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LSDが精神科の治療になるかも?

日本では様々な薬物が禁止されています。

その中の一つにLSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)というものがあります。

これは脳のセロトニンという物質を受け取る装置である、セロトニン受容体に作用して、幻覚を起こす薬物です。

セロトニンとは、うつ病や不安障害などの精神疾患にも関係する物質です。

こうした作用を持つLSDですが、依存性は比較的低く、かつては精神科の治療として使えるのではないかと研究されていたこともありました。

その後、しばらく下火になっていたようですが、最近になってまた研究されてきているようで、今回は、LSDが人間の感情にどう作用するのかを調べた研究をご紹介します。

こちらは、スイスで行われた研究になります。

LSD Acutely Impairs Fear Recognition and Enhances Emotional Empathy and Sociality. Neuropsychopharmacology. 2016.(論文タイトル、雑誌名、発表年)

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