった鹿島なので、やはりその意味がないとは言わせません。早速期待のCBチャルシッチがメディカルテストで落ちて契約できずと暗雲が漂っていますが、今年の鹿島の命運やいかに。私はポポヴィッチ、ヤンツー、カリーレの3連単でフィニッシュに3000エレケ賭けでいきますね。さて、来年のスローガンはどうなるでしょうか。私は「いきものがかり」だと思います!それでは、同じ街の野球チームの2023年のスローガンを見てみましょう!
めちゃくちゃにバッターが分身してる!どうですか、この鉄の規律と拳のスローガン。「礼節」「おごり」「犠牲」などパワーワードが踊っています。やはりですね、鹿島というストイックな土地ではこれくらいのパンチのあるスローガンじゃないとケジメがつかないんですよ。鹿島も来年は「こぶし」とか「せいさい」とか「しゅくせい」とか「ちのだいしょう」にしてください!よろしくお願いしますね!
浦和
おそらく今年もなしでしょう!!個人的には「天皇杯なんていらない」がオススメなのですが、採否はお任せいたします!それでは同じ県の野球チームを見てみましょう!
思わずTwitterで「正気か?」とつぶやいてしまいましたが、松井稼頭央監督が「自然と出てきた言葉でありました」と言っているので、たぶん正気ではないと思います。しかもなぜこんな下手な習字を……と思ったら、毎年書初めをしていた達筆の選手が戒めFAにより球団を離れてしまったからということ。スローガン界にも影響したその移籍によるダメージは計り知れません。移籍先でも「戒め」で書初めをしてほしいものです。
柏
ネルちゃんはネルネルしてしまいましたが、たぶん今年も「VITORIA」でいいんですよね?ネルシーニョだからVITORIAだと思ってたんですが、井原さんでも継続。VITORIA汁を今年も滴らせていこうという目論見のようです。去年はぎりぎり降格をVITORIAしましたが、今年もぜひ残留VITORIAしていきましょう。→新体制発表会で「No REYSOL, No LIFE」がスローガンっぽいものとして発表されたという情報もありました!が、よくわかりませんのでスルー!
さて、同じ県のバスケチームを見てみましょう!
ウブントゥ。いや、めちゃくちゃ言いたいことはわかるんですよ。思いやりを持ってみんなで助け合っていこうぜ、っていう精神、わかります。ただ、どうしても語感で笑ってしまうんですよ。なんでしょうね、サッカーだとニャホ・ニャホ=タマクロー現象と言いますか、その言葉を聞いた瞬間にガーナサッカー協会会長であるという意味が雲散霧消してしまうという、破壊力全振りの言葉なんです。すっごい深刻な場面でも、「ウブントゥしてもらえたら」と言われると、どうしても我慢できないでしょう。柏も見習ってウブントゥ並の破壊力の言葉をぶっ込んできてください。ヴィトントゥとかでいいと思います。
FC東京
たぶんFC東京は今年もスローガン継続です。しかし、何度見てもいいですね、このエモさは。「ボールをつなぐ。前に。その先に。」の倒置法コンボで体力ゲージ半分持っていかれますからね。ガード不可です。「ピッチの上で、ピッチの外で。」とかもう死体蹴りですよ。そして、これに対抗できるのは、やはり我らが東京アースフレンズのエモしかないわけですよ。
この行間と改行ができるのは、アースフレンズかテキストサイトだけです。何行も書いてますが、だいたい各段落で言ってること同じですからね。昨年はエモ満載説明から最後に「アスフレ一揆」に分岐してとんでもないことになりましたが、今年は無難なところに着地して一安心です。FC東京とアースフレンズで、渋谷の路上でエモラップバトルをサイファーしてください。そして、この2チームのエモとはかけ離れた、社会人野球チームのスローガンも紹介しましょう。
共越???????説明がないので全く意味がわかりません!!!サブスローガンの「さらなる領域へ」もよくわからないのですが、これはあれですか、本拠地が八王子なので、山梨を併呑していくということ?ですか?ともかくわからない、なんか怖いです。あと、セガサミーの去年のスローガンを調べていたら、ニュースを見つけたのです。しかし、中を覗いてみると、何もないんですよ。
スローガンが決定したというニュースを伝えただけで、スローガン自体はどこにも見当たりません。これは「何もないことがスローガン」、「一切は無である」という色即是空思想の現れということでしょうか。なんで野球なんかやってるんですか。怖い、とにかく怖いです。セガサミーが今年何を仕掛けてくるのか目が離せません。
東京V
今年も新体制発表会でスローガンも公開されてました。「UNITE AS 1」で継続ですね。J1に上がってきた勢いそのままに「まだJ2で疲弊してるの?」などと某千葉や某清水を煽り散らかしてくるかと思いましたが、さすがにそこは自重したようです。個人的には「こっちはゆで卵なげてやるぞ」と某ガス方面を煽るのもいいかと思います。正直言うと、継続だとあんまり言うことはありません。なので、緑繋がりということで、某J3チームのスローガンを紹介しておきます!
「ツヨクナル」、カタカナで書かれると「オレ、ニンゲンスキ、デモ、ニンゲン、オレノコトキラウ」と森から降りてきた悲しきビッグフットがどうしても思い浮かんでしまいますね。なぜカタカナなのか説明はありませんし、「将棋の駒のように進化していく『成る』、物事が成功することの『就る』、そうした様々な『ナル』を経て大きく成長し羽ばたいていく」というかなりの大技が炸裂していて、その後に「何10キロ」という「さすがにその表記はおかしいだろ」と続くのもさすが。あと、「ステークホルダー」って言葉を連呼してるんですが、まあスポンサー向けの文書ならいいんですけど、一般ファンが目にする文章に出すのはあんまりよくないと思いますね。こういう目が滑る横文字を見ると「ニンゲンオレノコトキライ、オレモリニカエル、ツイデニナガノヲホロボス」と悲しきモンスターになってしまいそうなので、みんなどんどんOne Soulしていきましょう!
町田
今、Jナンバーワンイキりクラブの座をクリアソン新宿と争っている町田ですが、J1昇格の勢いそのままに、そのイキりをスローガンにぶつけてきました。町田の歴史だけでなくJリーグの歴史も作っていくという力強い宣言。早速、町田は保有選手38人という掟破りで新歴史をメイク。
これ自体は全然違法でもなんでもないので構いません。ただ、こういう「そうはやらんやろ」というルールの穴をハックしていくのって、たいていの場合金がかかるのでやらないんですけど、やっぱ金があると色々できていいですね。A契約の枠どうすんの?と編成担当の胃が痛くなりそうな感じですが、ともかくもまずは1つのNew HistoryをMakeしました。町田はこのままの勢いで「ピッチ上に12人いるけどいつまでバレないか」「こっそり神奈川から東京に所属を移しても問題ないか」などのギリギリの線を今年は攻め続けてほしいものです。と思ったんですが、東スポ記事において黒田監督が大悪党パワーワードをぶち込んで来たので、もう今年のスローガンは「足元チャカチャカ」でいいんじゃないですかね。
川崎
相変わらずスローガンをキャッチフレーズと言い張る川崎です。強情ですね、上の口ではキャッチフレーズって言ってても、下の口ではスローガンって言ってるんじゃないですか?毎年、デザインがかっこいいのも変わらずです。今年は「Mind-1」ということですが、かなりギリギリ英語で攻めてきました。「One」とアルファベットだとスローガン的にオッケーなのですが、数字になると成分不明の謎の薬感が出てきますね、Mind-1。用法・用量は是非守っていただきたいものです。ただ、やはり川崎のうまいところは、このMind-1について曖昧な説明に終始しているというところですよね。「今シーズン私たちは、次のステージに出かけようとしている。フロンターレらしさを深化させ、その存在感を進化させ、どんどん新陳代謝を繰り返しながら。その原動力こそが、栄光の瞬間も、辛酸の時間も、たゆまなく築き上げてきた「Mind-1」の精神。」ということらしいですが、何言ってるかわかりますか?私にはわかりません。ただ、スローガンというものはそういうのでいいのですよね。なんとなーく、さりげなーくな感じでいきましょう。どうせ誰も覚えてないんだし。というわけで、それとは真逆な路線を唐突に打ち出してきた某軍のスローガンをご覧ください!
タレコミをもらって見たのですが、春季キャンプのキャッチフレーズという聞いたこともないものを作成したようです。やはりこれくらい狂ってほしいですね。「笑うアベには福来たる~新風の先に笑顔のSeptember~」とか、正常な神経をしていては考え付かない文字列ですよ。しかもアベ監督の笑顔がこれでもかというくらいに不気味ですし、「新風の先に笑顔のSeptember」がちょっと語呂がいいのもなんかムカつきます。ちょっと疲れてるようなので、お薬「Mind-1」を出しときますね。大丈夫です、副作用も何もありませんし、不安も恐怖も綺麗に消え、あなたは幸福な毎日を送れます。大丈夫です、副作用も何もありませんし、不安も恐怖も綺麗に消え、あなたは幸福な毎日を送れます。大丈夫です、副作用も何もありませんし、不安も恐怖も綺麗に消え、あなたは幸福な毎日を送れます。大丈夫です、副作用も何もありませんし、不安も恐怖も綺麗に消え、あなたは幸福な毎日を送れます。
横浜FM
横浜FMは今年も継続です。新監督にあのハリー・キューウェルが就任したのだから、オーストラリア路線が続いているのでオージースローガンでもよかったのに、と思います。「カンガルーのように殴り、コアラのように眠る」とかでいいんじゃないですか、蝶のように舞い、蜂のように刺すみたいな感じで。だめですか、わがままですね。それでは、同じ街の野球チームの……と思ったのですが、けっこう発表が先なのでスルーします。いつまでも俺が待ってやると思うなよ、ベイスターズ!!!代わりに、アイスホッケーチームの2年前のスローガンを紹介します!
「ぐぐぐ。」!?? 「悔しさをストレートに押し出し」って、ぐぐぐじゃ全然ストレートじゃなくない!?もっと「くやしい!」とか「ちくしょー!」とかあるじゃん!?「ぐぐぐ」はストレートじゃなくてナックルカーブでしょ!でも、よくよく画像を見てみたら、「28戦26敗、ホーム全敗」で悔しいとか言ってる場合じゃない成績でびっくりしました!!もっと!!!怒れ!!!
湘南
来ましたね、ダジャレムーブ。継続していた「BELIEVE」をやめて、信仰を捨てたようです。棄教は民族の歴史のハイライト、胸を張っていきましょう。「一戦必湘」については「ダジャレである」という以外に特別な意味はないので、スルーします。湘南の注目はサブスローガンで、一昨年は「新湘南」で新興マンションタウン感を出し、昨年は「road to the future」で新車発売感を出しましたが、今年は「勝利を掴め、俺たちらしく」というサブスローガンを持ってきました。ものすごく普通のサブスローガンでちょっと私も困惑しております。やはりですね、メインスローガンはジャブで牽制し、サブスローガンで渾身の右ストレートを打つというのが定石でしょう。ちょうどいい例がありますので、地域は離れていますが、J3のチームのスローガンを見てみましょうか。
どっちがメインでどっちがサブだかわからない!その上に両方で殴りに来てる!そして、なんか画像がおかしい!「KATALLER」が隠れてしまっている!やはり富山は気合が違う!さらによくよく見たら、ページのアドレスもおかしい!!強すぎる!!
新潟
一昨年の「より攻撃的に!!」、昨年の「更なる飛躍!!」に続いて、新潟は「!」マークでごり押していく方針を貫きました。もはや主役は「!」であり、その前にどんな言葉があったとしても誰も気にしなくなっていることでしょう。今なら「増税!!!!!!!!!」とか書いても大丈夫なんじゃないでしょうか、松橋監督はメガネもかけてないことですし。新潟はこのままのビックリ路線を着々と歩んでいって欲しいものです。最終的には「!!!!!!!!!」と言葉が消える状態までいくことが目標となりますね。「全ての言葉は無意味である」という前衛的メッセージを込めたポストモダニズムスローガンの先駆者として、あるいはシュルレアリスム文学復活の旗手としてJリーグをぜひ牽引していってもらいたいです。それでは、同じ街のバスケチームのスローガンを見ていきましょう!!!!!!!!!!!
パワー!!!!新潟には勢いしかないのか!!!そして、現在の新潟アルビレックスBBの成績はB2で5勝27敗であり、B2の最下位です!!パワー!!!
磐田
今年もスローガンはなし。静岡なのですから、清水と同じようにグイグイ来て欲しいものですが、つれないですね。ただ、なんかクラブ理念というスローガンみたいなものがあることを発見しました。全体を貫く自己啓発感がロイヤルコペンハーゲンの皿みたいな柄に包まれていて、そこはかとなくアフタヌーンティーっぽくなっていていいですね。特に「研鑽」「感謝」「利他」あたりがすごく啓発っていて、「あ、これ以上話を聞くのはなんかまずそうだな」という、音信不通だった同級生に急に深夜のファミレスに呼ばれた感覚を思い出しました。忘れましょう、このことは。というわけで、全然関係ないけど今年J3に落ちてしまったチームのスローガンを紹介しましょう!
信長の野望か!!!!おまけに今「Z」はロシア的に色々まずいのではないか!!?
名古屋
なんと名古屋はスローガンをやめるそうです!2023年「つむぐ」、2022年「未来へ」など、近年は「なんか言ってそうだけど特に何も言ってない」系に舵を切っていましたが、スローガン廃止はかなり大きな決断となりました。代わりに「グランパスファミリーステートメント」と題して、Never Give Up for the win.」「Challenge for the Top.」「Open Mind for the Grampus Family」を掲げるそうです。正直なんでも構わないと思いますので、言及は避けたいと思います。2年後くらいに、しれっとまたスローガンを発表してるに3000ターレスをベットです。さて、同じ街の野球チームいってみましょうか!
「我々は挑戦者でもあるため」というところに、「お前らが挑戦者じゃなかったら誰が挑戦者なんだ」と声が出かかりましたがやめておきます。昨年は米騒動などで球界を賑わしたドラゴンズですが、その件については一切触れず。触れられてもこちらも困ってしまいますが、やはりスルーするのはコンプライアンス的にもよくないでしょう。そこで私が考えます。「昇竜白米 Rice goes by……」とかどうでしょうか。さすがに2秒で考えたので唐突感がすごいですね。ぜひ使ってください。
京都
今年も京都はデュアルスローガン体制です。どっちかがチームスローガンで、どっちかがクラブスローガンですが、どっちでも好きにしてください。昨今、スローガンを出さないチームが増えている中で、「俺は出すぞ!」という心意気を感じて嬉しい限りですね。まず、「共創」という地方創生スローガンですが、すでに2022年に山口がこのスローガンのもとで古民家のリノベをしてカフェにしています。しかし、サブスローガンの「喜び・夢・感動をもっと」でぐっと国体感も出してきているので、もはや次に京都で国体が開かれるときにはこのスローガンでいいんじゃないでしょうか。そして、次が強い。「強く超える」です。よくよく考えると何言ってるのかわからないんですけど、ともかく「強」と「超」というパワー字面で乗り切っています。スローガン界の雲丹乗せA5和牛丼ですよ(金粉を散らして)。書家の祥洲さんの筆も力強過ぎですし、説明も炎のセンタリングです。その分、バランスをとってサブスローガンは「進化、深化、真価」という、スローガン界凡庸スリーカードを持ってきたのはいい判断だと思います。ここでサブスローガンに「AK47をぶっ放せ」「兵庫・大阪を属国に」だと許容量を超えてしまいますからね。説明の最後に「そんなチームになりたい」と宮沢賢治メソッドを持ってきているのも、中和の意味合いだと思います。ただ、来年は振り切ったパワースローガンを見たいので、サブスローガンに「リメンバー蛤御門の変」とかどうでしょうか。お待ちしています。
G大阪
継続スローガンなので特に言うことはありません!!できることなら「大阪万博を火の海に」「忘れてないぞ、溝畑」などというスローガンにして欲しいものですが、叶わぬ夢となりました。年末にガンバファン数人と話しましたが、最後連敗で終わったポヤトス監督で大丈夫なん?って聞いたら「継続は力……継続は力です……」と揃って念仏のように唱えていたので、「継続は力」をスローガンにポヤトスオールベットしてもよかったのではいでしょうか。それでは同じ街のバスケチームいってみましょう!
J2編で後述しますが、めっちゃくちゃ仙台とかぶっています!呪いのスローガン「PASSION」については、J2編仙台の項で!!!そして、昨年からJ3に上がってきたFC大阪のスローガンもついでに見ておきます!
スローガンは「絶対」だそうです。なんか小学生の約束みたいですね。「明日、遊ぼうな!絶対だかんな!」と夕暮れの交差点で叫んでる小学生の姿が思い浮かびます。それと、「FC大阪 スローガン」で検索すると、なぜか「FC大阪 胡散臭い」が候補にあがってくるのはかわいそうすぎるのでなんとかしてあげてください。
C大阪
こちらも継続スローガン!!大阪のJ1チームはスローガンを捨てた!悲しいことですが、事実です。でも、説明は何回読んでもいいスローガンポエムですよね。名作は色褪せません。さて、近くの野球チームのスローガンを紹介しましょう!
今ハチャメチャに調子に乗ってるチーム、それが阪神です。そして、今年もアレです。アレがゴーズオンだそうです。もう優勝したんですから、優勝って言っちゃっていいじゃない、という気もいするんですが、「チャレンジャーとして挑み続ける」のでアレだそうです。正直全く理解できませんが、まあ阪神がそれでいいと言うならそうなんでしょう。「ARE」からそれぞれ頭文字をとって「Aim」「Respect」「Empower」としているのですが、本当に適当に思いついた順に英語を書いてる感じでとてもいいですね。どうせなら「Ahoちゃうんか、中田とか取って」「Rongaiだろ白米食わせないとか」「Eikyuに最下位やってろ」などと某ドラゴンズをディスる方向の頭文字を使ってほしかったので、来年ご検討ください。
神戸
「まずはアジアNo.1を目指す前に日本のナンバーワンを目指しなさい」と安西監督みたいなことを言っていたら、ほんとに日本のナンバーワンになってしまいました。ですが、スローガンはおそらくそのまま。どうせ優勝したのですから「一回優勝してから言ってくれる???www」「いやー、J王者つれーわー、ACLつれーわー、寝てねーわーwww」などと草生やしまくって煽り散らかしてやったらよかったのにと思います。それでは、近くの野球チームのスローガンを見ましょう!
ほんとに草生やしてどうする!!!!「4つのV」で偽装しようとしてるけど、説明は完全にアルファベットのWじゃないか!いい加減にしろ!!
広島
2022年に「ぶちあつ!」を掲げて以来、そのIQの低さが心地よかったのか、ずっと継続を続けています。「『シン・ぶちあつ!』をスローガンに掲げ、さらにバージョンアップした「ぶちあつ」なサッカーを皆様にお見せします」なんて、正気で言うことはできないんですよ。今年の注目は4段落目です。相変わらず「ぶちあつ」の説明をコピペでしていますが、すごいのはその後。「『新』スタジアムで、『進』化したサッカーを展開し、自分と仲間を『信』じて戦い、タイトル獲得を果たし『真』の王者となる」と、「シン」という言葉に「新・進・信・真」という4つの漢字をかけるという、漢字界王拳4倍を放っているじゃないですか!スローガン界において同音の漢字を重ね合わせる漢字界王拳は体に負担がかかるのでせいぜい3倍までというのが定説ですが、4倍を平気でやってくるのは並大抵の覚悟ではありません。やはり同郷の野球チームと同様にイカれているとしか言わざるを得ないでしょう。その後になぜかロゴに3本の矢を隠すという謎ムーブを続けているのも頷けます。ですが、我々の気持ちとしては、「矢がどこに潜んでいるのかわからない」のではなくて、「矢がどこにあろうと特に探す気にならない」であることはお伝えしておきます。さて、では問題作を見てみましょうか!
サンフレッチェがどれだけ傾奇者を目指そうが、やはり本物の狂人には勝てないという思いを強くするばかりです。説明を読んでも何もわかりません。新井監督の「本当に斬新なキャッチフレーズだなと、今からやる気になっております。」とか、堂林の「 来シーズン多くのファンの皆様に「しゃ!」と喜んでいただけるように、頑張りたいと思います。」という適当なコメントが最高ですね。あと、微妙に説明に半角スペースがところどころ入っているのが単なるミスなのか、何かの意図なのかわからなくて怖いです。矢!?もしかしてこのスペースにも矢が隠れている!!?
福岡
福岡は継続です。クラブ初タイトルを獲得したのだから「タイトル取ってないクラブは全部J2でよくない?」とかのスローガンにしてイキってもよかったのに、全くブレません。その制度だと自動的にジェフも昇格するので協力するつもりでしたが、がっかりです。毎年、感動と勝ちだけにこだわるのはよくないと思うので、今年は「感動と勝ちとイエローカードにこだわる」でどうでしょうか。去年はベスト3に入れませんでしたし。と思ってたら、福岡はスローガンとは別にテーマというものがあるようです!
「JUMP!」です!特に感想はありません!それでは、同じ街の野球チームのスローガンを見ていきましょう!
どうよ、この狂いっぷり?去年は「鷹!鷹!鷹!(おう!おう!おう!)」という無理矢理難度S級で挑みましたが、今年の無理矢理難度もフロントサイドダブルコーク1440級できました。「VIVA」を「美破」に変換する特攻の拓精神もさることながら、「美とは、目標に挑み続ける情熱。」と完全な美に関する誤認識を4連投してきます。大谷翔平なら軽々とスタンド上段に放り込む、完全な棒球ですよね。そして、最後には「どんな高い壁も打ち破っていこう!」とぶち上げていますが、某戒めFAによる和田プロテクト失敗という自分で勝手に作り上げた高い壁を乗り越えていこうという強い意識の表れと受け取りました。こんなこと言われても小久保新監督も困ると思います。新監督のキャラクターを生かして、「NO MORE 脱税!!!」とかでもよかったんじゃないでしょうか。ともかく、今年はどんどんビバっていってほしいものです。
鳥栖
昨年は「信~Believe~」でエモ路線を貫いてきましたが、ついに西のエモスローガンの雄・鳥栖が方針転換をしました。なんということでしょう、本当に残念としか言いようがありません。あのエモさの極みだったスローガンポエムもただの説明になってしまい、「え??あ~、昔のことですよww なんであんなことやってたんですかねwww 最近?最近のマイブームはサウナでチルですねww」と昔好きだった無茶してた学生Youtuberが普通の社会人になっていた時のような寂しさを感じてしまいます。ああ、鳥栖は真人間になってしまった、もうあの魂の咆哮のようなスローガンは聞けないのでしょうか……。でも諦めてはいけません。一見まともに見える説明ですが、「今年のスローガンの「しん」ですが、皆さんもご存じの通り、「進」の意味は、 前に進む、すすめるという意味合いが強い」と急にご存じのことを強調してきたり、何の脈絡もなく「川井健太監督 3 年目のシーズンを集大成の年にしたいと言う思いも込めて「しん」となりました!」と言ったり、そして、最後は急に「We Are SAGAN!」と叫んで終わり。あまりにも不自然ではありませんか?そう思って、よくよくスローガンを見返してみると、「しん」が「進」ではなく「神」を意味していることがわかり、説明の中に「すすめる」「集大成」という黙示録を示唆する言葉があることに気づきます。そして「SAGAN」のGをBに変えてIを足して入れ替えると「BANSAI」すなわち「万歳」になってこれも終わりを意味することがわかるでしょう。そう、このスローガンは鳥栖からSOSだったのです!人類は滅亡する!それでは、同じ県のバスケチームを見てみましょう!
ハチャメチャすぎるでしょ、どうなってんの。でもね、これくらいだとアナグラムの可能性は下がりますね。佐賀は出れるけど入られへん!!!
J2編はこちら!
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