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笑いの脳科学

みなさんは、日々の生活で笑っていますか?

人間には感情があり、楽しい、おかしいときなどに笑います。

笑いのない生活というのも、味気ないものです。

他にも、相手に自分は楽しいと意思表示するときにも笑います。

話し相手が冗談を言ったときに、「面白い」と言う代わりに笑ったりもします。

また、自分が冗談を言ったときに、それが冗談だと分かってもらうために、あえて笑うこともあるでしょう。

笑いはコミュニケーションの大事なツールでもあるわけです。

まあ、こんな感じで色々と笑うわけですが、今回は脳の障害によって笑いが無くなるという話をしたいと思います。

認知症によって、笑いに変化が出るかどうか調べた研究を紹介します。

Observing conversational laughter in frontotemporal dementia. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2017(論文名、雑誌名、発表年)

これはアメリカの研究ですね。

日本人とは笑う場面が多少違うと思いますから、アメリカの映画やドラマを想像しながら読んでみてください。

この研究では、認知症になった人と、その方を介護する家族が会話するときに、どれだけ笑いがあるかを測定したようです。

一言に認知症といっても種類は様々で、認知症の種類が違うと障害される場所も違ってきたりします。

また、認知症は物忘れだけでなく、精神的な変化だったり、性格が変わったりする病気でもあります。

このため、認知症によって笑いが多くなったり、少なくなったりという変化が出てきます。

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