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東京マンガレビュアーズ厳選おすすめ漫画レビュー

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東京マンガレビュアーズの三桁を超えるレビューの中でも、面白い!これは売れた!など、特徴的なレビューを編集部で厳選してまとめていきます。ぜひご覧ください。
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#松山洋

漫画で苦手な人続出の”アノ”シーンに見る、アニメ『呪術廻戦』の読者獲得戦略

週刊少年ジャンプで好評連載中の『呪術廻戦』のテレビアニメの放送がスタートしました。 テレビアニメの第1話をご覧になった方は、既にそのクオリティの高さに驚かれたことと思いますが、今回はそのテレビアニメ第1話の演出と漫画原作の違いを解説することによって、本作の魅力を紹介したいと思います。 『呪術廻戦』という作品は週刊少年ジャンプで連載している少年漫画です。が、やや王道とはかけはなれた部分があるのが特徴です。普通の漫画に出て来ないようなキャラクターが多く…いや、ほぼまともな人間

ダサくて古臭くてウザくて今まで観る気にもなれなかった大嫌いなヤマトの印象を打ち砕いてくれた『宇宙戦艦ヤマト2199』

『宇宙戦艦ヤマト』が嫌いでした。 “苦手”ではなく“嫌い”。ハッキリとそう認識していました。あんな有名な作品を!?名作なのに!?と驚かれるかもしれませんが。あくまで個人の感覚・感想だと思ってください。 そもそもTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』が放映されたのは1974年。私は当時4歳でした。完全に“世代ではない”んですよ。私よりも“上の世代”の方々のモノという印象でした。 ただ、物心ついた頃にはすでにブームのあとの“すごい作品”という印象だけが付いて回っていて。観てないやつは