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嫌われても気にしない

あなたは、他人の批判や怒り、悪口などの負の感情にどれだけ耐えられますか?

人によってもかなり差があると思います。

他人に少し嫌な顔をされるだけでも、とても耐えられない人もいるでしょうし、逆に何を言われても気にならない人もいると思います。

ただ、やはり多少なりとも他人の反応を気にしてしまう人が多いのではないでしょうか。

こうした他人の反応をうかがうのは、ある意味では必要なことです。

人間は社会を形成して生きていますので、他人と関わる必要があります。

だから、他人の感情に反応する機能が人には備わっているのでしょう。

こうした他者の反応を読み取る力を、社会的認知と言います。

この社会的認知に影響を与えると言われるホルモンがあります。

オキシトシンとバソプレシンという二つのホルモンは、社会的認知に影響を与えます。

ようは、他人の感情に対する反応が、このホルモンによって変わってくるということです。

今回は、このオキシトシンバソプレシンという二つのホルモンが、脳にどのような影響を与えるのかを調べた、脳科学的な研究をご紹介します。

Effects of Oxytocin and Vasopressin on Preferential Brain Responses to Negative Social Feedback. Neuropsychopharmacology. 2017(論文タイトル、雑誌名、発表年)

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